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2010/08/18 西武vsソフトバンク 20回戦(石井)


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3:26
ソフトバンク 13
埼玉西武

埼玉西武vs福岡ソフトバンク20回戦(西武ドーム:19,414人)
埼玉西武ライオンズ 13勝7敗0分

継投:○石井一久~H岡本篤志~H長田秀一郎~Sシコースキー
勝利投手:石井一久 7勝4敗 4.13
セーブ:シコースキー 1勝2敗30S 1.25

盗塁:片岡易之(48)

【ハイライト】


【ヒーローインタビュー】


【勝利監督インタビュー】


【ゲームレビュー】
今夜の西武ドームは風雨にさらされていた。ドーム球場とは言え吹き抜け式になっている西武ドームは、風が吹くと雨が観客席を濡らす。突然の雷雨に見舞われた所沢地方、西武ドームには傘をさして観戦するファンが多くあった。そんな雷雨の中、約2ヵ月振りの復帰登板を果たしたのはベテラン石井一久投手だった。潮崎コーチは「とりあえずの5回」という頭で送り出したらしいが、しかし結果は復帰登板とは思えぬほどの内容で、7回途中まで投げて10被安打を浴びつつも3失点で切り抜けた。今夜の石井投手然り、日曜日の西口投手然り、ペナントレースが佳境を迎えるこの時期のベテランの活躍は、チームに勇気を与えてくれる。

石井投手の好投を引き出したのは、久し振りの先発マスクとなった細川捕手だった。今夜の細川捕手のプレーは、観ていて爽快だった。ただ一点、次の塁を狙い過ぎて二塁上でセカンドリードを取り過ぎ、4回に走塁死してしまったことは残念だったが、しかしこの失敗を含めても、今夜の細川捕手からは何か燃えるようなものが感じられた。特にリードは冴えていたと思う。石井投手のボールに切れがあると見ると、2ストライク後は3球勝負に出た場面もあった。結果的に外角ギリギリのところでスラーブがボールになってしまったが、もし外角を僅かでも広めに取る癖のある審判であれば、3球勝負の見逃し三振を取れていただろう。

全体的に見ても緩急を良く活かし、速いボールはさらに速く、遅いボールはさらに遅く見せるテクニックは流石とうなづく他なかった。具体的に説明をすると、まずストレートの残像をしっかりとバッターの目に残しておいてから、そのストレートと同じ軌道でスラーブなどの遅いボールを石井投手に投げさせていた。バッターは、2球連続で同じコースに来るとついバットを出してしまうことがほとんどだ。これが同じ球種であれば痛打されてしまうのだが、スピードの違うボールを使うことで、バッターのタイミングを簡単に外すことができる。このようなリードを見せた細川捕手も見事だったが、しかしそれ以上に復帰登板でその高度なリードに応えた石井投手もまた素晴らしかった。

今夜の7勝目は、石井投手にとっては3ヵ月振りの勝利の味だ。ファームでは135kmしか出なかったストレートも、今夜は142kmまでアップしていた。恐らくアドレナリンの為せる業だったのだろう。若い頃のように力任せに投げることなく、上手くバッターの打ち気を逸らす老獪なピッチングだった。そしてそのピッチングを盛り立てたのが、同じくベテランの平尾博嗣選手だった。

4回、平尾選手の言うところの「美味しい場面」が回ってくると、平尾選手の目つきが変わった。だが対するホークス和田投手は執拗な内角攻めをして来る。ボールはなかなか前へ飛んでいかない。当たってもファールになるばかり。しかしボール球はしっかりと見極めた。5球でフルカウントを作った後の6球目、和田投手はやはり内角の難しいコースにスライダーを食い込ませて来た。だがそれを狙っていたかのように、平尾選手は見事ライト前に弾き返した。3塁・2塁にいたランナーは2人とも生還し、2-1と一気に逆転に成功。平尾選手のこの一打がチームに勢いを与え、栗山選手の2点タイムリーもあってこの回一気に4点を奪った。和田投手が崩れたのはまさにこの回だけだった。しかしこの回の失点が致命傷となり、和田投手は自身が苦手とするライオンズ相手にまたもや敗戦を喫した。

4-3というスコアもさることながら、この試合は首位攻防戦に相応しい内容だった。とにかく両軍好プレーのオンパレードで、ライオンズ・ホークス共に内外野手が必死になってボールを追い駆けた。今夜西武ドームにいたファンは、両チームの守備を観れただけでもチケットを買った価値はあっただろう。この時期の首位攻防戦は、4月や5月に行われる首位攻防戦とはまるで意味が異なる。負ければ命取り、勝てば独走態勢が整う。実際、もしライオンズがこのカードで3連勝すればマジックが点灯する可能性もあった。だが流石にこのタイミングでの首位攻防戦3タテは考えにくい。今夜はライオンズが勝てたから良かったものの、ホークスが勝っていてもまったく不思議ではないゲーム展開だった。

だが西武ドームでの3連戦でライオンズは負け越すわけにはいかない。明日は野上投手の先発試合となるが、楽に投げさせてあげるためにも早い回での援護をしてあげて欲しい。明日勝てば、ローテーションを見れば再び連勝モードに入れる可能性がある。1勝1敗で迎える3戦目は非常に大事だ。野上投手にはそのプレッシャーに負けることなく、とにかく自分のピッチングだけを心掛けて無心で投げて欲しいと思う。そうすればきっと先発でも、ロングリリーフの時と同じような好投ができるはずだ。筆者は野上投手に対しては昨年来、非常に大きな期待を寄せているだけに、明日こそは先発投手として渡辺監督の起用に応えてもらいたいと思う!

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2010年08月19日 02:17 


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