
2010/03/15 西武vsオリックス練習試合

| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | ||
| オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 7 | 0 | |
| 埼玉西武 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 7 | 16 | 0 |
埼玉西武VSオリックス 練習試合・特別ルール / 西武ドーム
継投:岸孝之~山本淳~星野智樹~藤田太陽
ホームラン:ブラウン、阿部真宏
【ゲームレビュー】
特別ルールで行われたオリックスとの練習試合、ライオンズがリードしていても9回裏まで行われた。今年は開幕が3月20日と早く、しかも数試合のオープン戦が雨天中止となり、調整のために急遽組まれた練習試合だった。
先発したのは3月22日の登板が予想される岸孝之投手。結果から言うと7イニングを投げて6安打1失点と、上々の出来だった。プロ入り4年目で「一番調子が良い」と自ら言うだけあって、今年の岸投手からは並々ならぬ自信が伺える。特に今年はストレートに力があるように感じられる。昨年までのストレートは切れだけで勝負していたため、切れがない日のストレートを簡単にスタンドインされることが多々あった。だが今年の岸投手のストレートには力感がある。恐らく今年は、大幅に被本塁打を減らせるのではないだろうか。
また今年の岸投手は、メンタルでも成長が伺える。昨年までは登板前になると食欲がなくなるほど緊張していたという。だが今季の岸投手からはそのような浮き足立った雰囲気は感じられない。それどころか、マウンド上でバッターを見下ろしている風さえ感じられる。それもこれも、やはり良き伴侶を得たおかげなのだろうか。
ストレートの威力が増せば、相対的にスローカーブの威力も増すことになる。この試合でも三振を狙いに行った時にしっかりと三振を取れているため、昨年との違いは岸投手自身が一番感じ取っているところだろう。今年も怪我さえなければ、岸投手は涌井投手同等の活躍をしてくれるはずだ。
そして打の方ではブラウン選手が元気だ。ここまでは三振かホームランか、という内容が多かったのだが、この練習試合では3打数3安打1本塁打と大暴れしている。来日前から元チームメイトのマック鈴木投手から、日本の野球では変化球の見極めが重要だと教え込まれたせいなのだろう。ブラウン選手はただ振り回すだけではなく、しっかりと変化球を見極めるという意識を持って打席に立てている。
だが外国人選手の場合、オープン戦の活躍がそのままシーズンに繋がるわけではない。他球団のピッチャーは新外国人選手に対しては、色々なコース・球種を試して打てる打てないの確認作業を行っている。先日のロッテ戦、西口投手が見せたような実験投球だ。ブラウン選手に対しても、他球団は恐らく同じように実験を行っているはずだ。その過程でもし絶対的な弱点を見つけられてしまえば、シーズンに入ったらそこばかり突かれることになるだろう。そうするとボールにも手を出すようになってしまい、バッティングを崩す結果にも繋がってしまう。
しかしここまでのブラウン選手のバッティングを見る限りでは、致命的な弱点は見当たらない。もちろん苦手なコースは持っているが、そこをまったく打つことができないというレベルではなさそうだ。こうして見ていくとブラウン選手は長距離砲というよりは、中距離ヒッターと言えるのかもしれない。
この試合でライオンズはオープン戦・練習試合をすべて消化したことになる。あとは3月20日の開幕戦を待つばかりだ。打撃陣の調子はどんどん上がって来ている。14日の試合で自打球をぶつけた中島選手も問題はなさそうだし、骨折をしている中村選手の開幕ベンチ入りも決定した。ライオンズは春季キャンプからオープン戦にかけて人事は尽くした。あとは天命を待つばかりだ。


2010年03月16日 01:11 Tweet


