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      <title>日刊埼玉西武ライオンズ</title>
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      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2012</copyright>
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         <title>#43 桟原将司</title>
         <description><![CDATA[<font color="#143d69" size="+2">#43 <strong>桟原将司</strong> - Masashi Sajikihara</font><br>
<br>
リリーバー、右投右打<br>
２００３年ドラフト４巡目<br>
大阪桐蔭高～新日本製鐵広畑～阪神～埼玉西武ライオンズ<br>
大阪府出身、１９８２年８月２１日生、１８３ｃｍ / ９０ｋｇ
<hr>
桟原投手と言えば２００４年、ルーキーながら阪神タイガースのリリーフの一角を担い、見事な活躍を見せた投手だった。途中調子を落とした時期もあったようだが終盤には再び持ち直し、４４試合で５４イニングを投げ、３.４８という即戦力の名に相応しい一年目となった。だがこの成績が実質、これまでの桟原投手のキャリアイヤーとなってしまっている。<br>
<br>
桟原投手のフォームは独特だ。筆者は映像でしか見たことがないのだが、セットからテイクバックに移行していく際の右腕の動きが非常に面白い。まるで阪急ブレーブスの山沖之彦投手のように、右腕を体に沿って隠してしまう。いわゆる変則フォームであるのだが、打者からすれば慣れなければ攻略するのは難しいだろう。<br>
<br>
ただ筆者には気になる点がある。それは、腕を体の影に隠し打者を幻惑してはいるのだが、その腕が体の影から出たあとは、腕が遠回りしているのだ。これでは変則投法のメリットを最大限に活かし切ることはできない。<br>
<br>
例えばタイプで言うならば、エース<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16hideaki_wakui.php" target="_self">涌井秀章投手</a>や、現役時代の<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺久信投手</a>が同じであると言える。涌井投手の場合もテイクバックからコッキング（テイクバックからトップに持っていく動作）までの腕の動きを体の影に隠し、アクセラレーション（加速期）まで打者にボールを見せないようにしている。いわゆる“スモーキー”ピッチャーで、ボールが煙の中から突然飛んでくるように打者には見える。渡辺久信投手も同様で、テイクバック時の右腕は体の影に沿わせ、真下に下ろしていくことで打者からボールの出所が見えにくい投げ方をしていた。渡辺久信投手もやはり、今思えばスモーキーだった。<br>
<br>
だが桟原投手の場合、右腕を体の影に隠すものの、それがすぐに打者が見える位置に出て来てしまうのだ。筆者が見た映像は昨年の、育成契約期間の桟原投手のフォームであるのだが、もし今もまったく同じフォームで投げているのであれば、これは非常にもったいないことだ。せっかく打者から見えにくい変則フォームで投げているのだからその利点を最大限に活かし、テイクバックだけではなく、コッキングも体の影に隠し続けるべきだろう。そうすれば桟原投手も完全なスモーキーになれるはずで、２００４年をこのままキャリアイヤーで終わらせることもなくなるはずだ。<br>
<br>
桟原投手にとりライオンズはやりやすい環境であると思う。阪神時代の同僚である<a href="http://daily-lions.com/2009/12/45taiyo_fujita.php" target="_self">藤田太陽投手</a>もいるし、大阪桐蔭高校で１学年下だった<a href="http://daily-lions.com/2009/04/60takeya_nakamura.php" target="_self">中村剛也選手</a>もいる。そして先述した通り、同じタイプであるスモーキーピッチャーの先輩・渡辺久信監督と、エース涌井秀章投手もいる。ライオンズに馴染める環境も、技術を向上させられる要素も豊富にあるのだ。<br>
<br>
この冬、桟原投手は阪神から戦力外通告を受けたわけだが、この戦力外通告は桟原投手にとっては大きなプラスになるはずだと筆者は確信している。阪神時代はなかなか能力を発揮することができなかったが、ライオンズであれば必ずや能力を発揮できるだけの成長を遂げられるはずだ。スライダー、シンカーを駆使するツーレーンピッチャーとして、桟原投手には藤田太陽投手とともに、ライオンズの１軍ブルペンには絶対に欠かせない存在へとなっていって欲しい。]]></description>
         <link>http://daily-lions.com/2012/02/43masashi_sajikihara.php</link>
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         <pubDate>Mon, 06 Feb 2012 17:54:13 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>岸孝之投手がエースの座を狙うために必要なこと</title>
         <description><![CDATA[恐らく２０１２年今季、昨季の悔しさを今なお強く持ち続けるエース<A href="http://daily-lions.com/2009/04/16hideaki_wakui.php" target="_self">涌井秀章投手</A>は、ダルビッシュ投手の抜けたパ・リーグに於いて頭ひとつ飛び抜けるような活躍を見せてくれるはずだ。涌井投手の写真や映像などを見ても、今季にかける強い思いをヒシヒシと感じることができる。そしてもう１人、昨年悔しい思いをしていたのが<A href="http://daily-lions.com/2009/04/11takayuki_kishi.php" target="_self">岸孝之投手</A>だ。果たして岸投手は今季、故障なく１年間ローテーションを守り、涌井投手のエースの座を脅かす存在になって行けるだろうか。<br>
<br>
岸投手はこの２年間で肩と脇腹を痛めたわけだが、トレーニングコーチと相談をした結果、その原因がコア（腹筋周りなど）の弱さにあると判断したようだ。そのためオフの自主トレでは腹筋に重点を置きトレーニングを積んできたと言う。そしてもちろん腹筋だけではなく、体全体の筋肉を強くしてきた今季の岸投手のボールには、今までにない強さがあると筆者は見聞きしている。まだ実際に敵チームの打者を相手に投げていない現時点では何とも言えないわけだが、しかしここまでの話を総括すると、今季の岸投手にはかなり大きな期待を寄せても良さそうだ。<br>
<br>
さて、ここ２年間の岸投手は故障に苦しみ続けたわけだが、その点以外でも涌井投手に劣っている面がいくつかある。その最も大きなポイントは通算被本塁打率だ。涌井投手の数字は１.９％で、打者１００人と対戦しても２本以上のホームランを打たれることはない。しかし岸投手のこの数字は２.３％で、涌井投手よりも４ポイントも数字が高くなっている。完投をして、９イニングで４０人の打者と対戦すると仮定すると、岸投手はほとんど毎試合で１本ずつホームランを打たれている、という計算が成り立つ。<br>
<br>
マウンドに立って打者と対戦している限り、投手はホームランを打たれることは決して怖れてはいけない。しかしそれと同じように、打者にホームランを打たせてはならない。その理由は至ってシンプルで、ホームランを打たれてしまうと無条件で１点以上の失点を増やしてしまうからだ。そしてホームランはスタジアムのボルテージを高揚させる。相手チームのベンチ、ファンのボルテージは一度上がってしまうと、なかなかそれを止めることはできなくなってしまう。するとその後を継いだピッチャーたちも、連鎖的に打ち込まれてしまうという悪循環が生まれる。<br>
<br>
ホームランを打たれることは仕方がない。しかし先発ピッチャーである限り、数試合に１回２回は必ずリリーフ陣のサポートを受けなければならない。その時、試合を鎮めた状態でリリーフを仰ぐのか、敵のボルテージを上げてしまった状態でリリーフを仰ぐのかでは天と地ほどの違いが生じる。筆者が今季岸投手に求めたいのはまさにこの点で、リリーフで登場してくる投手たちに、楽な場面でマウンドに登ってもらう、そのような状況を継続的に作ることのできる投手になって欲しいのだ。<br>
<br>
例えスーパーエースだったとしても、年間約３０試合の先発機会すべてで完投をすることはできない。涌井投手が１１完投でリーグ最多完投数を記録した２００９年であっても、完投率は４１％だった。つまり３０試合（２００９年の涌井投手は２７登板）に登板しても、１７～１８試合でリリーフを仰ぐこととなる。<br>
<br>
岸投手が今季、本気で涌井投手からエースの称号を奪い取りに行こうとするのであれば、ノックアウトでの降板は年間で多くても２～３試合に留めなければならない。エースならば、降板するにも次の投手の投げやすい状況までしっかりと踏まえ、強い責任感を持って投げなければならない。<br>
<br>
涌井投手はもちろんのこと、岸投手もそのレベルに到達できるだけの資質は持っているはずだ。だからこそ<A href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺久信監督</A>も今季の開幕投手を明言することなく、複数の投手たちに競争をするよう仕向けたのだろう。そして渡辺監督の頭の中にある複数の投手たちとは、もちろん涌井投手と岸投手の２人であるはずだ。この２人がさらに高いレベルでしのぎを削り合えるようにならなければ、今季渡辺監督が目指している投手力で勝つ野球も実現不可能だ。<br>
<br>
ライオンズが今季投手王国と評され、その力を中心に日本一を目指して行くためにも、岸孝之投手は我々ファンの期待以上の活躍を魅せてくれなければならない。だがもし岸投手が本当にそれだけの高いレベルのピッチングを年間を通して披露してくれるならば、ライオンズの優勝はますます強い現実味を帯び始めるだろう。そして１年後に行われる第３回ＷＢＣに於いても、涌井投手・岸投手を中心にし日本の三連覇を達成してもらいたいと筆者は切望している。]]></description>
         <link>http://daily-lions.com/2012/02/column20110205.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">column</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 05 Feb 2012 16:21:27 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>#72 安部理</title>
