
○2009/09/03 楽天vs西武19回戦

| 3:01 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| 埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 | |
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 |
東北楽天vs埼玉西武 19回戦 Kスタ宮城(観衆:14,375人)
埼玉西武ライオンズ 10勝9敗0分
継投:○帆足和幸
勝利投手:帆足和幸 6勝5敗 3.76
ホームラン:G.G.佐藤(16号)、中島裕之(17号)
ヒーローインタビュー:G.G.佐藤
【ゲームレビュー】
絶対に負けられない今夜の試合、サウスポーエース帆足和幸投手が最高のピッチングで期待に応えてくれた!潮崎ピッチングコーチも「今シーズンのベストピッチ」と評するほど完璧な内容だった。9イニングを投げて5安打9奪三振で無失点、見事な完封勝利。フォアボールも1つしか出さなかった。ちょっと前まではなかなか勝ち星が付かず、焦りのようなものも感じられていた帆足投手だったが、この大事な局面を迎え、帆足投手らしい最高のピッチングを披露してくれた。きっと投げる前にボールにキスをすることで、勝利への思いがしっかりとボールに伝わったのだろう。
今夜の帆足投手はまず右バッターの内側に食い込むスライダーが、本当によく決まっていた。野球のセオリーでは左投手は、右打者の方が打ちやすいと言われるが、しかし今夜の帆足投手は右打者でも本当に打ちづらそうだった。そしてパームボールが決め球の帆足投手だが、今夜はそれほど投げていなかった気がする。全球数の3~5%程度だったのではないだろうか。いや、ひょっとしたら筆者がパームをスライダーを見間違えている可能性はある。なぜなら、それくらい今夜の帆足投手のボールは切れていたのだ。
ストレートも常時140km/h台中盤を計測し、グラウンドボーラーというよりはパワーピッチャーに近い勝負の仕方だった。恐らく楽天打線は、その印象の違いに戸惑ったという部分もあったと思う。これは前々回の登板で不甲斐ないピッチングをしてしまったことから、気持ちの面でギアが入ったのだと筆者は感じている。今夜は9奪三振、前回も8奪三振と、非常によく攻めていた。
そしてそのピッチングを引き出しのは誰でもない、細川亨捕手だ。今夜の細川捕手のリードは素晴らしかった。帆足投手も今夜はまったく首を振らずに9回までリズム良く投げ抜いた。この点は何度も首を振ることでリズムを崩した今夜の田中将大投手とは好対照だった。
今夜の細川捕手のリードは、ヒーローインタビュー物だったと思う。打者に対し早いカウントでは内角にどんどん変化球を投げさせ、最後の最後でアウトローのストレートで勝負。あれだけ内角を意識させられると、打者としてはなかなか外に目が向かない。その証拠に9奪三振の内ほとんどが見逃し三振だった。
ただ細川捕手は、バッティングに関しては今現在自分のバッティングが出来ていないのだろう。今夜は久しぶりにフォームを、バスター打法に戻していた。バスターとは、バントの構えからバットを引いてヒッティングすることで、タイミングが取りやすくなる。2年前までは常にこのバスター打法で打っていたのだが、昨年からは普通の打法に戻していた。だが今夜バスター打法に戻したということは、やはり細川捕手自身が自分のバッティングができていないと感じ、初心に戻るではないが、一時的にバスター打法に戻したのだろう。
そして初心に戻ったと言えばG.G.佐藤選手だ。筆者はここ最近、ブログ上でG.G.佐藤選手のことをかなり厳しく書き続けていた。なぜなら、野球に対する集中力、勝利への執着心がプレーから感じられなかったからだ。だが打撃不振で3試合スタメンから外され、考えるところがあったのだろう。今夜のG.G.佐藤選手は顔つきが違っていた。レギュラーであるという慢心が表情から消え、とても精悍な目つきに戻っていた。
恐らくG.G.佐藤選手はもう大丈夫だろう。今年は6~7番に降格させられていたが、もう安心して5番を任せられる顔に戻ったと思う。そしてバッティングの内容自体も、打てない時はドアスウィングになっていたのだが、今夜は低めのボールに対してもしっかりとバットのヘッドが起きていた。あれだけしっかりとスウィングできていれば、G.G.佐藤選手のパワーならフルスウィングでなくてもボールは遠くまで飛んでいくだろう。
これで片岡選手、中島選手、G.G.佐藤選手の3人が不振から抜け出した。あとは週明けの日本ハム戦から戻ってくる予定の中村剛也選手が加われば、いよいよ役者が揃うことになる。残り29試合、さすがに優勝となると現実的には厳しいところだが、しかしひょっとすると西武ドームでクライマックスシリーズが観られることになるかもしれない(2位以上)。
そのためにも明日の岸投手にもしっかり繋いでいってもらいたい。良い流れのまま恐らく土曜日先発の野上投手、日曜日先発の涌井投手に繋いでいってもらいたい。ファンはまだ決して諦めてはいない!!


2009年09月04日 02:55 Tweet


