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2010/08/25 ロッテvs西武 20回戦(石井)


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3:21
埼玉西武
千葉ロッテ ×

千葉ロッテvs埼玉西武20回戦(千葉マリン:22,366人)
埼玉西武ライオンズ 8勝12敗0分

継投:石井一久~長田秀一郎~●工藤公康~岡本篤志
敗戦投手:工藤公康 2敗 10.50

【ハイライト】


【ゲームレビュー】
5連敗。ここまでツキに見放されてしまうと、もう手段は盛り塩しかないのだろうか。しかしそんな非現実的な解決方法に試合を委ねてはいけない。選手、そしてベンチはこの敗戦を、勝利への執念がロッテよりも弱かったと反省すべきだろう。先発した石井一久投手は苦しみながらも、7回途中まで2失点に抑える粘り強い投球を披露してくれた。ベテランらしく、しっかりとゲームメイクをしてくれた。しかしその粘投に打線が応えられなかった。

冒頭でツキという言葉を使ったが、ツキに見放されていると強く感じた場面が2つあった。まず1つ目は6回表の攻撃、中島裕之選手の打席だ。渡辺俊介投手の遅球に若干泳ぎながらも、初球の外角球をレフトに運んでいった。打球はフェンスまで到達し、普通に考えれば2ベースコースだった。しかしクッションボールはレフト大松選手の元にきれいに跳ね返り、中島選手は1塁でストップせざるを得なかった。打球がフェンスまで到達しても2塁に進めない。ツキがなかったと言うしかないだろう。

2つ目は7回裏のロッテ今江選手の打席だ。この場面もやはりツキがなかったのは中島選手だった。場面は1アウトで1塁に西岡選手。石井投手からバトンを譲り受けた長田投手がマウンドに登ったのだが、1-1からの3球目、今江選手を完全に詰まらせたショートゴロに打ち取った。だが打球よりも先に折れたバットが中島選手の方へ飛んで行き、その後からボールが転々と転がって行った。同じ方向から折れたバットとボールが時間差で飛んでくる。結果、どこにも投げられない内野安打。中島選手にとっては不運としか言いようのない1プレーとなってしまった。失点にこそ結びつかなかったが、勝ち運に見放されていることを実感せざるを得ない場面だった。

今のライオンズはとにかく流れが悪い。すべてが裏目に出てしまう。例えば選手起用に関しても多くの場面で後手後手の起用となっており、スマートな交代がほとんど見当たらない。今夜の継投もそうだった。7回、1アウトから西岡選手を出塁させた場面でピッチャーを長田投手にスイッチしたのだが、この場面で代えるのならば、7回頭から長田投手に行かせるべきだった。その理由の1つには石井投手は今夜、西岡選手に2安打されていたという点がある。中途半端に続投させ、西岡選手に猛打賞を献上する理由はない。しかも今季20回目となった西岡選手の猛打賞は、ロッテ史上60年振り、別当薫さん以来のシーズン球団最多記録だそうだ。

石井投手の球数は6回を投げた終えた時点で98球。怪我上がり2試合目の石井投手にとっては、十分代える理由になる得る数字だったと思う。だがベンチの判断は続投。この流れの悪さの直後に、前述した中島選手へ折れたバットが飛ぶ場面が繋がることになる。

選手にも言えることだが、渡辺監督を始めとした首脳陣は、もっと自信を持って采配を振るわなければならない。そうしなければ選手が不安になるばかりだ。もちろん采配とはそれほど単純なものではない。しかし首脳陣の采配に迷いが感じられれば、当然選手も迷った状態でグラウンドに立たなければならない。首脳陣としては、そういう状況だけは絶対に避けるべきだ。

当たり前のことではあるが、ベンチやブルペンスタートの選手たちは、いつどんな状況で呼び出しがかかっても良いように準備をしなければいけない。しかし首脳陣の起用と、選手のモチベーションが噛み合った状態での起用にならなければ、選手はベストパフォーマンスを発揮することはできない。例えば今夜の長田投手で言えば、長田投手自信は7回頭から投げるつもりで準備していた、という可能性もあっただろう。もし7回頭から長田投手を起用し、三者凡退に抑えていたなら、8回表の攻撃は2点では済んでいなかったはずだ。このような後手後手の采配が、試合時間を無闇に延ばしていると言うこともできなくはない。

野球というのは本当に不思議なスポーツだ。流れが良い時は面白いように勝てるし、一転その流れが悪くなるとまるで勝てなくなってしまう。だが渡辺監督は昨年から大型連敗は何度も経験している。そろそろその経験を活かし、大型連敗をしない采配を振るわなければならない時期にあると筆者は強く感じている。例えば死に物狂いになってでも勝つ采配を振るうのであれば4回表、先頭の栗山選手が2ベースで出塁した直後の中島選手に、送りバントを命じても良かったと思う。そうすれば次の中村選手のレフトフライで1点入っていた可能性が高い。

もちろん野球に「たら、れば」はない。だがこうして結果論を見ていくと、ライオンズはまだまだ完成には程遠いチームだ。それならばこういう状況であれば、もっと泥臭い野球をして、這ってでもホームインしようという気概も必要だと思う。ペナントレース、本当に苦しくなるのはこれからだ。こんな時期に大型連敗を喫しているようでは、ライオンズは今季も優勝を逃してしまうだろう。そうならないためにも、明日は何としてでも勝ちに行く野球、勝ちに行く姿勢を見せてもらいたいと思う!

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2010年08月25日 21:51 


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