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2010/04/25 オリックスvs西武 6回戦


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2:50
埼玉西武
オリックス

オリックスvs埼玉西武6回戦(スカイマーク:23,368人)
埼玉西武ライオンズ 4勝2敗0分

継投:○帆足和幸~H長田秀一郎~H藤田太陽~Sシコースキー
勝利投手:帆足和幸 3勝2敗 1.54
セーブ:シコースキー 2敗10S 1.35

ホームラン:中村剛也(6号2ラン)
盗塁:片岡易之(13)

【ハイライト】


【ヒーローインタビュー】


【ゲームレビュー】
渡辺監督からすると、「勝てているから変える必要はない」ということなのかもしれない。しかし筆者はこう考えている。「勝てているからこそ変えられる」と。何の話をしているかと言うと、1番バッターのことだ。ここまで不調が続いている片岡易之選手だが、このまま上がって来ないようなら、渡辺監督も再度決断する必要に迫られるだろう。今はまだ勝てているから片岡選手の不振が目立ってはこないが、今後チーム状態が下がった時、それでもまだ片岡選手が上がって来れないようなら、その不振は戦犯扱いされかねない。そうならないためにも、今のうちに手当てをしておく必要がある。それに不調のまま片岡選手を1番に使い続けても、真面目な性格である片岡選手は自分を追い込んでしまうばかりになる。負のスパイラルにも陥りかねない。

渡辺監督の野球を考えると、やはり1番には走れるバッターを添えたいのだと思う。もちろんこれは野球というスポーツにとってはセオリーとなるし、走れる1番バッターの出塁は相手にとっては脅威ともなる。だが盗塁よりももっと大切なのは、出塁をすることだ。最近5試合の片岡選手の出塁は2つのフォアボールを合わせても僅かに5。出塁率で換算すると.250でしかないのだ。1番バッターが4打席に1回しか出塁できないとなると、チームの得点力も当然落ち込んでしまう。だが勝てている時はこれが目立たないため問題はないのだ。問題はあくまでもチームが勝てなくなった時にある。

現在チーム打率は.259でリーグ3位の数字ではあるのだが、3位とは言え.259という数字はあまりに低い。優勝を目指すのであれば、チーム防御率は3.50が必要だし、チーム打率は.270前後必要となるだろう。チーム防御率に関しては最近日に日に向上しているため良いと思うのだが、チーム打率の方がなかなか目に見えて上がってこない。こういう状況を見て考えてしまうのは、やはりデーブ大久保コーチの1軍復帰案だ。「デーブコーチでなければダメだ」とは言わないが、しかし森・黒田両コーチで打線が完全に波に乗ったことが去年からほとんどないように思う。そしてそれは、相手投手がエース級の時はより顕著に現われ、エース級の投手が登板をしてくると、打線はまるで決まりごとのように打てなくなる。これでは優勝することはできない。プレーオフへの進出などある意味どうでもいいことだ。重要なのはペナントレースを1位通過し、日本シリーズで勝つことにある。

ペナントレースの先を見越しても、やはり片岡選手の不調は痛い。少し前に渡辺監督は片岡選手を9番に降格させたが、筆者としてはしばらくの間はずっと9番を打たせてあげてもいいと思う。状態が良くなりだしたら1番に戻すのではなく、しっかりと状態が上がりきってから1番に戻してあげるべきだろう。そしてその間の1番バッターは栗山巧選手、2番にサード原拓也選手を据えれば良いのではないだろか。ピッチャーからすると、初回から2人連続で左バッターを相手にするのは嫌なものだ。しかも左ピッチャーだったとしても、両選手共に左ピッチャーを苦にしない。栗山選手は今季左投手に対しては35打数12安打で.343、原選手は5打数2安打で.400という数字を残している。個人的には原選手の1番というものも見てみたいのだが、しかし原選手は盗塁ができないランナーであるため、1番の役割を考えるとやはり栗山選手の方が適任だろう。

27日のロッテ戦からはいよいよ3番ショートに中島裕之選手が帰ってくる。この勝負強いバッターでより多くの得点を挙げるためにも、やはり1番バッターは出塁率の高い選手である必要がある。ただしここ数試合の栗山選手は打率を一気に下げてしまっている。ライオンズは今勝てているからこそ、1・2軍の打撃コーチを入れ替えるべきではないだろうか。コーチの職責は、コーチ業を一生懸命こなすことではない。プロのコーチとして、そこにはほとんど意味はないのだ。コーチに必要なのは選手同様、あくまでも結果。結果を出せないコーチは選手同様2軍に行くべきなのだ。日本球界は未だにステイタスに対する固執があるため、よほどチーム状態が悪くならなければコーチの入れ替えはない。だが結果を出せない2コーチをこのまま1軍に置いておいては、本当に重要な局面を迎えた時、千葉ロッテの金森コーチ、福岡ソフトバンクの立花コーチ、北海道日本ハムの大村コーチのような経験・実績のあるコーチには太刀打ちできなくなるだろう。特に金森・大村両コーチの実績は素晴らしいものがある。

ライオンズとしても新しいコーチを育てたいのかもしれないが、しかし1軍は育てる場所ではない。1軍は勝たなくてはならない場所だ。コーチを育てたいのであれば、それは2軍でやるべきだと筆者は考えている。そもそもプロでのコーチ経験に乏しい森コーチ、コーチ経験すらなかった黒田コーチをいきなり1軍で起用したフロントワークにも未だ疑問が残る。森コーチに関しては、デーブコーチにプライベートの問題が発覚し緊急昇格したという経緯はあったものの、黒田コーチを1軍に入れるのならば、実績を見たら間違いなく熊澤コーチの方が1軍にとっては有益だったはずだ。

いくらライオンズに現在素晴らしい選手たちが揃っていたとしても、その選手たちをしっかり動かせる打撃コーチがいなければ意味がない。ハッキリ言うと、1軍のコーチが技術指導をすることは意外と少ない。なぜなら、1軍にいる選手は技術があるから1軍に入れているためだ。そのため1軍コーチの最大の役割は技術指導ではなく、いかにして打線の状態を高い水準でキープし、得点力を上げるかということになる。

例えば主力バッターと言えど、長年レギュラーを張れば必ず集中力を失ってしまう時期がやってくる。そういう時はスタメンを外し、絶対的に集中せざるを得ない場面で代打起用し、気持ちを入れ替えさせてあげるということも大切な仕事だ。プロ野球はアマチュア野球のようなトーナメントではない。そのため急場しのぎの采配には、長期的に見ると意味はない。だからこそ片岡選手を外すのであれば、しっかりと外さなければならない。片岡選手はライオンズの1番打者として絶対に必要な選手ではあるが、しかし1番という打順はチームの勝敗に直結しかねないポジションであり、調子が悪くても使い続けて良い場所ではないのだ。

このような理由から、筆者は勝っている今だからこそ、思い切った采配を揮って欲しいと考えている。例えば最近絶好調である高山久選手を思い切って1番に起用したって良いだろう高山選手には盗塁はないが、その分長打がある。片岡選手の不調は技術の問題ではない。技術はあるのだが、頭の中に「迷い」もあるからこそ不調を抜け出せずにいる。ということはコーチの仕事は、その迷いを片岡選手の頭の中から振り払ってあげることだ。果たして森・黒田両コーチにそれができるだろうか?しばらくはその点にも注目をして筆者は両コーチを見守って行きたいと思っている。

【4月27日の予告先発投手:岸孝之投手

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2010年04月27日 12:46 


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