
2010/04/07 西武vsオリックス 2回戦

| 3:03 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| オリックス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 8 | 1 | |
| 埼玉西武 | 2 | 0 | 4 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | × | 9 | 12 | 0 |
埼玉西武vsオリックス2回戦(西武ドーム:9,880人)
埼玉西武ライオンズ 2勝0敗0分
継投:○石井一久~山本淳~宮田和希
勝利投手:石井一久 2勝 3.00
ホームラン:中島裕之(3号2ラン)、中村剛也(1号ソロ)
盗塁:片岡易之(4)、栗山巧(2)
【ハイライト】
【ヒーローインタビュー】
【勝利監督インタビュー】
【ゲームレビュー】
今夜の試合は投打共によくかみ合った快勝だったにも関わらず、観客動員は9880人と寂しいものだった。しかし寒かったのは動員数だけではなく、実際のグラウンドもかなり気温が低く、選手の吐く息が白く曇っていた。そんな寒い中いつも通り半袖のアンダーシャツで好投したのがベテラン石井一久投手だった。前回も素晴らしいピッチングを魅せてくれた石井投手だったが、今夜のピッチングも素晴らしい内容だった。
この試合でバッテリーが本当に警戒したのは、カブレラ選手だけだったと思う。配球などを見ていると、カブレラ選手の前にとにかくランナーを溜めないということを徹底していたと思う。結果としてカブレラ選手にサイクルヒット目前の4安打を喫してしまったが、しかし失点に結びついたのは1打席目のソロホームランのみだった。4安打されたとは言え、これはバッテリーの戦術が勝ったと言い切ることができるだろう。
今夜はバッテリーも素晴らしかったが、それ以上に中島裕之選手が素晴らしかった。3安打5打点の大活躍。初回に飛び出した3号2ランも素晴らしい一発だったが、それ以上に筆者が評価したいのは2打席目だ。完全に逃げに走っていたバッテリーに追い撃ちをかけるようなライト前へのタイムリーヒット。カウントは3-1で、1アウト3塁・2塁という場面だった。中島選手はこの場面、オリックスバッテリーは自分とはまともに勝負をしてこないことを確信していた。それがあったからこそ、5球目はアウトコースオンリーで待つことができた。普通であれば見逃してフォアボールというところだったと思う。それくらいの外へのボール球だった。しかしその外に的を絞っていた中島選手にとっては、ボール2~3個分外れたくらいの外角では、それはストライクゾーンに等しかった。完璧に狙いすまして、ボールに逆らわずに右方向へと払い打った。球足の速い完璧なクリーンヒットだった。
もしこの場面でオリックスバッテリーが中途半端な配球はせず、3ボールになった時点で敬遠策を選んでいれば、ひょっとしたら違う結果になっていたかもしれない。9-2というビッグゲームにはなっていなかった可能性もある。直後の中村剛也選手は今シーズン初ホームランを放ったのだが、しかしもし中島選手を歩かされていれば、中村選手にホームランが出る可能性は低かっただろう。
中島選手を歩かせていれば、1アウト満塁という状況になっていた。この時点であればこの回はまだ1点も入っていない。ということはこのチャンスで4番の中村選手には、絶対に打たなければならないという大きなプレッシャーがかかってしまう。プレッシャーがかかればそれは当然力みに繋がり、力を抜けば簡単に打てるであろう外野フライでさえもポップフライで終わってしまうことが多くなる。いや、ポップフライならまだ良い方だ。最悪の場合はダブルプレーにより無得点でこの回を終わらせてしまう可能性もあった。
2年連続ホームランキングの中村選手の第1号ホームランは、中島選手のライト前ヒットが生んだ一発だったと言っても過言ではない。中島選手が中途半端に逃げるオリックスバッテリーに追い撃ちをかけ、先に2点を挙げたことで中村選手へのプレッシャーは一気に解消された。とは言えこのホームランのスウィングにはまだ若干の力みが感じられた。それでも典型的なハンマースウィングが打球の飛距離を伸ばし、逆方向へのホームランへと繋がった。
中村選手はまだまだ本調子とは言えないものの、これで役者が揃ったと考えて問題はないだろう。昨年は脚の故障で16試合休んだことを考えれば、今季は今夜の試合でまだ13試合目だ。これでキングが覚醒してくれれば、試合数的にはまだまだ昨年の数字を上回ることができる。そして今後グングン調子を上げておかわりを連発していけば、3年連続ホームラン王の大本命になることは間違いない。
これでライオンズは3連勝となり、貯金も3まで増えてきた。まだ13試合を消化しただけで貯金が3にまでなるのは、数字以上に凄いことだと思う。マリーンズは貯金7としているが、今のロッテの状態があと1ヵ月も続くとは考えにくい。もし明日の試合も勝って、4連勝の貯金4で千葉マリンに乗り込めるようなことがあれば、マリーンズも平静は装えないだろう。そうなれば追い駆けるライオンズの方が断然有利となる。なんと言っても先発はエース涌井投手と絶好調の帆足投手だ。いくら好調マリーンズとは言え、この2人から点を取ることは簡単なことではないだろう。逆にライオンズの打線は完全に上り調子となっている。この勢いで一気に首位の座を射止めてもらいたい。そのためにも期待したいのは、明日の西口投手の好投だ!西口投手にはとにかく頑張ってもらうしかない!ボール自体は悪くないだけに、明日は好投を期待したいと思う。
【4月8日の予告先発投手:西口文也投手】


2010年04月07日 21:44 Tweet


