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工藤投手、初の千葉自主トレ慣行


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工藤公康投手は来年1月の自主トレを千葉県の館山で行うことにしたようだ。これまでの工藤投手の自主トレ地は2002年以降はずっとアリゾナで、ランディ・ジョンソン投手と共に汗を流すシーンが印象的だった。だが戦力外選手となった今、工藤投手はもう一度自分を追い込むため、館山に1人で乗り込む決意をしたらしい。

1人と言っても、恐らく練習パートナーは連れて行くのだろう。1人というのはあくまでも後輩を連れて行かないという意味だ。これまでの工藤投手は毎年自費で後輩投手たちを自主トレに連れて行っていた。そしてその中から巨人時代の後輩山口投手らが立派に成長している。

自主トレ地に寒い場所を選ぶ選手は少ない。暖かい地へ赴いて身体をじっくり作り上げるのがスタンダードとされている。しかし中には現役時代の石井貴コーチのように雪山に篭ってある意味精神修行のような自主トレを行う選手もいる。

だが工藤投手の考えは少し違う。暖かい場所で自主トレをすると「肩が出来たと勘違いしてしまうことがある」という理由からだ。ライオンズの1軍キャンプ地は宮崎県の南郷。いくら南の地とは言え2月はまだ肌寒い。さらに言えば来シーズンの開幕となる3月20日西武ドームは肌寒いどころか、本当に寒い。このような条件で投げることを考慮し、工藤投手はあえてまだ寒い千葉を自主トレ地に選んだ。

館山は東京と比べると2~3度気温は高いらしい。寒過ぎないというのはピッチャーにとっては重要かもしれない。以前は茨城県の鹿島で自主トレをしたこともあった工藤投手だが、茨城となると館山よりは気温は低かったはずだ。

自主トレ期間は1月上旬から3週間ほどで、主にリリーバーとしての体力強化や体感トレーニングを行うらしい。後輩選手を一切連れて行かないということを考えると、投げ込みを行うことはないのかもしれない。

いずれにしても工藤投手には大きな期待が寄せられていて、工藤投手自身もそれを十分に感じ取ってくれている。西武ファンが工藤投手に寄せる思いは、ホークス・巨人・横浜ファンよりもずっと強い。何しろ黄金時代を築き上げた1人が再び選手として戻ってくるのだから当然だろう。

工藤投手は西武ファンの思いを人一倍感じ取っているだけに、あえて自分を追い込むような自主トレをを選んだのかもしれない。西武ドームで不甲斐ないピッチングはしたくない、きっとその思いも強いはずだ。だからこそ工藤投手にはコーチのような立場ではなく、1人の選手として大きな期待を寄せたい。それがファンとして、工藤投手への最低限の礼儀のような気がする。

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2009年12月21日 01:03 


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