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●2009/06/30 西武vsロッテ10回戦

4:20 10 11
千葉ロッテ 11
埼玉西武 12

埼玉西武vs千葉ロッテ 10回戦 西武ドーム(観衆:11,391人)
埼玉西武ライオンズ 3勝7敗0分

継投:帆足和幸~大沼幸二~三井浩二~岩崎哲也~小野寺力~●星野智樹
敗戦投手:星野智樹 0勝1敗 4.43
ホームラン:中村剛也(24号)、片岡易之(6号)


【ゲームレビュー】
期待された先発帆足投手だったが、4回途中早々と降板してしまった。何よりも先頭バッターへのフォアボールが良くなかった。これはピッチャー出身の渡辺監督が最も嫌うところ。先頭バッターへのフォアボールは50%以上の確率で失点に繋がる。渡辺監督が早々に見切りをつけた気持ちもよく分かる。

しかし渡辺監督はそういう気持ちよりも、「お前はこんなピッチングをしていていいピッチャーじゃないんだ」という無言の檄を帆足投手に伝えたかったのかもしれない。渡辺監督は帆足投手を非常に高く買っているし、何よりもチームで一番強いハートを持ったピッチャーだ。それだけ期待しているからこそ、今日のピッチングが許せなかったのだろう。帆足投手には何とか次回の登板で信頼を取り戻してもらいたいと思う。
(帆足投手は実際には背中に痛みを訴えての降板だったようです)

交流戦の終わり頃から片岡選手のバッティングフォームが昨年のフォームに戻った。今年はWBCのチームメイトだった東京ヤクルト青木選手に打撃理論を教わり、まさに青木選手のようなクラウチングスタイルのバッティングフォームで打席に立っていた。しかしなかなかこれで結果を出すことができなかった。

クラウチングスタイルのメリットは、まずピッチャーにとってのストライクゾーンの高さが狭まるため、どうしてもバッターのベルトの高さ以下で勝負せざるを得なくなる。そうなるとバッターは高目を捨てて目線を下げることができるので、来たボールを狭いゾーンでしっかりと見極めることが出来る。

だが反面デメリットもあり、姿勢が前かがみになるためバットを腰で振り切るのが難しくなる。そのため小柄で非力なバッターが、ミート力をアップさせるためにこのフォームを取り入れることが多い。特に学生野球ではクラウチングスタイルでボールに食らい付いて行くバッターをよく見かける。

だが片岡選手にはこのフォームは合わなかったようである。結果的には目線だけが下に下がり、ストライクゾーンはそのままという形になってしまった。そのため打ち損じた打球のほとんどがポップフライになってしまう。片岡選手の場合足を活かすために転がさなければならないのだが、それがすべて上がってしまっていた。

これは恐らく急激に目線を下げすぎた弊害なのではないかと思う。フォームを戻してもどうしてもポップフライを上げてしまうのは、目線を上方に戻せていないためだと思う。そのせいでどうしてもバットがボールの下から入ってしまう。決してアッパースウィングというわけではないのだが、それが原因で打球が上に上がってしまう。しかし今日の9回土壇場、まさかあの打球がホームランになるとは思わなかった。これは片岡選手の勝利への執念を感じさせてくれる素晴らしい一打だったと思う。

それにしても今日の試合は観ていて本当に疲れた。そしてチームは再び3連敗。上位チームからは離される一方になってしまっている。まずは連敗を止めなければならない。明日は岸投手が先発だ。なんとか完投勝ちを目指してもらいたいと思う。

2009年06月30日 22:32

#26 星野智樹



#26 星野智樹 - Tomoki Hoshino

投手(先発)、左投左打
1998年ドラフト3位
三重県四日市工~プリンスホテル~埼玉西武ライオンズ
三重県員弁郡東員町出身、1977年7月29日生、179cm / 74 kg
2009年推定年俸:6,000万円
球種:スライダー、カーブ、シュート
ニックネーム:ジョリちゃん(ひげが濃いから)、モミちゃん(もみ上げが濃いから)

