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埼玉西武、投手陣の補強ポイント


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ライオンズは方針であるのか、例年他チームに比べると補強が遅めだ。今オフもここまでドラフト以外では工藤公康投手しか獲得していない。今季4位で終わったという現実を考えると、補強が工藤投手だけで終わるということは考えにくい。

ここまで韓国人選手の獲得検討や、カナダ人選手の入団テストなどがされて来たが、ここまではまだ誰も合意には至っていない。

今回はまず、投手陣の補強ポイントを見て行きたいと思う。今シーズンは最後まで中継ぎ不足を補うことが出来なかったが、もし来季も同じピッチングスタッフで挑んだとしたら、一体どのような結果になるのか?

【先発投手】
涌井投手・・・エース。自身最多の18勝を期待。
岸投手・・・夏場を乗り切れれば15勝。
帆足投手・・・2ケタ勝利が最低ノルマ
石井投手・・・10勝前後
西口投手・・・10勝前後
木村投手・・・5~7勝
野上投手・・・5~7勝

勝利数はあくまでも予想と理想を兼ね合わせてシミュレーションしてみた。上記の数字に近い活躍をしてくれれば、先発陣だけで70勝以上を数えられる。優勝ラインを83勝に設定すると、残りは約10勝。この10勝を工藤・大沼・星野・小野寺・グラマン投手で計算できれば、机上においては十分優勝を狙える。

【中継ぎ投手】
工藤投手・・・ロングリリーフも可能なセットアッパー
星野投手・・・1ポイント中心に、できれば1イニング
グラマン投手・・・ゴールデンウィークまでに復帰してくれればベスト
大沼投手・・・ロングリリーフを中心に、試合の建て直し役を
小野寺投手・・・グラマン投手の穴をしっかり埋める
藤田投手・・・1~2イニングを安心して任せられるセットアッパー
岩崎投手・・・自信さえ持てれば安定感は増すはず
武隈投手・・・スタミナさえ付けば、先発としても投げられる
土肥投手・・・1ポイントを中心に、1イニングまで

こうして見ていくと、中継ぎ陣にはどうしてもサウスポーの手薄感がある。左肩関節胞の再建手術をしたグラマン投手を開幕時から計算することは出来ないため、最低でも1~2人のサウスポーを補強したいところだ。星野投手に関しては今季以上のパフォーマンスをしてくれるはずだから、あとは土肥投手、もしくは2年目となる中崎投手が出て来てくれれば計算自体はある程度成り立つ。

だがどうしても見つけられないのがブルペンの大黒柱だ。つまりグラマン投手の穴。筆者としては小野寺投手に大きな期待を寄せたいところではあるが、しかし今季終了直後に肩を傷めている。筆者はシーズン中、何度か小野寺投手の投球フォームについて書いて来たが、まさにその時の心配が現実になってしまったわけだ。だが本人曰く軽症らしいので、その点は必要以上の心配はいらないのかもしれない。

ところで筆者はあることを思いついた。平野投手のクローサーテストをしてみてはどうか、と。先発としてはやや物足りない感の否めないピッチングを続けていたが、1イニング限定のクローサーとしてなら全球で全力投球が可能になる。そうすれば平野投手自身こだわりを持つストレートにも、もっとスピードを乗せられるはずだ。

そしてスライダー・フォークに加え、新球にもチャレンジしているらしいので、その新球が遅球(ちきゅう)であれば、ピッチングの幅は一気に広がる。平野投手は今まで2次元でしかストライクゾーンを使えていなかったのだが、もし遅球を覚え、3次元でピッチングできるようになれば、1イニングだけなら安心して任せられると思う。

さて、ここまで書いてきてやはり実感するのは、サウスポー不足とクローサーの不在だ。渡辺監督は工藤投手にクローサー役も期待しているようだが、いくら工藤投手が一流とは言え、経験のないクローサーというポジションを安心して任せるにはまだ早いだろう。

グラマン投手が復帰するまでの間、つなぎとして誰かに任せるのは良いと思う。しかし渡辺監督にはできれば、2年後3年後のことまで考えてチームを再構築してもらいたい。なぜならグラマン投手も来季は33歳になる。となると、あと2~3年すれば確実に力は衰える。そうなった時すぐにスイッチできるように、代役ではなく、絶対的存在として若手投手の誰かをクローサーとして育てて欲しい。

ライオンズの来季のピッチングコーチは潮崎・橋本両コーチだ。リリーフに関しては2人とも百戦錬磨。クローサーの心得も理解している2人のはず。だからこそ代役や日替わりなどというネガティブな言葉を使うのではなく、もっと前向きに、守護神候補を育成していって欲しい。

だが成長するまでにはやはりクローサー役は他で見つけるしかない。そう考えると、木村投手を後ろで使うのも面白いと思う。今季もそういう場面がいくつかあったが、短いイニングでの木村投手のストレートの威力は抜群だ。

とにかく岡本慎也・三井浩二両投手を戦力外にしたことで、総年俸としては補強に対しゆとりは出たはずだ。さらにはボカチカ・ワズディン両選手で浮いた資金もある。安くて良い選手を連れてくるのは最前条件となるが、しかしそれ以上に確実に仕事をしてくれる外国人選手を連れてきてもらいたい。以前も書いたことだが、巨人のマイケル中村投手のトレード獲得なども悪くはないと思う。

経費を削減することも大切だが、それ以上に収益を上げることを最優先にしてもらいたい。そしてそのためにも、優勝できるチーム構築が必須となる。渉外担当には、ぜひ良い選手を連れて来てもらいたいと切に思う。

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2009年12月09日 16:27 


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