         <description><![CDATA[<font color="#143d69" size="+2">#72 <strong>安部理</strong> - Osamu Abe</font><br>
<br>
打撃コーチ、左投左打<br>
１９８０年ドラフト４位<br>
東北高～西武ライオンズ～近鉄<br>
宮城県出身、１９６２年１２月１９日生、１８４ｃｍ / ９５ｋｇ
<hr>
安部理選手も現役時代は<a href="http://daily-lions.com/2012/02/74hiroshi_narahara.php" target="_self">奈良原浩選手</a>同様、準レギュラーとしてライオンズの黄金時代を支えた１人だった。筆者の記憶では７番レフトでスタメンに入ることが多かったと、幼い日の記憶に残っている。主に吉竹春樹選手らとの併用、そして代打の切り札だった。だが日本シリーズには滅法強く、秋山・清原と続くクリーンナップのあとの５番を打つこともあった。ライオンズにおいては大塚光二選手以前の“シリーズ男”、それが安部理選手だった。<br>
<br>
現役生活は１８年を数えたが、その間、年間１００試合以上に出場したのは８８年の一度だけだった。９４年には９２試合に出場し.３４８という驚異的な打率を残したがレギュラー獲得には至らず、規定打席に到達することもできなかった。安部選手はいわゆる、主役にはなれないが、映画では絶対に欠かせない名脇役とも呼べる選手だったのだ。<br>
<br>
そんな安部選手は９６年オフにライオンズを戦力外になると、近鉄のテストを受け合格し、バファローズの一員となる。その１年目は８１試合で.３０１を打ち、見事な復活を遂げるが、年齢から来る衰えを隠し切ることができず、移籍３年目を終えた９９年オフ、ユニフォームを脱ぐことになる。現役の最後の試合は古巣西武との対戦で、舞台は西武ドームだった。プロ野球選手として最初の一歩を踏み出した場所、最初に着たユニフォームを目の前に、安部選手はユニフォームを脱いだ。そしてその試合、ライオンズナインとバファローズナインが共同で安部選手を胴上げし、涙を誘ったことは今もファンの記憶には色濃く残っている。<br>
<br>
引退後は楽天イーグルスの打撃コーチ・ジュニアコーチや解説者活動を経て、安部理コーチは打撃コーチとして再びライオンズに戻ってきた。正直なところ、安部コーチのコーチ手腕は筆者には分からない。安部コーチがどのような理論で、どのようなコーチングを行うのか、それを見たことも読んだこともないため、詳しく書いていくことは出来ない。<br>
<br>
だた筆者が大きく期待しているのは、<a href="http://daily-lions.com/2010/02/31ryo_sakata.php" target="_self">坂田遼選手</a>と<a href="http://daily-lions.com/2009/11/tatsuyuki_uemoto.php" target="_self">上本達之捕手</a>の左の長距離砲２人を、もう一段階上の打者に押し上げて欲しいということだ。厳密な考え方をするならば、右打者と左打者とでは打撃理論は微妙に異なる。そのような見方からも安部コーチには、実績を残してきた左打者としての理論を、坂田・上本両選手に叩き込んで欲しいのだ。この長距離砲２人が覚醒してくれれば、ライオンズ打線はまさに１２球団随一の破壊力を持つことになるだろう。いや、覚醒してくれればと言うよりは、２人ともそろそろ覚醒しなければならない時期にある。それを確実なものとするためにも、筆者は安部コーチの手腕には大きく期待している。<br>
<br>
右打者の育成や、打撃戦術に関しては好々爺とも呼ばれる大先輩、<a href="http://daily-lions.com/2010/11/masahiro_doi.php" target="_self">土井正博コーチ</a>がいる。だが土井コーチは右打者だ。それを思えば安部コーチは、土井コーチが持っていないものを持っているかもしれないという大きな可能性を秘めている。土井コーチが１人では埋め切れない端的なピースを安部コーチが埋めることができれば、今季のライオンズ打線はますます面白いものへと進化を遂げていくだろう。筆者はそのような活躍を、今季ライオンズに復帰した安部コーチには期待していきたいと考えている。]]></description>
         <link>http://daily-lions.com/2012/02/72osamu_abe.php</link>
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         <pubDate>Fri, 03 Feb 2012 16:00:53 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>#74 奈良原浩</title>
         <description><![CDATA[<font color="#143d69" size="+2">#74 <strong>奈良原浩</strong> - Hiroshi Narahara</font><br>
<br>
内野守備・走塁コーチ、右投右打<br>
１９９０年ドラフト２位<br>
帝京高～青山学院大～西武ライオンズ～日本ハム～中日<br>
埼玉県出身、１９６８年５月１６日生、１６８ｃｍ / ６５ｋｇ
<hr>
奈良原浩選手は、まさに西武ライオンズ黄金時代の後期を支えた功労者だ。奈良原選手のような守備・小技を何でもこなしてくれるような選手の存在がなければ、当時の森監督も思い切った選手起用は出来なかっただろう。奈良原選手がいたからこそ、状況に応じた代打策などをためらわずに取ることができた。清原選手や秋山選手のような派手さは決してなかったが、当時のライオンズには絶対に欠かすことの出来ない選手だったことは間違いない。<br>
<br>
奈良原選手はまさに守備の人と呼ぶことができ、打撃では目立った活躍はできなかったが、守備に関してはまさに超一流だった。現在のプロ野球にも名手と評される守備の達人は多々いる。例えば東京ヤクルトの宮本選手などは、まさに名手の名に相応しい選手だ。その名手たちが「一番上手い遊撃手は？」と問われ、真っ先に名前を挙げるのが奈良原浩選手なのだ。奈良原選手は遊撃手として、それほどのレベルにある選手だった。<br>
<br>
だがその奈良原選手は<a href="http://daily-lions.com/2010/01/21osamu_higashio.php" target="_self">東尾修監督</a>で初めてのリーグ優勝に輝いた９７年オフ、<a href="http://daily-lions.com/2011/03/88takehiro_ishii.php" target="_self">石井丈裕投手</a>と共に日本ハムに放出されてしまう。西崎幸広投手との２対１の交換トレードだった。ライオンズに強い愛着を持つ石井投手と奈良原選手はこの急なトレードに異議を唱えたが、しかしその想いを球団フロントは受け止めることができず、トレードは成立となってしまった。前年から同じ年齢で、同じタイプの原井和也選手がライオンズに加入していたことも、このトレードの一端となっていたのかもしれない。<br>
<br>
しかし日本ハムに移籍後、奈良原選手の出場機会が劇的に増えたことを考えれば、結果的にこのトレードは奈良原選手にとっては吉だったのかもしれない。そしてその後、ライオンズでは実働７年だったが、ファイターズでは実働８年を数え、現役最後の１年は金銭トレードで移籍した中日で迎えた。計１６年の、立派なプロ野球選手人生だった。<br>
<br>
現役引退後は中日でそのままコーチ職に就いた。そして内野守備コーチとして、中日の鉄壁の守備陣の形成に尽力してきた。そのコーチとしての大きな実績を引っさげ、奈良原コーチは再びライオンズに戻ってきた。筆者個人としては本当に嬉しい奈良原コーチのライオンズ復帰ニュースだった。ライオンズの内野陣は球界でもトップクラスに入るとは思う。しかし黄金時代の守備の堅さを知るファンにとっては、まだまだ不十分だ。選手として完成されつつある<a href="http://daily-lions.com/2009/04/3hiroyuki_nakajima.php" target="_self">中島裕之選手</a>であっても、<a href="http://daily-lions.com/2009/05/7yasuyuki_kataoka.php" target="_self">片岡易之選手</a>であっても、まだまだ守備の上達は望めるはずだ。そして近い将来いつかはライオンズの二遊間が、中日のアライバを越える二遊間として評価される日も来るだろう。奈良原コーチに求められているのはまさにそこだ。現有戦力をさらにレベルアップさせ、球界ナンバー１の内野陣を作り上げてもらいたい。<br>
<br>
野球というスポーツは、確かに点を取らなければ勝つことはできない。しかしそれ以前に大切なのは何よりも守備だ。打てるチームは勝利数を増やせるが、守れるチームは敗戦を減らすことができる。現在ライオンズは打てるチームだ。このチームが奈良原コーチの厳しい指導で守備力をも向上させることが出来れば、勝利数を増やしながら、確実に負け数を減らすことができるだろう。優勝をするためには、まずは昨年の６７という敗戦数をどれだけ減らせるかにかかっている。そして６７という敗戦数を減らすために招聘されたのが奈良原浩コーチであると、筆者はいま強く確信している。]]></description>
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         <pubDate>Thu, 02 Feb 2012 17:04:44 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>#88 杉本正</title>
         <description><![CDATA[<font color="#143d69" size="+2">#88 <strong>杉本正</strong> - Tadashi Sugimoto</font><br>
<br>
投手コーチ、左投左打<br>
１９８０年ドラフト３位<br>
御殿場西高～大昭和製紙～西武ライオンズ～中日～ダイエー<br>
静岡県出身、１９５９年５月３日生、１７２ｃｍ / ８０ｋｇ
<hr>
今季２０１２年の１軍投手コーチには、杉本正コーチが就任することになっている。恐らく２月から始まる春季キャンプでは、厳しく若き投手陣を指導していくのだろう。だがその杉本コーチ、インターネット上ではその評価はあまり芳しくはない。それは恐らくホークス、ベイスターズでのコーチ時代のチーム防御率が良くなかったためだろう。だがコーチの能力を過去の数字だけで判断することはできない。例えば本当にチーム防御率が悪化した年であっても、投手陣に故障者が多ければ仕方がないという見方もできる。もちろんそんな状況であっても結果が求められるのがプロのコーチではあるのだが。<br>
<br>