星野智樹投手の不調の原因、その解決方法
星野智樹・石井義人のFA宣言の行方
星野智樹投手の年俸10%減は成?否?
チーム平尾のメンバーだけあって、ライオンズの中ではダントツに性格の明るい選手。しかも平尾選手同様、野球に対してはどの選手よりも真摯に向き合っている。明るいキャラクターからは想像も出来ないが、非常にストイックな選手でもある星野智樹投手。

入団は松坂大輔投手と同期で、1998年のドラフト3位。入団当初のライオンズは深刻な先発サウスポー不足に泣かされていたため、先発ピッチャーとして期待されていた。プリンスホテルという社会人出身ということもあり、即戦力投手としても期待されていたが、しかし1年目は初勝利を記録するものの、当時の東尾監督の期待に応えることはできなかった。そしてその後もなかなかきっかけを掴むことができず、入団からの5年間は1軍と2軍を行ったり来たりする生活が続いた。

そんな星野投手がきっかけを掴んだのが、2003年の福岡ダイエーホークス対阪神タイガースによる日本シリーズだった。そこで星野投手が目にしたのが、阪神の吉野誠投手(現オリックス)の投球フォーム。左のサイドから鋭く曲がるスライダーを多投し、ホークスの重量打線を沈黙させた姿。その吉野投手の姿が、星野智樹投手を変えることになった。

その年の秋季キャンプから、星野投手はさっそくピッチングフォームをオーバースローからサイドスローに変えた。2004年が背水の陣と言われていただけに、2003年の秋はまさに死に物狂いで練習に励んだらしい。するとその厳しい練習が見事に実り、2004年は左キラーのワンポイント投手として、チーム最多の56試合に登板し、防御率も2.15と一気に花開いた。この年以降星野投手は2006年まで3年連続50試合以上の登板を記録し、もはやチームに欠かすことの出来ないサウスポー投手となった。

だが2007年は低迷するチームに連動するかのように、星野投手の成績も一気に下がってしまった。左キラーであるはずなのに対左の被打率が.316と打ち込まれ、登板数も37に減ってしまった。過去3年の勤続疲労もピークだったと思う。

2008年は伊東監督から渡辺久信監督に代わった。その渡辺監督が最初に悩んだことが、自信を失った星野投手をどう甦らせるかということだった。渡辺監督の著書『寛容力~怒らないから選手は伸びる~ 』によると、渡辺監督は「星野は自分が1軍に定着しているというおごりがある」と感じたそうで、そのための荒治療として2008年の春季キャンプでは、渡辺監督は星野投手を1軍キャンプには呼ばず、2軍に帯同させた。その効果はすぐに現われたそうで、星野投手は危機感を覚え、今まで以上にストイックに練習をし、強い反骨心を見せてくれたそうです。

渡辺監督は、片平2軍監督に星野投手のケアもしっかり頼んでいた。一線級のピッチャーを2軍スタートにさせるわけなので、心が腐ってしまうことが心配されたための処置。しかし渡辺監督のこの心配は無用のものとして終わった。星野投手はしっかりと身体の切れを取り戻し、オープン戦直前にベストに近い状態で1軍に戻って来た。

そしてオープン戦2戦目の広島戦。9回裏2アウト満塁、1点差で勝っている場面。渡辺監督はブルペンの潮崎コーチに電話をし、「1番シビアな場面だから、ここで星野に投げさせて自信を取り戻させよう」と伝えた。渡辺監督の言うとおりまさに断崖絶壁とも言える場面。打ち取れば自信を取り戻せるが、もし打たれたら二度と立ち直れなくなる可能性もあった場面。しかもバッターは前田智徳選手。球界を代表する名選手。

