
2010/04/13 西武vs楽天 3回戦

| 3:08 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| 東北楽天 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 0 | |
| 埼玉西武 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | × | 5 | 10 | 0 |
埼玉西武vs東北楽天3回戦(西武ドーム:13,442人)
埼玉西武ライオンズ 2勝1敗0分
継投:○岸孝之~Sシコースキー
勝利投手:岸孝之 3勝1敗 3.33
セーブ:シコースキー 2敗6S 2.16
ホームラン:中村剛也(2号2ラン)、細川亨(1号ソロ)
盗塁:片岡易之(8)
【ハイライト】
【ヒーローインタビュー】
【勝利監督インタビュー】
【ゲームレビュー】
今夜の岸投手は、言ってみれば“いつもの”岸投手だった。岸投手は元々立ち上がりが苦手な投手なのだが、それがまともに出てしまった登板だったと言える。初回のピッチングだけを見たら、まさか8回まで粘投するとは思わなかった。
初回から2回にかけてはそれほどボールに力がなく、コントロールが定まっていなかった。マスコミからは3度目の正直でノーヒットピッチが期待されたマウンドだったが、終わってみれば8イニングを投げて10安打9奪三振3失点という内容だった。数字だけを見ると先発投手としての責任は果たしたと言える。
点を奪われた2本のヒットだが、まず初回に中村紀洋選手に打たれたインハイのボールは、これは打たれてビックリと言ったボールだった。見送れば完全にボール球だったし、岸投手もまさかこのボールを打ってくるとは思わなかったはずだ。だが中村選手にとってこのコースはストライクゾーンだった。昨年はほとんど試合に出ていなかった中村選手だけに、岸投手もそういうデータが記憶の中に残っていなかったのだろう。中村選手のインハイを攻める際は、もうボール1つ分内側でないと見送ってはくれない。だがそこに投げようとすればデッドボールの恐れも生じる。するとボールはどうしても甘くなってしまう。このサイクルが、中村選手の全盛期を輝かせていたと言えるだろう。
そして草野選手に打たれたホームランは、これは完全に失投だった。カーブが高めに浮いてしまい、バッターからすればまさに絶好球。このボールに関しては、ホームランされても仕方ないというところだった。だがこの時点では、岸投手はある程度はすでに立ち直っていた。初回は勢いが感じられなかったストレートにも力が蘇り、ストレートが切れてきたことでチェンジアップやカーブがさらに活きるようになった。欲を言えば初回の2失点だけに抑えて欲しいところではあったが、しかし悪いなら悪いなりにまとめてくるのは岸投手、流石だったと言えるだろう。
さて、打つ方では原拓也選手をクローズアップしたいと思う。この試合を勝利に導いたのは原選手のガッツだった。実はこの試合前の練習中、ロッテ戦でわき腹を痛めていた中島選手の欠場が急遽決まった。試合中に病院に行き検査を受けた中島選手だったが、その穴を埋めるべく先発出場を果たしたのが原選手だった。
だが3打席目まではまったく良いところがなく、ピッチャーに対し完全に名前で負けているような三振・凡退の仕方だった。だがせっかくスタメンで起用してくれた渡辺監督の期待に応えたかったのだろう。4打席目はセカンドゴロだったのだが、原選手は1塁ベースに気迫のヘッドスライディングをして行った。そして記録は内野安打。まさに気持ちで掴み取ったヒットだった。
そして続いて8回の裏、2アウトから片岡選手がライト前ヒットで出塁すると、続く原選手はしっかりとフォアボールを選び、代役3番に座った栗山選手に繋いだ。結果栗山選手のレフトへの2ベースヒットでランナー二者生還。3-3の均衡は破れ、ライオンズは土壇場で5-3とイーグルスを突き放した。
8回の打席、もし原選手がアウトになっていれば試合はもっと難しい展開となっていただろう。だがあそこでしっかりとフォアボールを選んだことで、チームは勝利することができた。とても地味ではあるが、このフォアボールはヒット1本以上の価値があったと思う。そして滅多に入ることのないショートのポジションも無難にこなし、見事中島選手の穴を埋めて見せた。今夜のように一生懸命なプレーを続けていれば、必ず結果も付いてくるはずだ。そうすれば常時スタメンに名を連ねることも夢ではない。今は未だ守備要員的存在の原選手だが、守備要員に甘んじることなく、気迫溢れるプレーでレギュラーの座を狙ってもらいたいと思う。
【4月14日の予告先発投手:石井一久投手】


2010年04月14日 01:05 Tweet