西武ファンの中にも恐らく杉本コーチを歓迎していない人々がいるのだろう。だが筆者はそれほどは心配はしておらず、それよりもむしろ歓迎しているほどだ。ホークスやベイスターズ時代の杉本コーチは、まだまだチーフ投手コーチとしての経験が浅かった。だが今や杉本コーチの経験は豊富なものとなっている。韓国でも投手コーチを経験し、昨季は楽天イーグルスでスカウトも勤めていた。コーチとして最も重要な「見る」能力は、かなり培われたのではないだろうか。<br>
<br>
もし杉本コーチがネット上でバッシングを受けているように、本当にコーチとして無能であったならば、果たして西武球団は杉本コーチの招聘を考えただろうか？そして<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺久信監督</a>も杉本コーチの招聘に賛成をしただろうか？いや、しなかったはずだ。こうして球団、監督が迎え入れたということは、杉本コーチのコーチング能力を評価しているという表れだ。杉本コーチはきっと期待に応えるだけのコーチングを見せてくれるはずだ。<br>
<br>
さて、西武球団がなぜ杉本コーチの招聘を考えたのかと言えば、それは明らかに先発サウスポーを育成してもらうためだと言える。<a href="http://daily-lions.com/2009/04/47kazuyuki_hoashi.php" target="_self">帆足和幸投手</a>の去った今、ライオンズにローテーションが確約されたサウスポーは１人もいない。<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16kazuhisa_ishii.php" target="_self">石井一久投手</a>は筆頭ではあるが、昨季後半はリリーフ待機したことから、今季は先発を目指すものの先発だけにこだわることはないと明言している。そして<a href="http://daily-lions.com/2009/10/yusei_kikuchi.php" target="_self">菊池雄星投手</a>にしてもまだまだ発展途上だ。<br>
<br>
杉本コーチの命題は、チームを優勝に導くことと、先発サウスポーの早急な育成にある。こうして考えると、先発サウスポーを確立させることができれば、それだけ優勝に近づくと言うこともできるだろう。石井・菊池両投手だけではなく、<a href="http://daily-lions.com/2009/10/48syota_takekuma.php" target="_self">武隈祥太投手</a>の覚醒、<a href="http://daily-lions.com/2012/01/29hirotaka_koishi.php" target="_self">小石博孝投手</a>の飛躍、<a href="http://daily-lions.com/2009/06/26tomoki_hoshino.php" target="_self">星野智樹投手</a>の復活にも杉本コーチには助力してもらいたい。<br>
<br>
杉本コーチは西武コーチ時代、森繁和コーチ、加藤初コーチ、そしてさらには<a href="http://daily-lions.com/2010/01/21osamu_higashio.php" target="_self">東尾修監督</a>の元でコーチ経験を積んでいる。今季投手陣の故障者を減らすことができれば、杉本コーチはその時の経験を、今季最大限活かすことができるだろう。とにかく杉本コーチには<a href="http://daily-lions.com/2011/11/97takashi_ishii.php" target="_self">石井貴コーチ</a>と力を合わせ、投手力で勝てるチームにライオンズを高めて行ってもらいたい！]]></description>
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         <pubDate>Tue, 31 Jan 2012 13:43:17 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>今季まさに背水にある高山久選手と大島裕行選手</title>
         <description><![CDATA[ライオンズには続々と有望新人、外国人選手が入団してきている。その中でも注目すべきなのは、外野のポジション争いだろう。捕手・内野陣とは異なり、外野争いにはまだまだ大きなチャンスが残されている。外野のレギュラーは現在<a href="http://daily-lions.com/2009/05/1takumi_kuriyama.php" target="_self">栗山巧選手</a>のみで、３分の２がまだ空いている状態だ。守備力を考えれば、<a href="http://daily-lions.com/2010/11/shogo_akiyama.php" target="_self">秋山翔吾選手</a>の固定も考えられるし、スイッチ転向が上手く行けば<a href="http://daily-lions.com/2011/10/58masato_kumashiro.php" target="_self">熊代聖人選手</a>もレギュラーを十分に狙える。さらには内野に空席がなければ、昨年同様<a href="http://daily-lions.com/2010/11/32hideto_asamura.php" target="_self">浅村栄斗選手</a>が外野に回ることも考えられるだろう。<br>
<br>
だが今回は彼らのような有望な若手選手ではなく、もはや背水状態であるとも言える選手にスポットを当てて行きたい。つまり<a href="http://daily-lions.com/2010/05/44hisashi_takayama.php" target="_self">高山久選手</a>と<a href="http://daily-lions.com/2010/01/51hiroyuki_ohshima.php" target="_self">大島裕行選手</a>の２人だ。<br>
<br>
彼らは９９年、共に将来を嘱望されてライオンズに入団した。高山選手がドラフト１位で、大島選手が３位指名だった。２人とも高卒ルーキーとして入団した同世代で、高山選手はかつて秋山幸二選手が背負った１番を与えられ、大島選手はかつては小関竜也選手が背負い、イチロー選手の活躍により価値の高まっていた５１番が与えられた。しかし高山選手はその後１番を剥奪され４４番となり、大島選手も小関選手のような活躍は今なお見せることができていない。<br>
<br>
筆者は２人を見ていても、確固たる自信を感じることができない。もちろん１軍で継続的に結果を残せていない選手が自信を持つことは不可能だ。しかしプロで何年も野球を続けている２人なのだから、「今までやってきたことを普通にやれば、必ず活躍できる」とは思っていて欲しい。だがそれを２人から感じ取ることが、筆者にはできずにいる。具体的に話すと、高山選手にしても大島選手にしても、結果が持続しないとすぐに打撃フォームをいじる傾向があるのだ。<br>
<br>
高山選手は２０１０年、まるで落合博満選手のような神主打法でブレイクの兆しを見せ、自己最多の１１６試合で.２９１という打率を残した。２０１１年は一気にレギュラー獲りかとも期待されたが、しかし結果は僅か１９試合の出場で打率は.１９６という低さに終わった。せっかく２０１０年にブレイクしかけたにも関わらず、２０１１年にはまた違った打撃フォームになっていた。基本的には神主打法なのだが、タイミングの取り方や振り出しなどが、２０１０年とはもうすでに異なるものとなっていたのだ。もちろんこのような変更をするにはそれなりの理由があるのだとは思うが、しかし１年でここまで変えていく必要はないのではと、筆者は見ていて思った。<br>
<br>
大島選手にしてもやはり、バットを立てたり寝かせたりと比較的忙しない。なかなか結果を残すことができず、藁にもすがる思いで色々と試してみたいと思う気持ちはよく分かる。しかし現実はそうではならない。プロである限りはもっと信念を持ち、自分が本当に良いと感じた打撃フォームであるならば、それをとことん追求していくべきだ。そもそも大島選手は、栗山巧選手のようなショートヒッターになりたいのか、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/3hiroyuki_nakajima.php" target="_self">中島裕之選手</a>のようなギャップヒッターになりたいのか、はたまた<a href="http://daily-lions.com/2009/04/60takeya_nakamura.php" target="_self">中村剛也選手</a>のようなロングヒッターになりたいのか、それが筆者にはハッキリ見えてこない。ただヒットが打ちたいという漠然的な考えで色々と試しても、それが上手く行く可能性は高くはない。<br>
<br>
技術的な面を見ていくと、２人が打ち取られる時はだいたい泳がされてしまっている。つまりボールを待ち切ることができずに、完全に迎えに行ってしまっているのだ。これではフックすることが多くなってしまい、打率を上げていくこともできない。メジャーリーグで８回首位打者を獲得した左打ちのトニー・グウィン選手は、ライト方向へのホームランよりも、ショートライナーでアウトになることを喜んだ。これはつまりボールを前で捌き、スウィングスピードに頼って長打を打った時よりも、ボールをしっかりと懐まで迎え入れて反対方向に打てている時の方が、継続的にヒットを打てるということだ。もっと極端に言うならば、バットを振ることをどれだけ「我慢」できるか、ということになる。<br>
<br>
高山選手にしろ、大島選手にしろ、もっと我慢をすべきだろう。我慢して我慢してボールを懐まで呼び込み、絶対に自分のタイミングでバットを振るように心がける。これができるだけで、２人はレギュラークラスの活躍ができるようになるはずだ。２人はそれだけの技術をすでに体得している。良いバッターは、フリーバッティングでファールチップを打つことに抵抗を覚えない。ファールチップとは、ギリギリまで我慢してからバットを振らなければ出てこない打球だからだ。つまりファールチップとは紙一重で、もう少しボールがバットに当たるポイントが異なれば、最大のスウィングパワーでボールを弾き返すことができる。そして良いコンタクトができるか、ファールチップになるかは３：７の関係で良い。つまり極端な話、（試合においては）７０％はファールチップになったって良いのだ。<br>
<br>
ファールチップを打ってしまうと、打者からすると何となく投手に力負けしたような感覚が残る。しかしそうではない。ファールチップは紙一重なのだ。高山選手にしろ、大島選手にしろ、ファールゾーンギリギリのホームラン性のファールを打つことよりは、ファールチップを打つことに喜びを感じてもらいたい。引っ張った当たりで打ったホームラン性のファールは、遠くまで飛ばしたこと自体は気持ち良いかもしれない。しかし冷静に考えれば、それは投手によって完全にタイミングを狂わされたことを意味している。<br>
<br>
