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#41 木村文紀


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#41 木村文紀 - Fumikazu Kimura

右投右打・投手(先発タイプ)
2006年高校生ドラフト1巡目
埼玉栄高~埼玉西武ライオンズ
東京都大田区出身、1988年9月13日生、181cm / 82kg
2009年推定年俸:700万円
球種:スライダー、カーブ


木村文和投手はプロに入ってからはピッチャー専任となったが、埼玉栄高校時代は強打でも鳴らす大型選手だった。1年生の頃から外野手としてレギュラーを張り、2年生ではすでにエースへと成長していた。甲子園出場こそ叶わなかったが、高校通算33本塁打は立派な数字だった。ドラフトではライオンズが投手として指名したが、中日では打者として指名するプランもあったらしい。

木村投手は田中将大投手や、増渕竜義投手、斎藤祐樹投手らと同じ歳で、いわゆるハンカチ世代の一人である。だが同年代の田中・増渕両投手が、自分よりも先に1軍で活躍する姿を見て焦っていくうちに、木村投手はイップスに掛かってしまった。もちろん現在は克服している。だがこうして遠回りした分、木村投手はひょっとしたら今後大化けするかもしれない。野球界は、苦労してもそこから這い上がってきた選手がよく活躍する世界。そういう意味でも木村投手の将来が楽しみだ。

チーム内では意外といじられキャラのようで、涌井投手と銀仁朗捕手からは「ボカチカに似ている」と言われているらしい。そしてさらに涌井投手からは「クイックがキモい」とも言われている。ちなみにボカチカ選手に似ているというのは肌の色だけで、涌井・銀仁朗の2人からすると、黒人なら誰も良いらしい。そしてクイックがキモいというその理由はナゾ。

木村投手は基本的にはストレートとスライダーでピッチング組み立てるピッチャーなのだが、スライダーを投げ始めたのは2008年からだと思う。それまではカーブを比較的多く投げていたと筆者は記憶している。ただ岸投手が投げるようなスローカーブではなく、どちらかと言うと石井一久投手が投げるようなスライダーに近いカーブ、いわゆるスラーブと呼ばれているようなカーブだった。その後渡辺監督直々にスライダーを教わり、現在ではカーブよりもスライダーを多投している。

ストレートのMAXは152kmとのことだが、先日の登板でもセットポジションから150km以上のボールを連発していた。非常に力のある重そうなストレートは、まさに剛球と呼ぶことができる。ボールの重さだけなら、ひょっとしたら涌井投手よりも上かもしれない。ただコントロールに難があるため、まだそのストレートの威力を本当の意味では活かしきれていない。

筆者が木村投手のピッチングフォームを見ている限りだと、上体に若干のブレがあるように見受けられる。年々下半身に安定感が増してきて、球威・コントロール共に向上してはいるものの、上体に僅かなブレがあることでリリースポイントが安定せず、ボールを思うようにコントロールできずにいるのではないだろうか。そして恐らくその原因は、左足にあると思う。

木村投手の現在のピッチングフォームは、左足を上げて踏み込む際、前後に2度ほどカクカクと僅かに動く。この僅かな動きを省略すれば、もう少しコントロールが安定するような気がする。やはりどんなに素晴らしいストレートを持っていたとしても、ストライクゾーン内でコントロールができなければ宝の持ち腐れになってしまう。

だが木村投手が今後コントロールがさらに安定し、チェンジアップや2シーム、SFFなどを覚えていけば、かなり勝てるピッチャーになるのではないだろうか。何よりも見ていて、マウンドで投げることが楽しくて仕方ないように見える。野球は、まずは楽しむことが上達の第一歩だ。まだ3年目の木村投手だが、これから4年目5年目が非常に楽しみなピッチャーである。

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2009年08月21日 16:05 


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