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2010年度ライオンズ・コーチングスタッフ発表


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1軍コーチングスタッフ
監督 渡辺久信
バッテリーチーフコーチ 大石友好
投手コーチ 潮崎哲也
投手コーチ 橋本武広
捕手コーチ 相馬勝也
打撃コーチ 森博幸
打撃コーチ補佐 黒田哲史
守備・走塁コーチ 河田雄祐
守備・走塁コーチ 清家政和
2軍コーチングスタッフ
監督 行沢久隆
投手コーチ 小野和義
投手コーチ 石井貴
捕手コーチ 大井久士
打撃コーチ 大久保博元
守備・走塁コーチ 鈴木康友
守備・走塁コーチ 熊澤とおる
トレーニングコーチ 大迫幸一
トレーニングコーチ 坂元忍
コンディショニングコーチ 米田進
コンディショニングコーチ 南谷和樹


本日、以上のような2010年度コーチングスタッフが発表された。しかし筆者は納得が行かない。渡辺監督は「1軍コーチは、2軍で3年の経験が必要」と考えている。だが1軍打撃コーチは今年と同じく森・黒田両コーチによるコンビとなった。2人ともプロでのコーチ経験は2009年が初めてだった。これは間違いなく球団主導の人事なのだろう。

自らが連れてきたデーブ大久保コーチの責任を、渡辺監督も多少なりとも背負わされているのだと思う。でなければ、例えデーブ大久保コーチが更迭されたとしても、渡辺監督の人脈・人望であればもっとコーチング能力の高い人材を連れて来れたはずだ。

筆者は2009年、森・黒田両コーチの策不足を幾度となく書いて来た。森コーチは香川オリーブガイナーズという四国アイランドリーグのチームでコーチ経験があるが、だがNPBと独立リーグではプレーの質がまったく違う。独立リーグでのコーチ経験を、そのままNPBの1軍で活かすことは難しいだろう。

黒田コーチに関しては、2008年に引退してすぐに1軍コーチ補佐となった。選手としての実績も、コーチとしての実績もない。球団としては真面目な人柄であるこの2人を厚遇したのだろうが、筆者からすると勝つための布陣を取ったとは感じられないのが正直な意見だ。なぜなら森・黒田両コーチは、今年不振に陥った片岡栗山G.G.佐藤選手らをコーチングによって復活させることができなかった。そして同じ投手に対し、あまりにも多く勝ちを謙譲し過ぎた。つまり、打撃コーチに策がないためにまったく打ち崩せなかったのだ。

筆者は、選手実績はコーチングに対し重要視していない。黒田選手は選手としては結果を出せなかったが、ひょっとしたらコーチとしては優れた人材になるのかもしれない。しかしそのためには渡辺監督が考える通り、最低3年間はファームでコーチ経験をさせるべきだった。いきなり1軍、しかも2008年は198本塁打している超強力打線を任せるべきではなかった。

続いて守備・走塁コーチだが、1軍は河田雄祐・清家政和両コーチとなった。鈴木康友コーチが復帰すると聞いて、筆者はてっきり1軍を河田・鈴木コンビにするのかと思いきや、鈴木コーチは2軍担当となった。今シーズンは清家コーチが3塁コーチとして試合を左右させる判断ミスを繰り返したが、来年は3塁コーチをどうするのだろうか。成長を見込んで清家コーチに任せるのか、足のスペシャリストの肩書きを持つ河田コーチに任せるのか、楽しみな部分でもある。

ちなみに2軍の守備・走塁コーチは鈴木・熊澤コンビなのだが、熊澤コーチは打撃コーチのままでよかったと思う。大久保コーチの復帰が影響してという形だとは思うが、熊澤コーチの打撃理論を活かさないのはもったいない。

最後に投手部門。1軍は潮崎・橋本コンビということになったが、こちらには筆者は高い期待をしている。今シーズンのライオンズがリリーバーの不振に苦しめられたという点を考えると、リリーフのスペシャリストだったこの2人に任せるのは良い選択だったと思う。特にサウスポーの橋本武広コーチの加入は大きいだろう。橋本コーチは現役時代から、星野投手らリリーバー陣に大きな影響力を持っているため、指導にも期待が持てる。またテレビ解説で橋本コーチのコメントを聞いていても、うなづける理論的なコメントが多い。つまりそれは、野球を冷静に見る力もあるということで、コーチ業には不可欠な能力だ。ただ、稀に精神論でピッチャーを判断する解説があって、その点は少々心配ではある。

とにもかくにも、決まってしまったことに今さら文句を書き綴っても仕方がない。打撃コーチに関しては不満があるが、しかし森・黒田両コーチだってプロだ。来年はきっと今年の悔しさをばねに、コーチとしてレベルアップしてくるに違いない。筆者はそのあたりもしっかり注目して見て行きたいと思う。

埼玉西武ライオンズは、いよいよこの布陣で11月1日から南郷秋季キャンプが始まる。他球団以上に厳しい練習をし、来年は他球団より1つでも多く勝ってもらいたい。そして何よりもキャンプで大きな怪我をすることなく、全選手に無事にオフを迎えてもらいたいと思う。

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2009年10月26日 19:51 


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