２人とも、今季はまさに背水の陣だ。もし今季納得してもらえる結果を出すことができなければ、トレード要員になるばかりではなく、整理リストに入れられてしまう可能性もあるだろう。だが２人とも簡単に戦力外になってはいけないレベルの選手だ。潜在能力は非常に高い２人なのだ。この２人が外野のレギュラー争いに加われていない状況に、筆者はいささか寂しさを覚えている。高山選手と大島選手には今季こそはファンにも届く確固たる信念を持ち、とにかく後悔のないシーズンを送ってもらいたいと思っている。２人とも練習量は非常に多い選手だ。その努力が報われることだけを、今筆者は切願している。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 30 Jan 2012 14:11:52 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>西武球団よ、巨人軍を凌ぎ再び球界の盟主となれ</title>
         <description><![CDATA[西武ライオンズが、埼玉西武ライオンズとなったのは、<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺久信監督</a>が就任した１年目、２００８年シーズンのことだった。それまでの数年間のライオンズは２８年振りのＢクラスに終わったり、<a href="http://daily-lions.com/2010/02/18daisuke_matsuzaka.php" target="_self">松坂大輔投手</a>のメジャー移籍により観客動員数が低迷したり、アマチュア選手への裏金問題があり、堤義明前オーナーのインサイダー問題がありと、とにかく暗い話題しかなかった。このままでは西武がライオンズを手放してしまう日もそう遠くはないかもしれない、そうも思われていたほどだった。現に２００４年以降は他球団との合併の噂が浮上したり、球団売却の噂も絶えなかった。<br>
<br>
堤義明前オーナーの問題があり、ライオンズの将来が心配された際、もしみずほ銀行から送られた新オーナーが後藤高志氏でなければ、西武が球団を手放していた可能性はかなり高かったのではないだろうか。そしてもし太田秀和元社長の存在がなくても、やはりライオンズはさらに苦しい状況に追い込まれていただろう。このような経緯から、筆者は後藤オーナーと太田元社長には、ファンとして本当に感謝している。太田社長が入場ゲートでファンを迎えてくれていた姿は、今もファンの心に強く残っている。<br>
<br>
その後藤オーナー、太田元社長の尽力もあり、「西武ライオンズ」は見事蘇った。２００８年に埼玉西武ライオンズとチーム名を改称し、埼玉の球団であることを誇りとして掲げた。様々な努力も尽くされた。チームが勝てない時期も、野球以外でもファンが楽しめるような工夫をしてくれた。もちろんチームが勝つことが何よりのファンサービスではあるのだが、西武球団の努力は確実にファンの心に届いていった。２００８年以降、観客動員数が５０万人以上増えたという実績は、まさにその努力が実っていることを如実に表している。<br>
<br>
今年に入り、ライオンズは２つのビッグプロジェクトを掲げた。その１つ目は中学硬式野球大会ライオンズカップの開催で、２つ目は小学生を対象にしたライオンズアカデミーの開校だ。ライオンズカップは今後も永年的に続けていくことを明言しているし、ライオンズアカデミーでは<a href="http://daily-lions.com/2011/03/88takehiro_ishii.php" target="_self">石井丈裕コーチ</a>と岡村隆則コーチが小学生を直接指導する。これらの取組みは、野球界の裾野を広げるためにも本当に素晴しいプロジェクトだと筆者は思っている。ライオンズアカデミーに関しては、今後さらなる拡充が図られれば、ライオンズを戦力外になった選手たちのセカンドキャリアとしても活かすことができるだろう。<br>
<br>
ここまでの素晴しい努力をしてくれてる中、筆者があと１つ求めたいのは、ユースの設立だ。Ｊリーグではユースの存在はもはや当たり前となっているが、野球界ではどのように捉えられているのだろう。現在ＮＰＢでは年に一度、ジュニアトーナメントを行っているが、これは常時活動しているチームではない。このトーナメントのために、一時的に結成された１２チームによるトーナメントとなる。<br>
<br>
もし今後プロ野球界にもユースチームの存在が生まれてくれば、同一球団間であればドラフトを介さずともプロ契約を結べる、という新ルールなども誕生するだろう。このように、プロチームが子どもたちを熱心に指導する意義を持てるようになれば、野球界は再び輝きを取り戻せるはずだ。そしてこのような指導システムが拡充されていけば、野球界にも指導者ライセンスが誕生するかもしれない。現在は様々な障害があり、提案はされているものの議論は進んでいない野球界の指導者ライセンス制度。これが誕生すれば、コーチ人事で「仲良し内閣」が出てくることもないだろう。まさに勝利主義のチーム編成が主流になっていくはずだ。<br>
<br>
野球アカデミーはジャイアンツが球界の先駆者ではあるが、今後はジャイアンツばかりにリードさせるのではなく、埼玉から、埼玉西武ライオンズにどんどんリードして行ってもらいたい。そしてジャイアンツの顔色など気にすることなく、埼玉西武ライオンズには率先して球界改革の最前線に立って行って欲しい。社会貢献に尽力する企業は多くの場合で、最終的には業績を伸ばす結果に繋がっている。西武球団も、今はもしかしたら色々な面でまだまだ厳しい状況であるかもしれない。それこそ西武グループの再上場課題も抱えている。だが今このように、ライオンズカップやアカデミーの開校で社会貢献、地域貢献を積極的に続けていけば、必ずさらに多くの人々に受け入れてもらえる球団へと進化していけるはずだ。<br>
<br>
今季は月に１回ずつでもいい。シーズン中に１軍のスター選手が小学校で生徒たちと一緒に給食を食べ、その夜にナイトゲームを戦うという姿を筆者は見せてもらいたいと願っている。メジャーリーグでは当たり前の姿だ。一緒に給食を食べた選手が西武ドームでスタメンに名を連ねるとなれば、子どもたちもクラスをあげて西武ドームに応援に駆けつけてくれるはずだ。だからこそ２軍の選手ではいけない。１軍のスター選手でなければ。西武球団がこの提案を意思強く行えば、<a href="http://daily-lions.com/2009/05/1takumi_kuriyama.php" target="_self">栗山巧選手会長</a>もきっと快く協力してくれるはずだと、筆者は確信している。]]></description>
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         <pubDate>Fri, 27 Jan 2012 15:00:28 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>野上亮磨投手はどうすれば主戦投手になれるのか</title>
         <description><![CDATA[若手先発投手の中で、筆者は<a href="http://daily-lions.com/2009/05/20ryoma_nogami.php" target="_self">野上亮磨投手</a>にも大きな期待を寄せていた。しかしプロ入りから３シーズンを終えたが、期待通りの活躍にはまだ至ってはいない。それどころか昨季は自己最低の４試合のみの登板に終わってしまった。チームダルビッシュの一員として自主トレを行った効果を、昨季は見せてもらうことはできなかった。<br>
<br>
筆者が見る野上投手最大の魅力は、ストレートの質の良さだ。野上投手のストレートは非常に質が良い。伸び、切れともにあり、球速以上の武器になるはずだと見ていた。左右の違いはあるが、杉内俊哉投手や和田毅投手のように、打者が球速以上に打球を詰まらせる、そんな投手になっていくだろうと筆者は大きな期待を寄せていた。だがこの３年間の野上投手のピッチングを見続けていても、あまり大きな成長は見せていないように感じられる。<br>
<br>
ライオンズにも<a href="http://daily-lions.com/2009/04/11takayuki_kishi.php" target="_self">岸孝之投手</a>という、非常に質の良いストレートを投げるエース級の投手がいる。ではなぜ岸投手は勝てるのに、野上投手は勝てないのだろうか？ボールの重さは野上投手と岸投手とでは然程変わらない。質の良いストレートを投げる投手の弱点はボールの軽さにあり、ジャストミートされてしまうと本塁打を打たれる危険性は高い。<br>
<br>
筆者が見る限り、岸投手と野上投手の違いは配球ではないかと考えている。岸投手は自らのストレートをよく理解しているため、そのストレートでどんどん打者を追い込んでいく。しかし一方野上投手は被打率が高いことを気にしているのか、ヒットを打たれまいと変化球で交わそうとする場面が多いように思える。野上投手は以前、ロングリリーフで好投するなどの活躍も見せていたが、その時は緊急登板で良い意味で開き直れたのか、どんどん攻めて行けていた。あのリリーフはまさに筆者が期待した野上投手の姿だった。<br>
<br>
投球術という面で見れば、野上投手は１軍での実績・経験がまだまだ乏しいということもあり、発展途上にあると言えるだろう。だがそうならば、自分に自信が持てるようになるまでは配球は完全に捕手任せであっても良いだろう。捕手から見た野上投手の魅力を、捕手の配球によって引き出してもらう。それでも良いと思う。そして野上投手は捕手の配球の意図をしっかりと理解し、捕手の要求に対しベストピッチをすることに集中すれば良いと筆者は考える。<br>
<br>
野上投手はこの３年間の数字を見る限り、１軍レベルであるという評価には至らない。しかし１軍レベルの投手である資質は十分にあると、筆者は確信している。それこそ先発ローテーション入りを期待したし、ライオンズが守護神不在に苦しんだ時期は守護神候補としても期待を寄せた。<br>
<br>
社会人出身、即戦力投手としてライオンズに入団し、野上投手は今季で４シーズン目となる。もし今季も思うような結果を残すことができなければ、２０番という背番号はオフ、間違いなく剥奪されることとなるだろう。ライオンズにとっての２０番はエースナンバーというわけではないが、しかし投手として２０番を背負っているということは、西武球団はそれだけ大きな期待を野上投手に寄せているという何よりの証だ。<br>
<br>
今は野上投手に対し、エースを目指せとは言えない。しかし今季は、自分の投球に悔いを残さない一年間にしてもらいたい。スライダーばかりに頼るのではなく、切れのあるストレートでもっとどんどん強気に攻めていく、野上投手にはそんなピッチングを今季は期待したい。とにかく今季は野上投手にとり、今後の大きな自信となる一年間にして欲しいのだ。そして高額年俸を勝ち取り、入団時に宣言した通り、日産社製の高級車を購入し、古巣への恩返しを果たしてもらいたい。]]></description>
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         <pubDate>Thu, 26 Jan 2012 16:22:05 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>中村剛也選手が５５本塁打を打つために必要なこと</title>
