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●2009/08/02 オリックスvs西武18回戦


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3:33 10
埼玉西武 10
オリックス 11

オリックスvs埼玉西武 18回戦 京セラドーム(観衆:27,573人)
埼玉西武ライオンズ 12勝6敗0分

継投:西口文也~大沼幸二~藤田太陽~星野智樹~山本淳~岩崎哲也
敗戦投手:岩崎哲也 2勝3敗 3.09
ホームラン:石井義人(4号)、G.G.佐藤(15号)、中村剛也(33号)


【ゲームレビュー】
今日の先発は7月16日以来のマウンドとなる西口投手だった。だがこの西口投手の乱調が誤算で、まさかの3回途中今季最短KOとなってしまった。交流戦明け以降、勝ち投手にはなれていないもののしっかり試合を作ってきた西口投手だったが、やはり登板間隔が空きすぎたのだろうか。ボールは走っていたのだが、そのボールを上手くコントロールできなかった。

ピッチャーというのは不思議なもので、肩が重すぎても軽すぎてもいけない。肩に疲れが溜まり重くなってしまうとボールが走らなくなるし、登板間隔が空いて軽くなりすぎると、それはそれでバランスを崩してしまう。特に先発ピッチャーの場合は、ほんの少し肩に張りが残っている程度がベストコンディションとされる。そのため多くのピッチャーは先発する前々日に本格的なピッチング練習をし、前日は軽く調整するのが通例となっている。

今日の西口投手はコントロールが甘く、珍しく失投が多かった。先取点を奪われた3ランホームランも、変化球がど真ん中に入ってしまった。これを打たれた直後の西口投手は帽子を目深にかぶり、うつむくようにしてマウンドに立ち尽くしていた。この1球に対してかなりの悔いが残ったのだろう。西口投手からすれば、100%防ぐことのできる被ホームランだった。

さて、ピッチャーにはコントロールの良い人と悪い人がいる。今日は、それが具体的にはどういうことなのかを書いていこうと思う。まず、どんなにコントロールの良いピッチャーであっても、本当に思うところに投げられるのは10球中3球程度。球界を代表するコントロールピッチャーである元西武の豊田清投手でも、和製マダックスと呼ばれるロッテ小宮山投手でもそれは同じ。だがコントロールの良し悪しは、この3球では決まるわけではない。実はコントロールが悪いと言われるピッチャーであっても、10球中3球を狙ったコースに投げることは可能なのだ。つまりコントロールの良し悪しは、残りの7球で決まるのだ。

まず最初にアマチュア選手の例を挙げてみることにする。アマチュアのピッチャーは、ストライクゾーンにしっかりと投げられるピッチャーが、コントロールが良いと評価される。つまり草野球などでありがちな、連続フォアボールを出さないということ。つまりコースを狙って投げたけどコントロールミスをした際、真ん中に向かって外れていくピッチャーがコントロールが良いと評価される。しかしプロ野球ではこれがまったく逆になってしまう。ちなみに今日の西口投手は、アマチュアタイプのコントロールが良いピッチャーになってしまったというわけだ。

アマチュアに対し、プロのコントロールが良いと評価されるピッチャーは、コースを狙った際、コントロールがボールゾーンに向かって外れていく。つまり、決してど真ん中にボールを投げないピッチャーのことなのである。普段の西口投手はもちろんこっちのタイプだ。スライダーが真ん中に入っていくことは滅多にない。あったとしても1試合に1~2球程度だろう。

コースからボールゾーンに外れればフォアボールを連発するのではと考える方もいると思う。しかしそれは違う。プロのピッチャーの場合、ボールゾーンでファールを打たせる技術を持っているため、例えコースから外れていってもそれでストライクカウントを稼ぐことができるのだ。西口投手の場合はスライダーをキラーボールとしているため、ファールはストレートで打たせることが多い。

今年のライオンズで最もコントロールが良いピッチャーは、恐らくグラマン投手だろう。コントロールミスをしても、そのボールが真ん中付近に集まることはまずない。バッターに対し、「このピッチャーは失投はしてこない」というイメージを持たせることができると、バッターはボールゾーンでも手を出してくれるようになる。去年のグラマン投手を思い出してもらえたらと思うのだが、右バッターが外角のボールを空振りしてくれるシーンが多かったはずだ。これはグラマン投手に対しコントロールが良いというイメージを持っているためにバッターは厳しいコースにも手を出してしまっているのだ。

そのグラマン投手は今シーズンの復帰は絶望的。だが先日の手術が成功したとのことなので来年の開幕、もしくは遅くてもゴールデンウィークまでには帰ってきてくれるはずだ。

残念ながら渡辺監督の誕生日を勝利で飾ることはできなかったが、しかし負けたにせよ、今日はいい試合だった。特にサヨナラホームランを打たれるまでは、リリーバーが6イニング連続無失点で抑えたのは後半戦の弾みになる。前半戦はリリーバーの不調で落とす試合も多かっただけに、後半戦はリリーバーの好投で勝てる試合が増えてくるはずだ。火曜日からはいよいよ首位日本ハムとの直接対決。エース涌井投手の先発が予想されるだけに、ここは本気で3連勝を狙ってもらいたいところだ。頑張れ!ライオンズ!!

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2009年08月03日 00:17 


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