このしびれる場面、星野投手は前田選手を見事キャッチャーへのファールフライに仕留めた。これで星野投手は一気に自信を取り戻し、オープン戦でさらに調子を上げ、2008年の4~5月はほとんどヒットすら許さない見事なピッチングを続けた。この広島戦での起用に関して渡辺監督は「今年は大事な場面でお前を使うからな!」というメッセージを込めていた。星野投手は、その渡辺監督の思いに見事応えた。

2008年、その後の星野投手の活躍に関してはまだまだ記憶に新しいところ。日本シリーズでは3試合に登板し、巨人相手に1本のヒットも許さず、アジアシリーズでも台湾チャンピオンの統一相手にノーヒットピッチを見せた。

そして2009年は中継ぎ陣が次々と崩壊する中、孤軍奮闘を続ける星野智樹投手。もし星野投手がいなかったらと考えると本当に恐ろしくなってしまいます。

そんな星野投手を筆者が応援する理由は、星野投手の野球に対する姿勢にあります。星野投手はリリーフ登板する際、ブルペンを出てレフト線(もしくはライト線)に沿って走り、3塁ベース(もしくは1塁ベース)付近で一旦立ち止まり、グラウンドに対し脱帽の上一礼してからレフト線をまたぎ、マウンドに向かって行きます。筆者は星野投手のこの姿を見る度に感動してしまいます。星野投手の野球への情熱、野球への尊敬を強く感じられるからです。

また球審から新しいボールを受け取る時も、必ず審判に対して脱帽した上で目礼をしています。普段は誰よりもおちゃらけた性格の星野投手ですが、野球に対する姿勢は球界ナンバー1だと思います。子どもたちにもどんどん真似して欲しいプロ野球選手の1人です。

サービス精神旺盛な星野投手ですが、今年の春季キャンプではこんな場面が見受けられました。赤田選手がカメラを持って選手たちを取材するという企画で、赤田選手の「ずいぶんヒゲが濃いですが、いつ剃ったんですか?」という質問に対し、「5分くらい前」と答え、周囲の爆笑を誘っていました。この愛すべきキャラクターの星野投手には、最低でもあと5年以上はライオンズのリリーフ陣を支えていってもらいたいと思います。

2009年06月29日 20:39

●2009/06/28 西武vsソフトバンク12回戦

3:27
ソフトバンク 13
埼玉西武

埼玉西武vs福岡ソフトバンク 12回戦 西武ドーム(観衆:28,238人)
埼玉西武ライオンズ 6勝5敗1分

継投:ワズディン星野智樹~岩崎哲也~●三井浩二~大沼幸二
敗戦投手:三井浩二 0勝1敗 5.63
ホームラン:中島裕之(11号)、G.G.佐藤(11号)


【ゲームレビュー】
渡辺監督は試合後「勝てるわけがない」と怒気を含んだコメントを残した。グラマン投手1人いないだけで、まさかここまでリリーフ陣が崩れてしまうとは誰が予想しただろうか。むしろグラマン投手が故障で離脱したことによりリリーフ陣に緊張感が増し、若いピッチャーが大きく成長するのではと筆者は期待していた。しかし結果はチーム総失点のうち1/3が7回以降に集中してしまっている。後半に登場するリリーフ陣がこれだけ失点を重ねてしまうと、「5点では勝てない」という意識により打線が疲弊してしまう可能性がある。

今日は星野智樹投手が、大事な場面で松中選手に手痛い一発を浴びてしまった。このホームランは確実に防げただけに、筆者としても残念でならない。打たれたボールはインハイのストレート。絶対に投げてはいけないボールだった。銀仁朗捕手がなぜ2-2という有利なカウントからストレートを要求したのか、そして星野投手がなぜそれに対して首を振らなかったのか、筆者はまったく理解できなかった。銀仁朗捕手としては裏をかいたつもりだったのだろうが、球界を代表するスラッガーに対して取るべき配球ではなかった。

