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2010/08/15 西武vsオリックス 18回戦(西口)


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3:15
オリックス
埼玉西武 × 11

埼玉西武vsオリックス18回戦(西武ドーム:22,643人)
埼玉西武ライオンズ 11勝7敗0分

継投:○西口文也~岡本篤志~小野寺力~長田秀一郎
勝利投手:西口文也 2勝2敗 6.63

ホームラン:高山久(5号2ラン、6号ソロ)
盗塁:佐藤友亮(4)、フェルナンデス(1)、上本達之(1)

【ハイライト】


【ヒーローインタビュー】


【勝利監督インタビュー】


【ゲームレビュー】
こう言っては失礼かもしれないが、まさかこの試合西口文也投手がここまでのピッチングを見せてくれるとは想像していなかった。筆者はとにかく勝ってくれさえすればいい、西口投手に勝ち星が付いてくれればそれでいいとだけ願っていた。だが実際には6回を投げて2被安打無失点という素晴らしい内容だった。2005年に大活躍した西口投手を髣髴させる内容だったと言っても差し支えないだろう。この試合の2勝目は、西口投手自身実に4ヵ月振りの勝ち星となった。

しかし一体、西口投手にどのような変化が起こったというのだろうか?昨季以降の西口投手は観戦していても、勝ちを期待させてくれるオーラを感じることが少なかった。だがこの試合を観ていると、初回から何かが違っていた。勝てなかった時期の西口投手も、1~2回はパーフェクトに抑えることが多かったのだが、その立ち上がりを見比べるだけでも何かが違っていたのだ。西口投手自身2軍で何か手応えを感じていて、それが自信に繋がったのかもしれない。

具体的な変化を挙げるとすれば、それはウェイトトレーニングだ。2軍に落ちて以来、西口投手は南谷コーチに付いてもらいウェイトトレーニングを行ってきた。今回ほど本格的にウェイトトレーニングを行ったのは、プロに入ってからは初めてだと言う。このウェイトトレーニングが効果を上げたのだろう。2軍に落ちる前の西口投手は、腕を一生懸命振ることで腕を振っていた。だがこの試合の西口投手は腕をそれほど振らなくてもしっかりと腕が振れていた。この差は球の質に現われることとなる。

腕を一生懸命に振ってしまうと、どうしてもその動きは筋肉に頼らざるをえなくなる。そのためスタミナの消耗も激しいし、身体のコンディションによって投球が大きく左右されてしまう。だが筋肉を再教育することにより、腕を振らなくても腕は振れるようになってくる。最も分かりやすい言い方をすれば、腕そのものの重量が増すことにより、遠心力が大きくなり、僅かな力でも腕のスウィングスピードを速めることができるのだ。だがもちろんそれは重過ぎてはいけない。重過ぎれば遠心力そのものを得る前に、スウィングの始動で動きがつまづいてしまう。恐らく西口投手は南谷コーチと共に筋肉を再教育することにより、全盛期に近い腕の筋肉量に戻すことができたのではないだろうか。

筆者はこのブログ内で、近年の西口投手のスライダーは曲がるポイントが早く、打者に見極められやすくなっていると書き続けて来た。だがこの試合の西口投手のスライダーは、まさに一級品だったと言える。この試合では6回で7三振を奪った西口投手だったが、その内の6個はスライダーで奪った。そしてもう1つはチェンジアップだったろうか。とにかく変化球に切れがあった。切れというものを復習しておくと、それは変化の始動を、どれだけバッターの手元に近付けられるかどうかだ。バッターの手元近くで変化が始動するほど、その変化球には切れがあると言える(カーブなどの投げた瞬間から変化が始まる変化球は別)。

西口投手はこれで通算165勝となった。こんな計算をするのはナンセンスかもしれないが、しかし西口投手には死に物狂いになったとしてもあと35勝を挙げて欲しいと思う。西口投手自身もそれを強く意識しているはずだ。今年は37歳となる西口投手だが、来年以降3回二桁を勝つことができれば、十分達成可能な数字だ。中日の山本昌投手は43歳で11勝をマークしている。山本投手にできて西口投手にできない理由などはない。また、同僚となった工藤公康投手も41・42歳と2年連続で二桁勝利を挙げている。このような前例があることからも、西口投手にも200勝を挙げられる可能性は十分にあることが分かる。だからこそ今後も怪我をすることなく、無理のないペースでローテーションを守り、一歩ずつその階段を登っていってもらいたい。ライオンズのユニフォームを着て200勝を達成したのは東尾修元監督が最後だったろうか。西口投手には師匠である東尾投手以来の、ライオンズのユニフォームを着ての200勝を達成してもらいたいと筆者は切に願うばかりだ。

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2010年08月16日 15:20 


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