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#49 上本達之


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#49 上本達之 - Tatsuyuki Uemoto

捕手、右投左打
2002年ドラフト6順目
山口県立宇部商業高等学校~協和発酵~埼玉西武ライオンズ
山口県宇部市出身、1980年11月8日生、186cm / 92kg
2009年推定年俸:600万円

筆者が見続けた捕手・上本達之の2010年
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上本捕手、タレントの秋山まいさんと入籍

2009年は自己最多の58試合に出場し、数字以上のインパクトを残した。プライベートでも結婚をし、公私共に充実した一年だったのではないだろうか。だがまだまだ上本捕手は上を目指さなければならない。特に打撃に関しては素晴らしい技術を持っている。もっと「1軍慣れ」することができれば、数字はもっと上がるだろう。

そして渡辺監督もそれを期待してか、秋季キャンプでは上本捕手にレフトの練習をさせている。上本捕手自身、キャッチャーというポジションにどれだけのこだわりを持っているかは分からないが、しかしこの外野練習は上本捕手にとっては大きなプラスになると思う。

筆者の、キャッチャーとしての上本捕手の評価は決して高くはない。もちろん年々リード面においては配球に意図が感じられるようになってきたが、それでもまだ二次元リードが中心になっている気がする。縦・横だけではなく、奥行きを使った三次元でリードしていかないと、1軍クラスのバッターはなかなか打ち取れない。また、キャッチングに関してもまだまだ難がある。

来季は30歳になる上本捕手。捕手としてこの年齢で大成できないということは、今後大きく花開く可能性は低い。それだったら捕手へのこだわりを一度横に置いて、試合に出ることを最優先にした方が上本捕手にとっては良い結果に繋がるはずだ。

キャッチャーというポジションは非常に頭を使う。ピッチャーが打たれれば「お前のリードが悪い」とキャッチャーが叱られる。ピッチャーの調子が悪い時は、走らないボールでどうやって勝負をしていくかを考えなければならない。とにかく試合中、決して頭を休めることができないポジションなのだ。だからこそバッティングの良かった野村克也捕手、古田敦也捕手らは偉大だったのである。

上本捕手の場合は使う頭をリードではなく、バッティングに集中させることが出来れば、レギュラークラスのバッティングをし出すだろう。その根拠は、右股関節の使い方にある。上本捕手は、左打者特有の股関節の使い方が出来ているのだ。

よくバッティングにおいて「タメ」が利いているという表現をするが、このタメとは上体の重さを後ろ脚の股関節一点に乗せた状態のことだ。左バッターである上本捕手の場合は、左脚の股関節ということになる。その左股関節にタメた重心を右股関節に移動させ、そこを基点にして身体をきれいに回旋させている。

さらに骨盤も上手く使えているため、身体の「割れ」も出来ている。身体の割れとは、上半身と下半身の動きに時間差が生じている状態のことだ。バッティングというスウィング動作は、土踏まずから順に上に向かって身体を回旋させていく。そうすると、上半身は下半身に比べると回旋し出すタイミングが遅れる。下半身は回旋していても、上半身はまだ回旋し出している状態。これが割れだ。

この割れは、骨盤を上手く使えなければ発生しない。割れが生じると何が良いかと言うと、バットスウィングの速度が増すため、ボールを引き付けても強烈なインパクトを得ることができる。つまり長距離バッターになれるということだ。ただこの割れを生み出すためには、強靭な腹筋が必要になってくる。筆者の野球理論の1つだ。バッティング、ピッチングともに強靭な腹筋が必要ということ。

さらに言えば上本捕手が今後、バットをスピンさせられるようになれば4番を争えるだけのホームランを打てるようにもなるだろう。バットをスピンさせるには肩甲骨を使う必要があるのだが、これが出来るようになると打率5分は確実にアップするはずだ。

バットをスピンさせると、フライにはバックスピンが掛かってホームランになりやすく、ゴロにはトップスピンが掛かって高速な打球が転がっていく。つまりバットの芯でジャストミートしなくても、質の良い打球を飛ばすことができるのだ。

上本捕手はなかなかの努力家だと筆者は思っている。チームの練習や試合が終わったあとに、奥様と一緒に硬式球を打てるバッティングセンターに通って練習しているようだ。筆者は、こうやって黙々と努力をする選手を見ると本当に応援したくなる。来季は捕手以外にも守れるポジションを持ち、1試合でも多く出場し、2009年以上の数字を残してもらいたい。

そのためにはまず、監督に使ってもらえるだけの守備力を付ける必要がある。秋季キャンプでは特守などを行っているようだが、守備練習は下半身の強化にも繋がり、バッティングがより安定する可能性も秘めている。来春、上本捕手がどれだけ成長しているか、筆者は心待ちにしたいと思う。

 打撃成績 Batting Results





























2005 4 7 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .000 .000 .000
2006 4 7 7 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .143 .143 .143
2007 30 35 32 5 6 1 0 0 7 3 0 0 0 0 3 0 0 7 0 .188 .257 .219
2008 17 14 14 1 1 1 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 .071 .071 .143
2009 58 105 97 9 25 6 0 4 43 15 0 0 3 1 3 0 1 22 0 .258 .284 .443
通算 113 168 157 15 33 8 0 4 53 18 0 0 3 1 6 0 1 39 0 .210 .242 .338


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2009年11月05日 15:51 


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