         <description><![CDATA[ライオンズの４番を打つのは、今季も間違いなく<a href="http://daily-lions.com/2009/04/60takeya_nakamura.php" target="_self">中村剛也選手</a>だろう。昨季自己最多タイの４８本塁打を放ち、３度目の本塁打王に輝いた中村選手はこのオフ、近いうちに５５本塁打を目指したいと明言した。５５本塁打とは、王貞治選手が１９６４年に打ち立てた不滅の金字塔だ。近年、２００１年にタフィ・ローズ選手（大阪近鉄）、２００２年にアレックス・カブレラ選手（西武）も５５本塁打を記録したが、しかしこれは王貞治選手が記録した５５本の価値には遠く及ばない。その理由はボールだ。<br>
<br>
もちろんローズ選手、カブレラ選手の５５本も本当に素晴しい記録だ。この点だけはハッキリさせておきたい。だが王貞治選手の時代に使われていたボールは、２０００年代のものよりもはるかに劣悪なものだった。反発力など当然なく、打った瞬間にボールが潰れている姿を肉眼でも見られるようなレベルだった。そのようなボールを打っての５５本だけに、筆者は同じ５５本塁打でも、王貞治選手の５５本の方が価値があると考えている。<br>
<br>
だが球場の広さという点も加味するならば、現代の方が広い球場が多い。王貞治選手が在籍していた巨人軍のホームグラウンドだけを見てもそれは明らかだ。王貞治選手の時代の後楽園球場はセンター１２０ｍ、両翼９０ｍという狭さだったが、東京ドームはセンター１２２ｍで、両翼は１００ｍと後楽園球場よりもはるかに広い。ここまで考えれば王貞治選手の５５本と、ローズ選手・カブレラ選手の５５本を同等に見るべきだとも思えるのだが、それでも筆者は王貞治選手の５５本をより尊重したいと考えてる。それはやはり、王貞治という選手が日本人であり、我々と然程変わらぬ体格であるためだろうか。<br>
<br>
いま日本で最も５５本塁打に近い選手の名を挙げれば、恐らく１０人中１０人が中村剛也選手の名を挙げるのではないだろうか。ここからはその中村剛也選手と、王貞治選手に焦点を絞って書き進めて行きたい。<br>
<br>
もし今季、中村選手が５５本塁打を記録しても、当然だがそれは王貞治選手に並んだということにはならない。数字の上では並んだとしても、野球人としての偉大さを考えれば、王貞治という野球人はあまりにも偉大過ぎる。しかしだからこそ中村選手には、そこに挑戦してもらいたいのだ。では中村選手が王貞治選手に近づくためには、何が必要なのか？<br>
<br>
数字の上だけでそれを考えるならば、答えは明確だ。２人のＯＰＳを見比べるとその差はあまりにも歴然で、中村選手の自己最高ＯＰＳは１.０１０だが、王貞治選手の自己最高は１.２９３で、１.１００を下回ることはほとんどなかった。ＯＰＳとは出塁率＋長打率で算出するセイバーメトリクスの１つなのだが、これはいかにチームの得点に貢献したかを表す数字となる。得点への貢献は勝利に直結することにもなるため、ＯＰＳが高い選手ほど記録以上に、ファンの記憶に残る選手となる。もちろん清原和博選手のように、ＯＰＳは際立った数字を持たずともファンの記憶に残る選手はいるが、これは稀な存在だと言えるだろう。<br>
<br>
まず王貞治選手の数字を見ていくと、出塁率はほとんど毎年４割台後半で、自己最高は.５３２という驚異的な出塁率を記録している。これは２打席に１打席以上は必ず出塁しているということを意味する。さらに長打率も多くの年で７割以上を記録している。一方の中村選手の数字を見ていくと、出塁率は昨季の自己最高で.３７３で、長打率は.６５１が最高だ。王貞治選手の数字と見比べると、あまりにも見劣りしてしまう。<br>
<br>
だが王選手と中村選手には決定的な違いがある。それは、王選手は主に３番を打っていたが、中村選手は４番を打っているという点だ。王貞治選手の場合、後ろには長嶋茂雄選手というスーパースターが４番に控えていた。つまり相手投手からすれば、３番の王貞治選手を簡単に歩かせてしまうと、長嶋選手に打点を記録されてしまう危険性が高まる。そうなると、どうしても王貞治選手とは勝負せざるをえなくなる。ただ、それでも王貞治選手は「王シフト」を取られるなどの攻めに遭いながらも、時に厳しい内角攻めに遭いながらも、打ち続けた。<br>
<br>
そして中村選手だが、ライオンズは昨季、４番を打つあとの５番打者を確立し切ることができなかった。つまり相手投手に、４番の中村選手を歩かせたとしても、５番打者をしっかりと抑えればいいという選択肢を与えてしまうことになるのだ。そこで筆者は考えた。今季も３番を打つ可能性が高いであろう<a href="http://daily-lions.com/2009/04/3hiroyuki_nakajima.php" target="_self">中島裕之選手</a>を５番で起用するのだ。そして３番には<a href="http://daily-lions.com/2009/05/1takumi_kuriyama.php" target="_self">栗山巧選手</a>を起用する。あるいは中島選手と中村選手の３・４番を入れ替えるだけでも良いだろう。<br>
<br>
とにかく中村選手の後続を打つ打者が安定しない限り、中村選手が５５本を打つのは非常に難しくなるだろう。ちなみに２００１年近鉄の４番ローズ選手のあとを打った５番磯部選手は.３２０、１７本塁打を打ち、２００２年カブレラ選手のあとを打った５番和田一浩選手は.３１９、３３本塁打を打っている。つまり過去５５本塁打を記録してきた打者の後続には、必ず素晴しいバッターが控えていたのだ。これは考えるとやはり、中島－中村という打順ではなく、中村－中島と続く打順を取るべきではないだろうかと、筆者は考えている。<br>
<br>
もちろん新外国人選手である<a href="http://daily-lions.com/2011/12/esteban_german.php" target="_self">ヘルマン選手</a>や<a href="http://daily-lions.com/2011/12/chris_carter.php" target="_self">カーター選手</a>が期待以上の活躍を見せてくれれば良いわけだが、しかし彼らが中島選手以上の活躍をしてくれるかと問われれば、筆者には自信を持ってイエスと答えることはまだできない。やはり中島・栗山両選手という、信頼感の高い選手が中村選手を挟むのがベストではないだろうか。<br>
<br>
中島選手は１年後にはＦＡ権を行使し、間違いなくメジャー移籍をしていくはずだ。そうなると、中村－中島という打順を組めるのはまさに今季が最後となる。中村選手に５５本、いや、５５本以上のホームランを打ってもらうためにも、<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺久信監督</a>には、３・４番の並びを入れ換えるということも選択肢の１つに加えてもらいたいと筆者は希望している。中村選手はいつか必ず５５本塁打を打つだろう。その初めての５５本塁打が今季であればいいと、筆者は強く願っている。]]></description>
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         <pubDate>Tue, 24 Jan 2012 13:06:21 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>佐藤友亮選手から若手が盗むべく「間」の使い方</title>
         <description><![CDATA[ライオンズが優勝するためには、若手選手が活躍するだけではいけない。<a href="http://daily-lions.com/2009/04/08hiroshi-hirao.php" target="_self">平尾博嗣選手</a>のような経験豊富な大ベテラン選手も必要だし、それと同じようにいぶし銀の技術を持つ<a href="http://daily-lions.com/2009/04/10tomoaki-satoh.php" target="_self">佐藤友亮選手</a>のような存在も欠かすことは出来ない。だがその佐藤友亮選手はここ３年間、納得の行く打撃成績を残せずに苦しんでいる。近年は２軍生活も長くなってきてしまった。<br>
<br>
佐藤友亮選手が主力となってからのライオンズは、佐藤友亮選手が活躍した２００４年と２００８年に優勝をしている。２００４年の佐藤友亮選手の打率は.３１７で、２００８年は.３０２だ。その前後の佐藤友亮選手の打率を見ていくと、この２年の数字だけが突出している。２００８年時が３１歳だったということを考えれば、もしかしたら年齢的衰えが顕著となってきたのかもしれない。<br>
<br>
佐藤友亮選手の打撃の特徴は、とにかく右打ちの巧みさだ。ヒット＆ランのサインが出た時はもちろん、二塁走者をとにかく三塁に進めたい時、佐藤友亮選手はどんなボールでも右方向に打球を転がしてくれる。試合ではあまり目立つことのない一打ではあるが、これは本当に高度な技術だ。打率が低かったとしても、このようなチームバッティングが出ているならば、首脳陣は佐藤友亮選手を１軍に置いておくべきだろう。<br>
<br>
だが筆者が佐藤友亮選手に最も求めたいのは、試合の山場であっても冷静にプレーをすることのできる経験値だ。バントなど小技の上手さだけで判断すれば、恐らく佐藤友亮選手よりも<a href="http://daily-lions.com/2009/12/43takuya_hara.php" target="_self">原拓也選手</a>や<a href="http://daily-lions.com/2009/10/2ginjiro.php" target="_self">炭谷銀仁朗捕手</a>の方が上手いかもしれない。しかし原選手や炭谷捕手はまだ、本当の勝負どころで冷静にプレーできる経験値が少ない。反面それを豊富に持っている佐藤友亮選手の能力は、チーム内でもっと活かすべきだと筆者は考える。<br>
<br>
通常ベテランは開幕１軍に名を連ねずとも、首脳陣はチームに疲れが見え始める梅雨あたりから仕事をしてくれれば良いと考えられている。だが筆者は佐藤友亮選手に関しては、シーズンの序盤に出てくる勝負どころから起用し、１００％バントを成功させなければならない場面でバントを決めさせ、その姿を若き選手たちに見せてあげて欲しいのだ。佐藤友亮選手は、プレッシャーのかかる場面でいかにして打席に立っているのか。その姿、心構え、準備の仕方、それを若手選手たちが盗める環境を、首脳陣には作ってもらいたいと考えている。<br>
<br>
シーズンの山場は当然序盤ではなく、終盤に訪れる。４月の１敗と９月の１敗とでは、測り切れないほどに９月の１敗の方が重い。その重い１敗を中心となって防がなければならないのは、若手たちだ。その若手たちがシーズンの序盤でプレッシャーとの戦い方を学んでおけば、終盤になってイージーミスを繰り返すこともなくなっていくだろう。特に原拓也選手は野球に対し生真面目で、一度のミスを引きずってしまう傾向がある。ミスを繰り返さないためには自分に腹を立てるばかりではなく、ミスをした原因を冷静に分析し、それを次に活かすという能力が必要とされる。原拓也選手はまさにその能力を、佐藤友亮選手から可能な限り盗み取るべきだろう。<br>