今までこのブログでも何度も言ってきたことだが、グラマン投手の離脱も痛いが、それ以上に痛いのが正捕手である細川捕手の離脱だ。細川捕手であれば、松中選手に対して今日の銀仁朗捕手のような配球はしなかったはずだ。2-2ということは、ボール球をあと2回使えるということ。この場面はストライクからボールになるスライダーか、松中選手の膝元へのカーブがベストピッチではなかっただろうか。この選択であれば、例え打たれたとしてもある程度納得はいくはずだ。

だが打たれたのはあくまでもストレート。ダグアウトに戻った星野投手の姿が何度も画面に映し出されたが、試合終了までうつむいたままだった。今日星野投手は、リリーバーとして最も悔しい思いをしたと思う。悔いの残る1球だったと思う。

試合が始まる前の星野投手の防御率は2.41と良い数字だったのだが、この2失点のせいで3.26まで跳ね上がってしまった。リリーバーは投げるイニングが少ないため、ちょっと打たれるとすぐに防御率が跳ね上がってしまう。

しかし開幕からずっと安定しているリリーバーが星野投手だけでは、渡辺監督もさすがにやりくりに苦労してしまうと思う。「勝てるわけがない」とリリーバーに対し怒りを露にした渡辺監督ではあるが、これはもちろん星野投手だけに向けられたものではない。むしろ星野投手に対しては降板後、温かい顔で迎え入れていたように見えた。きっと星野投手の野球への情熱をよく理解しているからこそ、あえて何も言わなかったのだと思う。

大宮で勢いづいたかのように思えたライオンズだったが、好調ソフトバンク相手に1勝2敗と負け越してしまった。これで借金も3。鷹の尾はますます遠ざかってしまった。これ以上離されてしまうと、オリックス同様に自力Vの可能性が消滅してしまう。そうならないためにも、なんとか後ろのピッチャーを整備していく必要がある。そのためには出血覚悟のトレードも必要になってくるかもしれない。

現在ファームでは、大島選手や高山選手らがくすぶっている。2対1のトレードなども含めて、計算できるリリーバーの補強が必要かもしれない。大島選手にしろ、高山選手にしろ、環境を変えてあげれば活躍できるかもしれないだけの実力は持っている。もちろんこの2選手のことも筆者は応援しているのだが、しかしライオンズの外野陣の層はかなり厚い。それならば外野手が手薄なチームに移籍して出場機会を与えて上げた方が、選手としては悔いの残らない野球人生を送れると思う。

とにかく今必要なことは、上位に食い込むためにはリリーバーの補強が必要だと言うことだ。球団は新外国人選手の調査も継続しているようだが、トレード期限は7月31日まで。もうそれほどのんびりはしていられない。楽天などの他チームが弱点を着実に補強している中、ライオンズだけが取り残されるわけにはいかない。勝つためには現場だけではどうしようもない。フロントがしっかりと計算できる選手を揃えられなければ、いくら監督が有能であったとしても限界がある。とにかく残り3ヵ月。勝つことにこだわった球団運営を期待したいと思う。

2009年06月28日 21:32

1軍登録・抹消情報(6/28)

▲1軍登録
#15 大沼幸二投手
#35 岩崎哲也投手

▼登録抹消
#12 岡本慎也投手
#23 許銘傑投手
再登録は7月8日以降

2009年06月28日 17:56

●2009/06/27 西武vsソフトバンク11回戦

3:24
ソフトバンク 10 12
埼玉西武

埼玉西武vs福岡ソフトバンク 11回戦 西武ドーム(観衆:30,200人)
埼玉西武ライオンズ 6勝4敗1分

継投:●石井一久~岡本慎也~許銘傑~三井浩二~小野寺力~山本淳
敗戦投手:石井一久 3勝6敗 5.49
ホームラン:中村剛也(23号)


