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グラマン投手の現状、復帰までを予測してみる


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アレックス・グラマン投手の登板が、ファームでもまったく目処が立っていないようだ。3月上旬に来日以来、公に言われているブルペン入りも3月5日の香川県営野球場での一回のみ。ひょっとしたらファームでは何度かブルペンに入っているのかもしれないが、しかし正確な情報はなかなか入ってこない。だが3月に来日した時は80~85%の状態と話していたグラマン投手だ。復帰の目処がまったく立たないほど左肩の状態が悪いということは考えにくい。となると渡辺監督が怪我をした選手に対していつも言うように、あくまでもベストの状態を目指しているのかもしれない。

グラマン投手は左肩関節包を断裂し、その修復手術を昨年の7月に受けたわけだが、関節包とは肩甲骨と上腕骨を繋げる肩関節が外れないように、外側から覆っている膜のようなものだ。正確な説明ではないが、分かりにくくならないように詳細は避けようと思う。とにかく関節包が断裂してしまうということは、肩関節が簡単に抜けてしまう状態になるということだ。感覚的には常に脱臼しているような状態で、とにかく激痛が伴う。つまり修復手術をし、しっかり治ったと言える状態にならない限りは、投球などまず考えられない。

チームとしては焦らせたくはないと思う。グラマン投手は年齢的に31歳とまだまだ若く、これから先も野球人生は続いていく。その野球人生を絶たないためにも、しっかりと丁寧なリハビリをさせるはずだ。だが反面グラマン投手自身は、のんびりしていたくないという気持ちの方が強いはずだ。なぜなら2年契約が今季終了で切れるためだ。恐らく現状では、アメリカでグラマン投手と契約をしたがるチームはない。というのはメジャーリーグは選手契約に関してはビジネスライクに徹底している。契約する際は必ず費用対効果を検証し、査定を行っていく。グラマン投手はアメリカではヤンキースに在籍していたわけだが、ヤンキースのような都市球団の場合は特に、30歳を過ぎた故障持ちの選手とは契約をしたがらない。30代とも温情で契約してくれるのは、シアトル・マリナーズやテキサス・レンジャーズなどの地方球団のみだ。

自分自身の置かれた状況は、グラマン投手自身が一番理解していると思う。アメリカに戻っても契約の当てはないに等しい。それならば一日でも早くボールを投げられる状態に戻し、来季以降もライオンズでプレーすることを目指すはずだ。そしてライオンズにしても投げられる目処さえ立てば、当然来季以降もグラマン投手とは契約を結ぶと思う。だがもし今季中に1軍で投げられないようであれば、来季以降の契約は難しいだろう。契約をしたとしても当然単年となり、出来高払い中心の厳しい内容になると思う。

左投げのクローサーというのは、球界では非常に重宝される。まず左投手自体が絶対的に不足しているし、それに加えクローサークラスのサウスポーとなると、球界を見渡しても数人しか見当たらない。このような希少性から言っても、やはりグラマン投手の存在は大きいと言える。もしグラマン投手がベストコンディションに戻ることができるのならば、やはりクローサーは年齢面も含めシコースキー投手よりもグラマン投手の方が良いだろう。もちろん小野寺力投手が復活してくれることが一番望ましいことではあるが。

現状を冷静に考えると、グラマン投手の1軍復帰はどんなに早くてもオールスター明けとなるだろう。ファームで未だ投げておらず、当然連投テストも行っていない。多くのファンがグラマン投手の復帰を心待ちにしているとは思うが、復帰までにはまだまだ時間はかかりそうだ。

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2010年06月17日 12:37 


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