<br>
佐藤友亮選手は「グラウンドの諸葛孔明」と呼ばれている。戦国時代に、羽柴秀吉の軍師として名を馳せ３６歳でその生涯を閉じた竹中半兵衛という武将がいた。彼はまさに日本が生んだ諸葛孔明で、秀吉が見せた三顧の礼などのエピソードは、まさに劉備が孔明を迎え入れた際のエピソードを真似たものだ。その竹中半兵衛は１５７９年６月１３日、三木（兵庫県）で結核に倒れた。そしてそ４００年後、半兵衛の命日である６月１３日に生まれたのが佐藤友亮選手なのだ。<br>
<br>
恐らく佐藤友亮選手は将来、有能なヘッドコーチとなるだろう。それこそ黒江透修コーチや、故島野育夫コーチのような名参謀になるであろうことは想像に難くない。頭脳的野球をやらせて、現役選手の中で佐藤友亮選手に敵う選手はほとんどいないのではないだろうか。野球というスポーツはフィジカルも非常に重要だが、それと同等にメンタルの扱い方も重要だ。野球というスポーツは考えるスポーツだ。そのために１プレーごとに「間」が存在する。ライオンズの若き選手たちはその「間」の使い方を、もっともっと貪欲に佐藤友亮選手から盗み取る努力をすべきだろう。]]></description>
         <link>http://daily-lions.com/2012/01/column20120123.php</link>
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         <pubDate>Mon, 23 Jan 2012 14:42:29 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>西武ナインは昨季の平尾博嗣選手の涙を取り戻せ</title>
         <description><![CDATA[筆者が初めて買ったオーセンティック・レプリカ・ユニフォームは、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/08hiroshi-hirao.php" target="_self">平尾博嗣選手</a>のものだった。２００４年のビジター用で、確か３万円くらいしただろうか。しかし平尾選手のガッツを考えると、あまりライオンズグッズを買ったことがなかった筆者にとっても、決して惜しい買い物ではなかった。そして平尾選手のレプリカユニフォームは、今だ筆者の部屋の壁に飾られている。<br>
<br>
平尾選手がライオンズにやってきたのは２００１年のことだった。谷中真二投手との交換トレード。筆者はセ・リーグの情報には疎いため、アマチュア時代は大宮を沸かせた高校球児だったと言われても、平尾博嗣という名前にあまりピンとは来なかった。その平尾選手はトレード１年目の６月、ファールフライを追いかけブルペン脇の金網のフェンスに激突し、その金網にスパイクのクリーツ（歯）を引っ掛けてしまい、右足脛骨・腓骨骨折という重症を負ってしまった。当時の新聞記事には、「医者は再起不能と診断」とも書かれていたほどだった。だが平尾選手は決して諦めなかった。地道で苦しい孤独なリハビリに耐えたのだ。<br>
※平尾選手のこの事故により、西武ドームのファールエリアのフェンスは現状のものに張り替えられた。<br>
<br>
翌２００２年の後半戦、再起不能とまで言われた平尾選手は西武ドームのグラウンドに戻ってきた。そして復帰１打席目で見事なヒットを放ったのだった。筆者もこの試合を観戦していた。それまで平尾博嗣という選手をさほど知らない筆者だったのだが、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/08hiroshi-hirao.php" target="_self">この１本のヒット</a>には涙を堪えることができなかった。筆者が平尾選手を熱く熱く応援するようになったのは、この瞬間からだった。<br>
<br>
平尾選手はプロ野球選手として今、酸いも甘いも知る大ベテランとなった。今季は３７歳を迎える。阪神時代にはレギュラーが期待された大型選手ではあったが、度重なる故障で出場試合数を増やすことができなかった。それが地元埼玉に戻り、ライオンズのユニフォームを着るとレギュラーとは行かないものの、勝負強い打撃でライオンズには欠かせない選手となる。ファースト、セカンド、サードと、内野の複数ポジションを守れることも大きな魅力だ。<br>
<br>
優勝するチームには、必ず若い選手たちを縁の下で支えてくれるベテランの存在がある。今やライオンズにとってその存在が平尾博嗣選手だ。プロ野球という世界で２０年間も現役として仕事を続けている大ベテランが一生懸命練習していれば、平尾選手よりも若い選手が練習をしないわけには行かない。平尾選手はライオンズの精神的支柱であるのと同時に、今なお選手としても良いお手本となってくれている。だからこそ球団が補強策に失敗し、さらには主力に多くの故障者が出たここ数年であっても、ライオンズは壊滅的な負け方をすることはなかった。<br>
<br>
<a href="http://daily-lions.com/2011/08/game20110810.php" target="_self">２０１１年８月１０日</a>、西武ドームで行われたファイターズ戦。この試合のヒーローインタビューに呼ばれたのは、<a href="http://daily-lions.com/2009/05/1takumi_kuriyama.php" target="_self">栗山巧選手</a>と平尾博嗣選手だった。その時、平尾選手は涙ぐみながらこう言った。「僕が打っていれば勝っていた試合があったので・・・・・・。申し訳ない気持ちで一杯でした。打てて良かったです」。その声は震えていた。この時期はチームも最下位に低迷していた頃だった。ライオンズの中で、勝てないことを誰よりも悔しく感じていたのが、他でもなく平尾選手だったのだ。<br>
<br>
１勝の重みを誰よりも責任感強く背負っている平尾選手。ライオンズにとって彼の存在は本当に大きい。ＦＡ権を取得しても行使することなど一切考えず、生涯ライオンズを貫くとも宣言してくれている。投手陣のミスターライオンズが<a href="http://daily-lions.com/2009/04/13fumiya-nishiguchi.php" target="_self">西口文也投手</a>だとすれば、野手陣のミスターライオンズは平尾博嗣選手であると言っても、もはや良いのではないだろうか？もう平尾博嗣選手には、阪神からやってきたという外様の空気感は一切ない。今や平尾博嗣選手はどこを切ってもライオンズの選手だ。<br>
<br>
あのヒーローインタビューでの平尾選手の涙は、ライオンズナインの誰もが目にしていたはずだ。今季、若きナインたちは再び平尾選手に同じような悔し涙を流させてはいけない！万が一でもそんなことを繰り返すようなことがあれば、百獣の王の名が泣くどころか、廃れてしまうだろう。<br>
<br>
筆者が望むのは、今季は全球団に勝ち越して優勝を決め、日本シリーズではセ・リーグの覇者を破り、<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺久信監督</a>の次に平尾選手を胴上げしてあげて欲しいということだ。若きナインが平尾選手のあの悔し涙を取り返すためには、それしか方法はないと筆者は強く信じている。]]></description>
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         <pubDate>Sun, 22 Jan 2012 15:18:41 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>涌井秀章投手が受ける、ダルビッシュ投手の影響</title>
         <description><![CDATA[北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手の、テキサス・レンジャーズへの移籍が正式に決まった。これはファイターズにとっては大きな打撃となるが、ライオンズへの影響も少なからず存在する。それは<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16hideaki_wakui.php" target="_self">涌井秀章投手</a>のモチベーションだ。と言っても、もちろん親友であり最高のライバルであるダルビッシュ投手がメジャーに移籍したとは言え、涌井投手のやる気がなくなるということはない。涌井投手はこれからもずっと、ライオンズのエースとしてチームを勝利に導いてくれるはずだ。<br>
<br>
だが筆者が懸念するのは、涌井投手の「更なる進化」を考えた時、目の前にダルビッシュ投手がいるといないとでは大きな違いがあるという点だ。ライバルの存在は自分を大きく成長させてくれる。それは涌井投手、ダルビッシュ投手それぞれ同様で、お互いの存在があったからこそ、お互いの能力を最大限高めることができた。メジャーに移籍しても屈指の投手となるであろうダルビッシュ投手であっても、今なおライバルの名を問われれば「涌井秀章」と答える。ダルビッシュ投手にとり涌井秀章という投手はそれだけ大きな存在であり、また涌井秀章投手にとってもダルビッシュ有という投手は大きな存在なのだ。<br>
<br>
自分の限界はなかなか自分自身で超えていくことはできない。しかし目の前に強大なライバルが存在すれば、その存在が自分自身を高めてくれる。涌井投手がこれから更なる進化を遂げていくためにも、筆者はダルビッシュ投手にはファイターズに留まっていて欲しかった。そしてこれからも平成の名勝負として、涌井投手とダルビッシュ投手には最高の投げ合いを魅せてもらいたかった。<br>
<br>
だがここまで考え、筆者の考え方は変わった。ダルビッシュ投手はメジャー移籍したことで、恐らく更なる進化を遂げるだろう。もしかしたら、もう日本人打者では手に負えないような次元の投手になって行くかも知れない。そもそもダルビッシュ投手がレンジャーズと結んだ契約年俸は平均１,９３８万ドルで、これはメジャー全体の投手の中で現時点では５番目に高い金額だ。ＭＬＢには３０球団が存在し、エースピッチャーが３０人いて、その中の上から５番目の存在がダルビッシュ有投手なのだ。その存在感、期待感の大きさはもはや計り知れない。<br>
<br>
涌井投手もダルビッシュ投手の近況は事細かに知っているはずだ。金額面の話はさておき、投手としての成績面に於ける数字は、現状では涌井投手よりもダルビッシュ投手の方が上だ。ダルビッシュ投手の通算９３勝に対し、涌井投手は通算７９勝。２人の間には１４勝もの差があり、これはエースピッチャーが１年間に挙げるべく勝利数に値する。この現状を、涌井投手が悔しいと感じていないはずはない。ましてや今後、涌井投手がダルビッシュ投手に対して白旗挙げることも決してないはずだ。<br>
<br>
リーグは違えどお互いやることは今までと何も変わらない。お互いエースピッチャーとして、チームの勝利に貢献するための努力を人一倍続ける。これに関しては今までも、そしてこれからも変わることはないだろう。そしてリーグは違えど涌井投手はダルビッシュ投手を意識するだろうし、ダルビッシュ投手も涌井投手を意識し続けるはずだ。つまり筆者の思惑とは別に、２人のライバル関係はこれからも永遠に続くのだ。そしてそれが続く限り、２人は今後も切磋琢磨し合い、自らのレベルをさらに、さらに高めていくはずだ。<br>