【ゲームレビュー】
今日先発したのはベテラン石井一久投手。だが立ち上がりは最悪と言ってもいい内容だった。フォアボール、連打、ホームランなど、もっと失点していても不思議ではなかった。

Yahoo!動画にて最初から観戦していたのだが、今日の一久投手は体重移動がスムーズに行っていなかった。特に右足に体重が乗り切っていなかったように見えた。調子がいい時の一久投手であれば、踏み込んだ右足がかなり突っ張った状態になるのだが、今日の立ち上がりはそれがまったく見られず、しかも投球練習時にはその右足の踏み込みでバランスを崩すシーンも見られた。

一久投手の場合、この右足の踏み込みが浅くなるとストレートが走らなくなってしまう。スライダーとカーブは最初から良かったように感じたが、しかしストレートが走っていない分、変化球に手を出してもらえなかった。

だが4回くらいからだろうか。まるで別人に変わったかのような修正を見せた。急にストレートが走り出し、3回まではすべて見送られていたスライダーを、空振りしてもらえるようになった。これでピッチングが一気に楽になったように見えた。右打者に対しても内側に速いボールを見せることで、外側からコーナーギリギリに入ってくるスライダーで勝負できるようになった。

最後6回に失点をしてしまったが、この失点はスタミナ切れだったのかなという感じだった。ボールに切れが出なかった3回までにかなりの体力を使ってしまっていただろうから、いつもより早めにスタミナが切れてしまったのだろう。ピッチャーの場合同じ100球という球数であっても、調子がいい時と悪い時での体力の消耗はまったく違ってくる。調子が悪い時はだいたいが身体(フォーム)のバランスが悪くなっているため、余分なところに力が入ってしまい、それが体力を著しく低下させてしまう。

ライオンズでバランスが良い投手といえばまず涌井投手が思い浮かぶが、涌井投手の場合はフォームのバランスが素晴らしいからこそ、終盤になっても球威に衰えが出てこないのである。そしてこのバランスを支えているのは、涌井投手の人並み外れたランニングの量。

さて、今日はもう1人ピッチャーについて語らせて欲しい。小野寺力投手に関して。小野寺投手は本当に素晴らしい資質を持ったピッチャーだと思う。筆者も入団時から期待しているピッチャーなのだが、なぜ小野寺投手はなかなか一人前になれないのか?それは優しすぎる性格にあると思う。小野寺投手のブログを毎日読んでいると思うのが、「この選手は本当にファンを愛し、大切にしているな」ということ。これを読んでくださっている皆さんもよく知っていると思いますが、小野寺投手は球界きってのナイスガイ。

しかし野球界には、「良い人はピッチャーとしては成功できない」というジンクスがあります。つまり性格が優しいと、バッターの胸元をえぐるボールを投げられない。そういう厳しいボールを投げられないと、どうしても外角でしか勝負できなくなってしまい、バッターにもそこを狙われるようになり、結果かんたんに打たれてしまう。

小野寺投手は、今日ホークスで先発した杉内投手を見習うべきだろう。杉内投手は野球選手としては決して恵まれた体格ではない。しかし今や球界を代表するサウスポーになった。その1つの要因が、誰よりも強いハートを持っているという点だったと思う。杉内投手は数年前不様に打ち込まれた試合でノックアウトされ、ダグアウトに戻ると自分の不甲斐なさに激昂し、左手でベンチを何度も殴りつけた。左手といえば杉内投手の利き手。城島捕手が慌てて止めに入ったが時すでに遅し。左手は血まみれになり、この怪我が原因でこの一年を棒に振ってしまっている。

小野寺投手にも、そんな杉内投手のような燃える心を持ってもらいたい。しかも2人は同じ歳で55年会(松坂世代)でもよく顔を合わせる仲だろうから、刺激を受けないわけはないと思う。ちなみに今日の杉内投手は、敵ながら天晴れなピッチングでした。

