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2010/08/03 オリックスvs西武 13回戦(許)


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今夜先発マウンドに立ったのは、許銘傑投手だった。ローテーション投手が手薄な中、ベテラン助っ人の右腕に期待がかけられたが、その期待に応えることはできなかった。まさかの3回途中、4被弾6自責点という最悪な形でのKO劇となってしまった。試合前は死球を厭わず内角を攻め続けると公言していた許投手だったが、しかしそれを実行することはできず、逆に返り討ちに遭ってしまった。今夜のKOにより、潮崎コーチも次回が許投手のラストチャンスと位置づけた。来週の楽天戦でももし不甲斐ないピッチングをすることになれば、入れ替わりでグラマン投手が今季初昇格となるだろう。そして先発のチャンスも別の投手に与えられることになる。

グラマン投手の回復により、現在は4つの外国人枠を5人で争っている。その当確線上にいたのが許投手とブラウン選手だったわけだが、今夜は2人の明暗がクッキリと分かれてしまった。3回KOとなった許投手に対し、ブラウン選手は2本塁打4打点の大暴れ。ヒット数の少なさから打順は徐々に降格させられつつブラウン選手は、ここ最近はベンチを温めることも増えつつある。本来であれば.270前後を打って5番に定着してもらいたいところではあるが、.240台という打率では5番としての迫力は感じられない。今夜は2本塁打したとは言え、今後もこのペースでしかヒットが出ないようであれば、首脳陣としては見限るタイミングも重要となってくるだろう。

現在ファームではG.G.佐藤選手が好調を維持している。ファームではまるで別格の存在で、まさに文字通り打ちまくっている。ファームでこれだけ打てていれば、渡辺監督としてはすぐにでも1軍に戻して使いたいところだとは思う。しかし降格から1ヵ月それをしないということは、打撃以外の部分にひょっとしたら問題があるのかもしれない。脚の状態もベストではないはずだ。それは消極的なポジショニングを取るレフトの守備を見ていれば分かる。走ることに不安があるから、どうしても守備位置が後ろになってしまう。前進守備の指示が出ている時でさえも、前進し切らない場面すらあった。

さて、以前筆者はブログにて理学療法士の存在について書いたわけだが、昨季から今季にかけては、あまりにも怪我人が多過ぎる。ライオンズがコンディショニングコーチの他に理学療法士を起用しているのかどうかは分からないが、この怪我人の多さは少なくともコンディショニングコーチの責任問題になるのではないだろうか。昨年のグラマン投手から始まり、本気で防ごうと思えば防げた怪我が非常に多い。怪我人の多いチームが優勝することは非常に難しい。「無事之名馬」とはよく言うが、強いチームとは得てして怪我人が少ないものだ。もしくは怪我人が出ても、それをカバーできるだけの層の厚さがある。

さすがに2年連続で怪我人によりチーム力を大幅に低下させているだけに、来季は何かを考えなければならないだろう。コンディショニングコーチを入れ替える云々の話ではなく、コンディショニングそのものを見直す必要があると思う。例えば今季に関しては岸投手だ。開幕の段階で右肩の炎症を確認できていたのなら、岸投手の開幕を遅らせてでもその時点で完治させるべきだった。仮に1ヵ月離脱すると考えても、4月と8月とでは1ヵ月の重みがまるで違う。現状では8月の復帰は難しいようだが、涌井投手に次ぐ先発の柱がペナントの行方を左右する8月を不在にすることは、言葉で言うよりもチームへのダメージは大きい。

岸投手にしろ石井一久投手にしろ、離脱したのは確か2人とも6月だった。ということはトレード期限の7月31日まではまだまだ時間は残されていた。筆者としてはこの間に、トレードで先発投手を補強して欲しかった。大きな先発の柱が2本も抜けたわけなのだから、やはりそこはしっかりと補強すべきだったと思う。もしそのトレードが失敗に終わったとしても、トレードで先発投手を補強したという動きがあったならば、やることはやったと納得することができる。もちろん平野投手、野上投手、大沼投手も先発として頑張ってはいるが、大沼投手の先発はまさに苦肉の策だ。リリーフ調整をしてきた投手に突然先発をやらせたとしても、継続して安定したピッチングができる可能性は低い。それならば多少の出血を覚悟してでもトレードで先発投手を獲得して欲しかった。

もし先発投手を獲得していたならば、ひょっとしたら許投手を裏ローテの1番手に起用しなくても良かったかもしれない。比較的気の弱い許投手にとっては、裏ローテの1番手という立場よりも、5番手6番手の先発として投げた方が結果は出しやすいと思う。やはり許投手には裏ローテの1番手、つまり岸投手の代役はあまりに荷が重過ぎると言える。

シーズンはまだまだ残ってはいるが、順調に回復している石井一久投手が早ければ2週間後、中村剛也選手も最速で今月中の復帰が予想されている。まだまだ苦しい戦いが強いられそうだが、若手投手は今季最後のチャンスだと自らに言い聞かせ、与えられたチャンスをしっかりと物にしてもらいたい。そして来季は開幕からローテーションに入れるように、自信を養ってもらいたいと思う。

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2010年08月04日 02:16 


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