<br>
そうして高め合った力は、来年２０１３年に行われる第３回ＷＢＣ（ワールド・ベースボール・クラシック）でチームメイトとなることで、再確認し合うのだろう。もし今後ダルビッシュ投手がＭＬＢを代表するエースとなり、涌井投手が日本ナンバー１投手に再びなることができれば、来年のＷＢＣ、日本の死角はほとんどなくなるだろう。ダルビッシュ投手と共に、日本を三度目の世界一に導くためにも、涌井投手にとり今季は非常に重要なシーズンとなる。<br>
<br>
涌井投手にはただチームの優勝に貢献するだけではなく、文句の付けようのない圧倒的な成績を挙げ、ライオンズを優勝に導いて欲しい。つまり防御率１点台で、２０勝を挙げ、８割近い勝率を残して欲しいということだ。そして再び沢村賞を獲得することで、日本代表チームに於いてダルビッシュ投手のエースの座を脅かす存在になって欲しい。筆者は涌井投手に対し、それだけの期待を抱いている。そして涌井投手にはそれだけの能力があると、筆者は信じてやまない。]]></description>
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         <pubDate>Sat, 21 Jan 2012 10:55:31 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>藤田太陽投手がエースリリーバーになる日は近い</title>
         <description><![CDATA[今季、筆者が最も「やってもらわなければ困る！」と思っているのが<a href="http://daily-lions.com/2009/12/45taiyo_fujita.php" target="_self">藤田太陽投手</a>だ。藤田投手は２００９年７月、水田圭介選手との交換トレードで阪神から西武へと移籍してきた投手だ。移籍１年目となった２００９年は２５試合２７イニングスを投げ、防御率２.００という好成績を記録し、ライオンズファンに大きな期待を抱かせてくれた。しかしそれが２０１０年になると防御率は３.９１まで跳ね上がってしまい、昨季は５.８７にまで悪化してしまった。原因はやはりコンディショニングにあったのだろう。藤田投手はふくらはぎに故障を抱え、坐骨神経痛も患っている。<br>
<br>
ふくらはぎに故障を抱えるということは、それだけ下半身を使って投げられなくなるということを意味し、これは肩・肘への負担を大きくするばかりではなく、低目への制球を低下させる大きな要因ともなる。藤田投手の投げるストレートは、本当に惚れ惚れしてしまう切れがある。「なぜこのボールが簡単に打たれてしまうのだろう？」と思ってしまうこともあるほどだ。だがプロ野球という最高峰では、ストレートに切れがあるだけでは勝負には勝てない。その切れのあるストレートを、ストライクゾーンの低めにしっかりと制御できる能力がなければ、パ・リーグの並み居る強打者たちにかかれば藤田投手のストレートを弾き返すことなど、まさに朝飯前なのだ。<br>
<br>
これは何も藤田投手にだけ言えることではない。スーパーエースとも称され、テキサス・レンジャーズへの移籍が決まったダルビッシュ有投手であっても同じだ。どんなに凄いボールを投げられたとしても、それを制御できなければ意味はない。良いボールを持っていても勝てる投手と勝てない投手に別れてしまうのは、まさにこれが最大の要因だ。<br>
<br>
藤田投手のブログを毎回楽しみにしている筆者は、今オフ、藤田投手がどれほど厳しいトレーニングをしているのかをほんの少しだけ知っている。決死の決意で挑み、血も滲むようなトレーニングに励む藤田投手を、筆者は応援せずにはいられない。９０秒間走というトレーニングをご存知だろうか？これは９０秒間全力疾走をし、１８０秒間歩き、再び９０秒間の全力疾走、これをひたすら繰り返すトレーニングだ。やってみるとよく分かるのだが、普段体を鍛えているアスリートであっても、３～４本が限界だ。３本と考えても２７０秒、４分半だ。４分半全力疾走をすると考えるだけでも、筆者の息は上がりそうになる。<br>
<br>
何度も繰り返してしまうが、藤田投手のストレートは本当に素晴しい。今オフ厳しいトレーニングを積んだことで強靭な下半身を作り上げることができれば、今季はその素晴しいストレートを低めに制御できるようになるはずだ。あの切れのあるストレートが外角低め、内角低めにしっかりと決まるようになれば、打者はそう簡単に打ち返すことはできなくなるだろう。それこそ２０１０年の４月、防御率０.００を継続した時のような快投を、１年間継続して見せてくれるはずだ。<br>
<br>
過去２年、もし藤田太陽投手がもっと安定したピッチングを魅せてくれていれば、ライオンズはここまで苦しむこともなかったはずだ。ライオンズ１年目の２００９年は、ブルペン陣が総崩れの状態に近い中、一時期はクローサーを任されるほどの信頼を得た藤田投手だ。つまり藤田投手に高い能力があることは、すでに藤田投手自身が実証してくれている。あとはその持っている能力を、どれだけ安定して発揮できるかどうかだ。その鍵が、やはりコンディショニングとなるのだろう。体の状態さえ悪くなければ、２０１２年、藤田太陽投手は必ずライオンズの優勝に大きく貢献してくれるはずだ。筆者の中には今、それに対する疑いは一切ない。]]></description>
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         <pubDate>Fri, 20 Jan 2012 14:29:28 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>主将、二塁手争いに加われなかった片岡易之選手</title>
         <description><![CDATA[強いチームには、必ずチーム内での熾烈な競争がある。エース争い、ポジション争い、正捕手争い。それを考えると、今季のライオンズには様々な期待を抱くことができる。<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16hideaki_wakui.php" target="_self">涌井秀章投手</a>と<a href="http://daily-lions.com/2009/04/11takayuki_kishi.php" target="_self">岸孝之投手</a>のエース争い、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/3hiroyuki_nakajima.php" target="_self">中島裕之選手</a>と<a href="http://daily-lions.com/2010/11/32hideto_asamura.php" target="_self">浅村栄斗選手</a>の遊撃手争い、<a href="http://daily-lions.com/2009/10/2ginjiro.php" target="_self">炭谷銀仁朗捕手</a>と<a href="http://daily-lions.com/2011/11/25takanori_hoshi.php" target="_self">星孝典捕手</a>の正捕手争い。だが中でも、最も熾烈になるであろう争いはセカンドという場所で起こるのではないだろうか。<br>
<br>
万全の状態であれば、<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺久信監督</a>も正二塁手には<a href="http://daily-lions.com/2009/05/7yasuyuki_kataoka.php" target="_self">片岡易之選手</a>を選ぶだろう。しかし片岡選手は左肩の手術明けで、開幕に間に合う保証はまだない。渡辺監督はしっかりと治し、開幕までに間に合えばいいという判断で、春季キャンプは片岡選手をＢ班に入れた。片岡選手は、バットは少しずつ振れるようにはなったようだが、まだフルスウィングができる状態ではない。現状を思えば、開幕に間に合う可能性は高くはないだろう。<br>
<br>
本来の二塁手が怪我で不在の今、控え選手や新加入の選手は虎視眈々とそのポジションを狙っている。片岡選手が開幕に間に合わなかった場合の最有力二塁手は、現状では<a href="http://daily-lions.com/2009/12/43takuya_hara.php" target="_self">原拓也選手</a>だ。昨季後半は<a href="http://daily-lions.com/2009/05/1takumi_kuriyama.php" target="_self">栗山巧選手</a>と１・２番コンビを組み、二塁手として多くの勝利に貢献をした。もちろん原選手の調子にも左右されるが、原選手の打力が昨年よりも少しでも向上しているのならば、昨年同様２番セカンドは原選手に与えられるだろう。<br>
<br>
だが春季キャンプのＡ班には、セカンドもこなせる選手が数人いる。まずその筆頭は<a href="http://daily-lions.com/2011/12/56yuji_onizaki.php" target="_self">鬼崎裕司選手</a>だ。彼はこれまで打つ方では本領を発揮することはできていないが、守備に関しては１軍レベルだ。セカンドを守らせても十分役割を全うしてくれるだろう。そして今季２年目となる林崎遼選手も、本職はショートながらもセカンドを守らせれば、安定したプレーを見せてくれるはずだ。林崎選手も打撃はまだ１軍レベルではないようだが、少し振り子打法にも似たあの打ち方は、ぜひ１軍でじっくりと観てみたい。<br>
<br>
そして遊撃手争いと同時に、二塁手争いにも加わってくる可能性があるのが、浅村栄斗選手だ。昨季は外野、一塁を守ることの多かった浅村選手だが、それ以上に能力を発揮できるのは二塁となるだろう。中島裕之選手のライオンズ在留が決まった今、今季も浅村選手はショート以外を守る試合も多くなるはずだ。その時良い打撃を続けていれば、浅村選手がそのまま正二塁手となる可能性も低くはない。この選手の存在が大きいからこそ原選手、鬼崎選手、林崎選手、さらにはベテラン<a href="http://daily-lions.com/2010/03/9masahiro_abe.php" target="_self">阿部真宏選手</a>もウカウカすることはできない。<br>
<br>
さて、熾烈な二塁手争いだが、実は新外国人選手である<a href="http://daily-lions.com/2011/12/esteban_german.php" target="_self">ヘルマン選手</a>も二塁を守ることのできる選手だ。ヘルマン選手しろ、<a href="http://daily-lions.com/2011/12/chris_carter.php" target="_self">カーター選手</a>にしろ、できれば守備の負担の少ないポジションで起用したいところではある。しかし片岡選手の現状を考えればそうも言ってはいられない。ヘルマン選手がセカンドでどのようなプレーを魅せてくれるのかはまだ分からないが、しかしメジャーでセカンドを守った経験は大きいだろう。いくら控え選手だったとは言え、能力がなければメジャー枠には入ることは出来ない。<br>
