<< 星野智樹投手の年俸10%減は成?否? | ホーム | 工藤公康投手、今オフはリリーバーとして本格調整 >>
アンダーアーマーオンラインショップ 『DOME SHOPPING ZONE』

赤田将吾選手が3割を打つために必要なこと


アンダーアーマーTOPページにリンク クリアランスセール(30%OFF)468×60

2004年は佐藤友亮選手と共にブレイクの兆しを掴んだ赤田将吾選手だが、ここ数年は怪我などにも泣かされて思うような活躍が出来ていない。5日に西武第二球場で行われた野球教室で、赤田選手は来季の全試合出場を目標に掲げたが、現段階では難しい目標だと思う。

赤田選手は守備に関してはほとんど問題はない。ただ傷めた肩だけが心配なだけだ。肩は故障歴があるとなかなか全力投球が出来ない。全力で投げようとしても身体が勝手に自重してしまい、腕のフルスウィングを止めてしまう。赤田選手に現在この症状があるかは分からないが、少なくとも0ではないはずだ。だが肩の心配さえなければ、守備に関しては間違いなくAランクだ。

だが問題はバッティング。赤田選手がスタメンを勝ち取るためにはバッティングが課題となる。赤田選手の身体能力の高さは、テレビのスポーツ番組でも証明されている。筆者の素直な感想から言えば、赤田選手は松井稼頭央選手になれる可能性があった。赤田選手は、野球選手として松井稼頭央選手を尊敬し目標にしている。だが来季30歳となるが、未だ追いつけない。それはなぜなのか?

赤田選手と稼頭央選手の最大の違いは、バッティング時のエッジの使い方にある。エッジとは、足の裏の内側のラインを使って並進エネルギー(バッティング時における助走)を得るためのものだ。これが稼頭央選手にあり、赤田選手にはない。

それともう1つ言うと、タイミングの合わせ方だ。稼頭央選手の場合はピッチャーそのものにタイミングを合わせているのだが、赤田選手の場合はボールに対してタイミングを合わせている。

野球というのはピッチャー主導のスポーツだ。ピッチャーがボールを投げてくれなければ試合は成立しない。つまりかんたんに言うと、タイミングは常にピッチャーが握っていると言って過言はない。タイミングというのは、ずらすよりも合わせる方が難しい。だからこそバッターは10回に3回ヒットを打てれば合格点なのだ。逆を言えば、ピッチャーは10回に7回以上バッターのタイミングをずらすことが出来る。

稼頭央選手のようにピッチャーそのものにタイミングを合わせられると、それだけタイミングを合わせられる時間を多く得ることができる。だが赤田選手のようにボールにタイミングを合わせてしまうと、ピッチャーが投球する時にならないとタイミングを計ることができない。この差は非常に大きい。

ではピッチャーそのものにタイミングを合わせるとはどういうことなのか?ピッチャーは、前脚を上げて軸足1本で立った後、前脚を約6足分前にステップしてボールを投げる。この時、上げた前足をステップ動作に持って行ってしまうと、ピッチャーはそれ以降動きを制御することは出来ない。つまり投球動作以外の動きを加えることが、身体的にも野球のルール的にも出来ないのだ。

ピッチャーにタイミングを合わせるということは、前脚をステップするその動きに合わせるということなのだ。この動き以降では、ピッチャーは常に同じ動きしか取れない。だからこそバッターはそこにタイミングをロックオンさせればいいわけだ。

それさえ出来れば、あとはコースだけを確認すれば問題はない。内角ならポイントを前に。外角ならポイントを後ろに持っていくことでコースに逆らわないバッティングが出来るようになる。