そういえば以前は、ライオンズにも燃える心を持ったバッターがいました。今は球団職員としてチームを支えてくれている高木大成さんです。彼は現役時代、「ここで打たなきゃ男じゃない!」というようなチャンスで三振してしまい、ダグアウトに戻ると三振した自分に怒りをぶつけるかのように、バットでダグアウト前の柵をぶっ叩くという姿を見せたことがありました。当時はレオのプリンスと呼ばれるような甘いルックス、そして穏やかな性格からは想像もできないような姿でしたが、しかし大成さんは野球に対し、それだけの情熱を傾けていたということをファン、そしてチームメイトに見せてくれました。

もし小野寺投手に杉内投手や高木大成さんのような本物の闘志が芽生えれば、まさに球界を代表するクローザーに成長すると思います。グラマン投手のおこぼれをもらう形ではなく、グラマン投手から奪い取るという形で、小野寺投手には真の守護神になっていってもらいたい、今日の試合を観ていてそう切に思った筆者なのでした。

2009年06月27日 17:38

1軍登録・抹消情報(6/27)

▲1軍登録
#16 石井一久投手

▼抹消
#69 上原厚治郎投手
再登録は7月7日以降

2009年06月27日 17:36

○2009/06/26 西武vsソフトバンク10回戦

2:52
ソフトバンク 10
埼玉西武 × 10 10

埼玉西武vs福岡ソフトバンク 10回戦 大宮(観衆:17,215人)
埼玉西武ライオンズ 6勝3敗1分

継投:○涌井秀章~山本淳~星野智樹
勝利投手:涌井秀章 8勝3敗 2.45
ヒーローインタビュー:涌井秀章、石井義人


【ゲームレビュー】
今日の先発はエース涌井投手。5回まで好調ホークス打線を1安打に抑える見事なピッチングだった。最終的には8イニングを投げて1失点。「これぞエース」という内容だった。そして実に先発ピッチャーらしいピッチングだったと思う。ピンチを背負うまでは比較的リラックスして投げて、ピンチになった途端、全力投球にシフトチェンジ。これは以前、松坂大輔投手がよく見せていたピッチングスタイル。これが出来るようになったということは、やはり涌井投手はもう押しも押されぬエースになったということだろう。

そんな涌井投手に対し筆者は、「最近よく喋るようになったなぁ」という印象を持っている。以前の涌井投手はインタビューを受けても上手く喋れないことが多かったのだが、最近は新聞記者相手でも、ヒーローインタビューでもしっかり喋れるようになった。今夜もヒーローインタビューで「明日はデーゲームなので今夜は早く帰って、明日また来てください」という石井一久投手ばりのユニークな受け答えをしていた。名実共にエースとして成長し、精神的にも余裕が出てきたのかもしれない。エースにこれだけの安定感があれば、チームが大崩れすることもないと思う。

そして今夜は山本淳(じゅん)投手のプロ初登板だった。山本投手は2006年大学・社会人ドラフト3順目で入団し、入団当初は背番号20を与えられた期待の若手投手。近年は右肩痛などがあり苦しんでいたが、それも癒え、今日やっとプロデビューを果たすことが出来た。結果的には打者6人に5安打されて3点を失ったが、しかし内容的には悪くはなかった気がする。

渡辺監督も「相手はお前よりもはるかに高い年俸をもらってるんだから打たれた当たり前。堂々と勝負して来い!」と、あえて松中・小久保両選手に回る場面で山本投手を起用した。フォアボールを出すような逃げのピッチングだけはするなと言っていたらしいが、渡辺監督のその指示通り、山本投手はフォアボールを出すことなく、しっかりとバッターに向かっていった。

筆者が見る限り、今夜はストレートとスライダーしか投げていないように見えたが、球種は他にもあるのだろうか?そのあたりはまだちょっと分からない。恐らくまだ登板機会はあるだろうから、次回は今日打たれた反省をしっかりと踏まえて、アウト3つを取れるピッチングをして欲しいと思う(今夜は打者6人で1アウトのみ)。