<br>
近年、ライオンズは多くの故障者に泣かされ優勝を逃してきた。しかし今季は、想定外の怪我を抱えている選手がいない。手術明けの片岡選手にしろ、<a href="http://daily-lions.com/2010/02/31ryo_sakata.php" target="_self">坂田遼選手</a>にしろ、すでに回復の途中にある。今季のライオンズは補強に関しても良い内容であったと思うが、それ以上に想定外の故障者がいないということも非常に大きい。だがもちろん油断はできない。シーズンに入ってから痛いと言い出す選手も多少は出てくるはずだ。コンディショニングコーチにはしっかりと目を光らせていてもらいたい。<br>
<br>
さて、片岡易之選手は、開幕に間に合わなかったとしても、シーズンの早い段階で１軍に戻って来てくれると筆者は信じている。だが決してムリはしてもらいたくはない。片岡選手は左肩の脱臼修復手術を受けたわけだが、脱臼で思い出されるのは森慎二投手だ。ポスティングによりタンパベイ・デビルレイズに移籍した森投手だったが、オープン戦で右肩を脱臼し、選手生命を絶たれた。片岡選手の場合は投げる右肩ではなく、左肩の脱臼ではあったものの、とにかく焦って欲しくはない。片岡選手はまだまだ先の長い選手だ。その先の野球人生を考え、まずは完治を最優先に考えて欲しい。<br>
<br>
昨季以降、片岡選手は本当に悔しい思いばかりをしているはずだ。片岡選手は常々、キャプテン就任への思いを口にしていた。だが昨季は自身の怪我もあり、渡辺監督がキャプテンに任命したのは同学年の中島裕之選手だった。本当は自分がキャプテンになりたかったはずなのに、キャプテンとしてチームを勝利に導きたかったはずなのに、それは叶わなかった。そして中島選手のポスティングにより、今季の新キャプテンの任命にも、渡辺監督は栗山巧選手を選んだ。栗山選手は片岡選手の一学年下の選手だ。またしても手術による出遅れで、キャプテンになることができなかっただけではなく、キャプテンの選考対象となることもできなかった。<br>
<br>
年下の選手がキャプテンになったということで、今後片岡選手がキャプテンに就任する可能性は限りなく低くなった。片岡選手には新主将である栗山選手を支えながらも、ぜひこの悔しさを強く持ち続けて欲しい。悔しさは必ず選手を強くする。そしてそれは、いつか片岡選手がライオンズの指導者となった日に、必ず役立つはずだ。片岡選手はキャプテンになることはできなかったが、しかしその代わりにライオンズの監督を目指せばいいと思う。片岡選手もこれからはベテランと呼ばれる年齢へと差し掛かっていく。この時期をどのように考え過ごすかにより、例えば東京ヤクルトの宮本慎也選手のような、自他共に認める将来の監督候補となることができるはずだ。<br>
<br>
そしてライオンズというチームも今後は、将来の監督候補を選手のうちからしっかりと育成していくことが必要とされるだろう。片岡選手や栗山選手は、将来は必ずライオンズの監督候補として名前が挙がるはずだ。その時のためにも球団は、今後３０代を迎える彼らに帝王学を叩き込む準備を整えておかなければならない。そして片岡選手には渡辺監督が持つ帝王学を、貪欲に求めていって欲しい。なぜなら、きっと２０年後には片岡易之監督がライオンズを優勝に導いているからだ。]]></description>
         <link>http://daily-lions.com/2012/01/column20120119.php</link>
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         <pubDate>Thu, 19 Jan 2012 13:50:47 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>#29 小石博孝</title>
         <description><![CDATA[<font color="#143d69" size="+2">#29 <strong>小石博孝</strong> - Hirotaka Koishi</font><br>
<br>
投手、左投左打<br>
２０１１年ドラフト２位<br>
大分県立鶴崎工業高～立正大～NTT東日本～埼玉西武ライオンズ<br>
大分県出身、１９８７年４月１３日生、１７７ｃｍ / ８５ｋｇ
<hr>
２０１１年１０月に行われたプロ野球ドラフト会議、埼玉西武ライオンズが２位で指名したのが小石博孝投手だった。この小石投手、実は同年第８２回都市対抗野球決勝戦で、同じく西武からドラフト１位指名されたJR東日本の<a href="http://daily-lions.com/2011/10/ken_togame.php" target="_self">十亀剣投手</a>と先発として投げ合った。結果は、マウンドを降りたのは十亀投手の方が先となったが、試合は１－２でJR東日本がサヨナラ勝ちを収めた。同年、同球団がドラフト１位・２位指名した投手が都市対抗野球の決勝戦で投げ合うなど、滅多に見られる光景ではない。これだけでも２人は大きく注目される存在となった。<br>
<br>
小石投手の出身校である立正大学と言えば、先輩には<a href="http://daily-lions.com/2009/04/13fumiya-nishiguchi.php" target="_self">西口文也投手</a>がいる。小石投手にとってはこの西口投手の存在も大きいのではないだろうか。ちなみに立正大４年時、小石投手はドラフトの候補には挙がったもののプロ志望届けは提出せず、NTT東日本に入社することになるが、結果的に西口投手とチームメイトになれたことは、小石投手にとって大きなプラスとなってくれるはずだ。<br>
<br>
小石投手と聞いてまず出てくるのは、やはり独特の投球フォームだろう。筆者はこれまで数え切れないほどの投手の投げ方を見てきたが、小石投手のような投げ方をする投手を見るのは初めてだった。この独特のフォームに変えたのは大学２年生の時だったらしく、フォームを変えることにより球速が１０ｋｍアップし、最速１４６ｋｍに達したと言う。<br>
<br>
テイクバックが小さく、ステップする右脚が一瞬止まったように見え、スリークォーターから切れのあるストレートを小気味よく投げ込んでいく。それが小石投手の投球スタイルだ。最速は１４６ｋｍと言われているが、都市対抗野球などの試合を観る限りでは、ストレートのアベレージは１３０ｋｍ台後半ではないだろうか。しかしここに９０ｋｍ台のカーブ、１２０ｋｍ台のスライダーとスクリューを織り交ぜられてくる。筆者は小石投手がドラフト指名された当初はリリーバーとして獲得したのかと考えていたが、しかし先発投手として活躍できる可能性は非常に大きいと、考えを改めるようになった。<br>
<br>
<a href="http://daily-lions.com/2009/04/47kazuyuki_hoashi.php" target="_self">帆足和幸投手</a>が抜けた今季、先発ローテの候補となるサウスポーは<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16kazuhisa_ishii.php" target="_self">石井一久投手</a>と<a href="http://daily-lions.com/2009/10/yusei_kikuchi.php" target="_self">菊池雄星投手</a>のみだ。<a href="http://daily-lions.com/2009/10/48syota_takekuma.php" target="_self">武隈祥太投手</a>にも期待したい気持ちは大きいが、近年伸び悩んでいるように見える。そして石井一久投手に関しても、昨年後半からはリリーバーとしての適性を見せているため、先発として結果を出せなければ、リリーバーとして起用される可能性も低くはない。それを踏まえると、将来性のある左腕ローテ候補は菊池投手のみとなる。つまり１年目となる今季、小石投手が先発ローテに加わる隙は十分にあるということだ。<br>
<br>
ボールの威力という面を見ると、現状では小石投手よりも十亀投手の方が上だと思う。しかし制球力は小石投手の方が高い。この面を単純に見るならば、より即戦力として結果を出せるのは小石投手の方なのかも知れない。十亀投手と投げ合った都市対抗野球の決勝戦を筆者も映像で観たのだが、小石投手はストライクゾーンの上下の使い方が非常に上手い。ストライクゾーン低めギリギリに９０ｋｍ台のカーブを投げたかと思えば、次の球は高めギリギリに１３０ｋｍ台のストレートを投げ込んでくる。ストレートのアベレージが１４０ｋｍを下回っていたとしても、ストレートと変化球に４０ｋｍ近い差があれば、打者はなかなか対応することはできないはずだ。<br>
<br>
西武球団は２０００年代に入ってからは、剛球投手であったり、癖の少なそうな投手を獲得することが多かった。しかしオーソドックスな投手とも呼べる彼らはなかなか１軍で結果を残すことができず、次々球界を去っていった。しかし<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺久信監督</a>の時代になると、昨季の<a href="http://daily-lions.com/2011/02/35kazuhisa_makita.php" target="_self">牧田和久投手</a>のように、個性の強い投手の獲得を増やすようになった。ちなみに牧田投手は渡辺監督自身が獲得を提案した投手だった。<br>
<br>
ライオンズが最強球団と評された８０年代や、三原脩監督が率いた時代は、とにかく個性の強い選手ばかりが集まっていた。その個性派集団を上手くまとめ上げたのが広岡・森監督であり、三原脩監督だ。今季のライオンズには小石・十亀両投手というやはり個性的な投手が加入し、ローテーション候補の投手たちはまさにバラエティに富んでいる。この個性派集団を、やはり現役時代には個性的だった渡辺久信監督がしっかりとまとめ上げれば、ライオンズは他球団にとり、ますます戦いにくいチームとなるだろう。そして渡辺久信監督の起用法が上手くはまれば、小石投手はその個性派集団の象徴とも言える投手になれる可能性を秘めている。その大きな期待を胸に、筆者は早く小石投手を西武ドームのマウンドで観てみたいと思っている。]]></description>
         <link>http://daily-lions.com/2012/01/29hirotaka_koishi.php</link>
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         <pubDate>Wed, 18 Jan 2012 12:39:21 +0900</pubDate>
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   </channel>
</rss>