そして緩急への対応だが、前述したエッジングから骨盤の回旋スピードを調節してあげるといい。一般的には速いボールを待ちながら変化球にも対応するというのがセオリーだが、実はこれは逆の方がいい。遅いボールを待ちながら速いボールに対応しに行く方が確率は上がる。その理由は人間の身体の仕組にある。人間の身体は、動きを止めることには非常に弱い。身体そのものに、より負担(負荷ではなく)が掛かるのは登り階段よりも下り階段だ。この理論をバッティングに応用すると、バットのスウィングスピードを遅くする(ベクトルは停止に向かう)動きよりも、スウィングスピードを速くさせる動きの方が身体は自然に行えるということになる。

赤田選手はタイミングが外れると、払うようなバッティングをすることが多い。これこそが赤田選手の打率を下げている最大の理由なのだ。払うようなバッティングをしてしまうと、バットをボールに当てることは十分可能なのだが、その結果ポップフライになってしまう可能性が高まる。逆にバットをしっかり振り切ってのカットであれば、しっかりとファールになってもう一度打ち直すことができる。

つまり筆者が見た赤田選手は、タイミングをボールに合わせてしまうことで、合わなかった時のファール率が低くなり(ポップフライが増える)、打率が下がってしまっているのだ。ということは赤田選手が来季レギュラーを再獲得するためには、しっかりと振り切ってファールを打てるようになればいい。野球というスポーツは、ファールなら何回打ってもアウトにはならない。バットをしっかり振り抜いたファールを打ちつつ、好球を待てばいいのだ。バットをしっかり振ってのカットは、ちゃんとしたファールになりやすい。

そしてそのために必要なのがエッジングだろう。エッジングが弱いと常に待ちの姿勢でボールを待たなければならない。つまりバッティングがピッチャーに対して受動的になってしまうということだ。これでは打率は上がらない。打率を上げるためには、ピッチャーに対し能動的なバッティングをする必要がある。そのために必要な要素がエッジングなのだ。

ちなみに筆者が好きなエッジングのトレーニング方法は、徳島県池田高校の監督だった故蔦文也監督が取り入れていたものだ。ここでは詳しく述べることはしないが、蔦監督のトレーニング方法はバッティングにおいてもピッチングにおいても、非常に有用性の高いものだった。そしてその方法は現代マシンなどは必要ない。ビール瓶や古タイヤさえあれば誰にでもできるトレーニングだった。

もし赤田選手のエッジングが強化され、ピッチャーのボールを能動的に待てるようになれば、打率は3割に手が届くところまで上がっていくはずだ。それこそ尊敬する松井稼頭央選手にも一歩近づけると思う。

赤田選手にしろ小野寺投手にしろ、ファンサービスは一流だ。あとはプレーで一流になりさえすれば、間違いなく1億円プレイヤーになれる資質を持っている。そして一流になるためには練習熱心なだけではダメだ。研究熱心でなくてもならない。そういう意味で言うと練習熱心であり研究熱心でもある菊池雄星投手は、数年後には球界を代表するピッチャーになっている可能性が高い。

赤田選手・小野寺投手の親友コンビには、そうかんたんには菊池雄星投手に追い抜かれて欲しくはない。少なくとも2人が引退するまでは、菊池雄星投手に年俸で抜かれないだけの活躍をして欲しいと思う。また、2人はそうでなければならない選手なのだ。この2人が今シーズン普段通りのパフォーマンスが出来ていたなら、ライオンズのBクラス転落はなかっただろう。そして来季は、この2人が活躍することで優勝を狙うことができるはずだ。

ライオンズが再び常勝時代を迎えるためにも、赤田選手が完全復活してチームの血を活性化させなければならない。年齢的にはそろそろベテランの域を迎える。赤田選手には来季、ぜひとも遅咲きの大輪を咲かせてもらいたい。

日刊埼玉西武ライオンズをフォローしよう!
baseball 記事を楽しんでもらえたら、ランキングに1球の投票をお願いいたします。
にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ

価格.com 自動車保険

2009年12月06日 15:31 


Copyright(C) 2009-2012 日刊埼玉西武ライオンズ All Rights Reserved.