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△2009/06/14 西武vs広島4回戦


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4:39 10 11 12
広島 13
埼玉西武 11

埼玉西武vs広島 4回戦 西武ドーム(観衆:32,795人)
埼玉西武ライオンズ 1勝2敗1分

継投:岸孝之~H星野智樹~岡本慎也~H三井浩二~小野寺力H野上亮磨~許銘傑


【ゲームレビュー】
この試合はは太田秀和副代表の最後の試合だった。球団代表時代から3年半という短い任期だったが、ここまで愛された球団代表は今までにいただろうか。太田副代表は、坂井保之さん(西武球団初代代表)に負けないほど、西武球団に貢献された方だと思う。

坂井さんは西武球団が誕生した1978年以降、所沢近郊の小学校の前でライオンズの帽子を子どもたちに配るなどして、その後見事に黄金時代を作り上げた敏腕社長だった。そして同じ実力の選手ならば顔が良い方をドラフトで選ぶなどし、男性だけではなく女性ファンを増やすことにも大いに貢献した代表だった。

今の西武球団は坂井さんなくしてはありえなかったわけだが、太田副代表はその坂井さんに匹敵するほどライオンズに大きく貢献し、そして坂井さん以上にファンに愛された。

思えば2007年開幕直前だった。西武球団スカウト陣のアマ選手への金銭提供、いわゆる裏金問題が発覚した。その矢面に立たされたのは現ロッテの木村投手だった。木村投手は今年晴れてプロ選手となり、筆者は本当に良かったと心から思っている。木村投手には今後ロッテを支えるエースピッチャーへと成長していってもらいたい。

この裏金問題が発覚した直後の西武ドームでの開幕戦、試合前、例年であれば開幕セレモニーが行われるはずだったが、この時はセレモニーは中止され、太田代表(当時)の謝罪からスタートする開幕となった。この時木村投手と同じように矢面に立たされたのが太田代表だったが、太田代表はこの時最も勇気ある行動をとった関係者だったと思う。

開幕戦、満員の西武ドームにたった一人で立ち、マイクの前で裏金問題についてファンに謝罪をしたのだ。筆者もこの時西武ドームにいたのだが、この時の太田代表の姿は未だにこの目に焼きついている。そして謝罪に対してのファンの温かい声援、拍手も未だに耳に残っている。当時は非常に暗い雰囲気の中で迎えた開幕戦だったが、太田代表がいれば必ず乗り越えられると確信することが出来た。

裏金問題が発覚した2007年こそは、26年ぶりのBクラス転落、観客動員数12球団中最下位という不名誉な一年になってしまったが、翌2008年は見事日本一に返り咲き、チームが太田副代表の尽力に応える形となった。

一ファンとしては、これからも太田副代表に西武球団を支え続けて欲しかった。そして副代表としての最後の試合、この試合だけは本当に勝って欲しかった。太田副代表の花道を飾って欲しかった。

本当ならば広島の内野5人隊形や、審判の誤審、G.G.佐藤選手のことなど書きたいことがたくさんあったのだが、しかし今日だけは太田副代表のことを書かずにはいられなかった。今後はプリンスホテルに移るとのことだが、プリンスホテルに移った後もぜひ西武ドームに訪れて欲しい。そしてもし西武ドームで太田副代表の姿を見かけたら、筆者は握手を求めたいと思う。

「印象深い3年半だった。不祥事でもう駄目と思った時の、ファンの温かい声や励ましは忘れられない」
とは太田副代表の退任時のコメントだったが、太田さん、ファンはあなたのことを決して忘れません!

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2009年06月16日 02:26 


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