
2010/04/09 ロッテvs西武 4回戦

| 3:33 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| 埼玉西武 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 1 | |
| 千葉ロッテ | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | × | 8 | 12 | 0 |
千葉ロッテvs埼玉西武4回戦(千葉マリン:16,732人)
埼玉西武ライオンズ 1勝3敗0分
継投:●涌井秀章~野上亮磨~山本淳
敗戦投手:涌井秀章 2勝1敗 4.62
ホームラン:高山久(1号ソロ)
盗塁:片岡易之(6)
【ハイライト】
【乱闘寸前のシーン】
【ゲームレビュー】
エース涌井秀章投手が先発し、安心して観ていられるかと思われたこの試合だったが、よもやのゲーム展開となった。なんと涌井投手が初回だけで6点を失い、入団1年目以来の3回KOという結果に終わってしまった。この試合、1回の表裏だけで50分以上を要する大味な展開となった。
涌井投手の最近の調子の悪さに関しては後日別の記事で書くとして、この記事では控えようと思う。この記事では千葉ロッテの神戸選手について書いていきたいと思う。
1回の裏、千葉ロッテの福浦選手が膝に自打球を当て打席の途中でベンチに下がってしまった。その時代打で登場したのが神戸選手で、この難しい状況で涌井投手から見事なホームランを放った。カウントは確か1-1からのスタートで、神戸選手はここからフルカウントまで持っていき、アウトハイのボールをライトスタンドに運んだ。敵ながら天晴れな集中力だったと思う。だがそのあとがいただけなかった。
敵チームだから指摘するわけではない。もしライオンズの選手が同じことをしたら、筆者はやはり同じように書くと思う。もしロッテファンの方が気を悪くされたら大変申し訳ないのだが、それを覚悟で書かせてもらえるのなら、神戸選手の大袈裟なガッツポーズはスポーツマンシップに反していた。
緊急事態による出場で、そこからホームランを打てたという喜びは分かる。本当に嬉しかったのだろう。だがこの時のガッツポーズは見ていて違和感を覚えるようなものだった。打った後、打席から走り出した直後から大袈裟なガッツポーズを何度も繰り返し、ホームインしたあとでも信じられないほどのはしゃぎようだった。恐らくライオンズの選手たちは神戸選手のガッツポーズに不快感を覚えたはずだ。
このホームランは神戸選手にとってプロ初ヒットでなければ初ホームランでもない。ましてやサヨナラホームランでもない。あくまでも初回に飛び出した代打ホームランなのだ。サヨナラホームランでこのガッツポーズをするのならまだ理解はできる。なぜならサヨナラホームランであれば、その時点で試合は終了しているからだ。試合終了後であれば、どんなガッツポーズを見せてもある程度は構わないと思う。だがこの試合、この場面はまだ初回だった。試合はまだ8イニングを残した状況。マウンドには当然打たれた涌井投手がまだ立っているし、その他8人の野手ももちろん守備位置に立っている。
日本とアメリカ、野球とベースボールを直接比べることはできないかもしれないが、メジャーリーグの場合、もし神戸選手のような派手なガッツポーズをしすぎてしまったなら、確実に報復の対象になる。恐らくその後は全打席でビーンボールを投げられることになるだろう。新庄剛志選手がメジャーでプレーしていた時も派手なガッツポーズを見せたために報復死球を受けたことがあった。
野球というスポーツは日本では国技の1つとなる。国技となればそれだけ高いレベルが要求される。それはもちろんプレーの質や年俸だけではなく、スポーツマンシップにおいてもだ。グラウンドに立っている以上選手は、グラウンドと相手選手に敬意を示す必要がある。相手選手を侮辱するような野次やガッツポーズはもってのほかだ。
もちろんさりげなくするガッツポーズなら良いと思う。静かに拳を掲げてダイヤモンドを一周するのなら良いだろう。だがこの試合の神戸選手のように、何度も飛び跳ねながら踊るように繰り返すガッツポーズは、相手選手やファンに不快感を与えるだけで、敬意にも欠ける行為だ。これはアンパイアがしっかりと警告を与えるべきだったと思う。そうすればその後の乱闘騒ぎも起きなかっただろう。
野球に限らず、スポーツは相手あってこそのスポーツだ。その相手を侮辱するような行為、もしくはそう取られかねない行為をすることは、スポーツマンシップに反する。神戸選手のホームランを打った喜びはよく理解できる。本当に難しい場面だったし、見事なホームランだった。しかしこの時のような派手なガッツポーズは、今後は控えてもらいたいと切に思う。もちろん神戸選手だけではなく、野球選手であればプロ・アマ問わず誰でもそうだ。グラウンド、相手チーム、そして審判に敬意を持ち続け、プレーをしてもらいたいと思う。そして神戸選手にはこのホームランを切っ掛けにし、もっと素晴らしい選手になってもらえたらとパ・リーグファンとしては思うところだ。千葉ロッテファンの方には大変申し訳ないが、神戸選手へのエールだと思ってこの記事を読んでいただけたなら幸いです。


2010年04月13日 06:01 Tweet


