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2010/07/01 西武vs日本ハム 12回戦


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3:56
北海道日本ハム 19
埼玉西武 13

埼玉西武vs北海道日本ハム12回戦(西武ドーム:13,605人)
埼玉西武ライオンズ 5勝7敗0分

継投:西口文也~岡本篤~●小野寺力藤田太陽~長田秀一郎~大沼幸二
敗戦投手:小野寺力投手 1敗 2.61

ホームラン:G.G.佐藤(6号ソロ)、佐藤友亮(2号ソロ)

【ハイライト】


【ゲームレビュー】
昨日の試合では絶賛させてもらった小野寺力投手だが、逆転を許してしまったこの試合でも、非常に内容の良いピッチングを見せてくれた。逆転を許した投手を誉めるのも変ではあるが、しかし筆者の目から見れば、小野寺投手の自責点は0だ。

順を追って解説してみたいと思う。まず先頭の小谷野選手だが、配球としては間違っていなかったと思う。初球は外角低目へのストレート。判定はボールだったが、ストライクとコールされてもおかしくないボールだった。そして2球目は同じ縦のライン上で、ストレートが少し高めに行ってしまった。細川捕手は初球と左右対称となるほぼ同じ場所にミットを構えていたため、これは小野寺投手の失投と言えるだろう。だがこれは細川捕手の配球ミスだったと思う。渡辺監督はベンチで渋い表情を浮かべていたが、それは小野寺投手に対してというよりは、細川捕手に対してだったように筆者には見えた。

外角低めは、小谷野選手にとっては最も苦手なコースだ。そのデータを踏まえると、攻め方としては間違っていなかったと思う。しかし初球の際どい外角低目をボールと判定されてしまったことで、細川捕手の構想が少しずつ狂って行ってしまった。もし初球ストライクとコールされていれば、2球目はもっと違ったコースに投げさせなかったはずだ。細川捕手からすれば、絶対に見逃してくるであろう初球をボールにしてしまったという頭になってしまった。もっと中寄りの外角低めでもよかったのだが、しかしあまりにも良いコースに決まり過ぎてしまった。ある意味これは細川捕手の誤算だった。

ピッチャー心理を考えると、左右は違えどまったく同じ場所に2球続けて投げようとすると、視野が一気に狭くなってしまう。つまり自らストライクゾーンを狭めてしまい、ピッチャーによっては腕が触れなくなってしまう場合もある。細川捕手はそこをしっかりと考慮すべきだった。特に先発投手とは違い、短いイニングで結果を出さなければならないリリーバーにとっては、視野の狭さが命取りになることも多い。つまりこの2球目は、カウント2-0になったとしてもフォーク、もしくはSFFを投げさせるべきだった。最悪2-0になったとしても、3球目でもう一度外角低めに投げ直せば、2-1とすることができる。細川捕手が要求した2球目は、内角低めだったわけだが、ボールは外に流れ、若干高くなってしまった。その高くなったコースは、小谷野選手が好きなコースなのだ。それが2ベースヒットという結果になってしまった。筆者は細川捕手のことは非常に高く評価しているのだが(評価というとおこがましいのだが)、この場面の配球に関してはいただけなかったと考えている。

しかし糸井選手、高橋選手に対するボールのチョイスは良かったと思う。糸井選手に対しては、バッターが初球ストレートと決め付けたという判断の上でのフォークボール。続く高橋選手に対するフォーク、もしくはSFFは高めに抜けてしまったのだが、しかしチェンジアップ効果も働き、ジャストミートされることはなかった。高橋選手はカウント1-2でフォークを読んでいたとは思うのだが、しかし球種は当たっても、コースが予想外だったために打ち損なってしまった。もしこのフォークがしっかりと低めに決まっていたら、ひょっとしたら痛打されていたかもしれない。

続くバッターは陽選手。初球のフォークボールを振り抜いた打球は、サードの原選手を強襲した。原選手は打球の正面に入り、しっかりボールに入れていただけに、レフト方向に弾いてはいけなかった。サードと言えば昔から「ホッとコーナー」と呼ばれ、右打者の火の出るような打球が飛んで来やすいポジションだ。陽選手の当たりはサード強襲ヒットという公式記録となったが、これはエラーがついてもおかしくはなかった。もしこの打球を原選手がしっかりと前にこぼし、セーフティーファーストでアウトにしていれば、これで3アウトだった。だからこそ筆者の中では、今夜の小野寺投手の自責点は0なのだ。

原選手が打球を弾いてしまったことで3アウトにはならず、小野寺投手はその後鶴岡捕手、金子選手に連打を浴びてしまう。気落ちする気持ちはよく分かる。小野寺投手は今、何よりも結果が必要な時期だ。原選手にしても、申し訳ない気持ちで一杯だったことだろう。だからこそ守護神を張ってきただけの投手だ。原選手を救うためにも、鶴岡捕手は100%打ち取らなければならなかった。だがそれができなかったのが、なかなか信頼を得るだけの結果が出せていない現状なのだろう。

筆者の元には小野寺投手のファンの方から非常に多くのメールが届く。そのほとんどがファンとして心配していたり、期待している内容だ。読者からいただく小野寺投手に関するメールを読んでいると、小野寺投手がどれだけファンに愛されているかがよく分かる。だからこそ今後も筆者は、ことあるごとに小野寺投手にスポットを当てて記事を書いていこうと思う。この試合の小野寺投手に関して筆者が言えることは、「心配は要らない」ということだ。あとは、小野寺投手がもう少し野球を楽しめるようになれば、見違えるような結果を出し始めるはずだ。

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2010年07月03日 03:08 


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