山本投手がランナーを溜めてしまった後は星野投手が登板したのだが、「星野投手はさすがだなぁ」と筆者は感心してしまった。山本投手は143~144kmのストレートを投げていたのだが、それよりも星野投手が投げる134kmのストレートの方が速く見えた。百戦錬磨のベテラン投手だけあって、決して速くないストレートを球速以上に速く見せる技術が星野投手にはしっかりと備わっているのだ。

現代野球では、速いストレートだけではピッチングを組み立てることはできない。チェンジアップやカーブなどの遅い球を使って、ストレートを視覚的に球速以上に速く見せる技術を磨かなくては、なかなか速球だけでバッターを抑えることはできない。山本投手も今後は、ストレートを早く見せるという高い技術を持った星野投手らを参考にし、1軍に定着できるピッチャーを目指していってもらいたい。

ちなみに今夜の初登板はちょっとかわいそうだった気もする。山本投手は最速153kmを投げる速球派なのだが、大宮のマウンドは傾斜(角度)が少ないため、その速球を活かすことができなかった。これがもし東京ドームのような傾斜のあるマウンドでの初登板であったら、もっと違った結果になったかもしれない。そういう意味でも、筆者は次回の山本投手の登板に注目をしていきたいと思う。できれば明日・明後日のどちらかで投げさせてあげたい。
※一般的に傾斜がある方が速いストレートを投げやすく、傾斜が少ないと変化球が投げやすい。

さて、明日の先発ピッチャーは石井一久投手だ。ホークスの先発が杉内投手なだけにタフなゲームになりそうだが、しかし今シーズンの石井投手はホークスを相手に2試合を投げ、12回1/3を自責点2の防御率1.42とよく抑えている。最近5試合中4試合で好投をしている石井投手なだけに、明日の試合も期待できそうだ。

2009年06月26日 20:57

1軍選手登録・抹消情報(6/26)

▲1軍登録
#40 山本淳投手(中継ぎ強化)
#58 松坂健太外野手

2009年06月26日 16:59

渡辺久信監督、来期も続投が濃厚

ここまで借金2の4位に沈んでいるライオンズだが、後藤高志オーナーが今年で2年契約が切れる渡辺監督の続投を示唆するコメントを出した。今年は正捕手である細川亨捕手、守護神であるアレックス・グラマン投手を故障で欠きながらも優勝を狙える位置を何とかキープしていることを、オーナーは高く評価されていた。

今後も現状以上の数字をキープしていくことが出来れば、渡辺監督の続投には何の支障もなさそうだ。あとはデーブ大久保コーチの復帰が待たれるばかり。ちなみに先日、「デーブ」の名付け親でもある西鉄時代の野武士、和田博実さんが亡くなった。これにはデーブコーチも相当なショックを受けているはず。デーブコーチが西武入団した頃は、確か2軍監督か2軍コーチをされていたと思う。デーブも早くユニフォームを着て、再びグラウンドで恩返ししたいと思っているはず。

和田博実さんは昨年のライオンズクラシックでは始球式にも登場してくれていただけに、本当に残念です。稲尾和久さんに続いての訃報は、ファンにとっては深い悲しみであります。日刊埼玉西武ライオンズも、和田博実さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

2009年06月26日 14:28

細川亨捕手の復帰時期

細川亨捕手は現在右ひじ痛のため2軍調整中で、今日25日のイースタンのロッテ戦に出場予定でした。ですが急遽渡辺監督のストップがかかったため、細川捕手の実践復帰はもう少し先になりそうです。

現段階、細川捕手の右ひじの回復具合は70%程度だそうです。これを聞いた渡辺監督が100%になるまで実践復帰はさせないと2軍トレーナーに指示を出したようです。渡辺監督曰く「今度(故障再発を)やったら1年間は棒に振る」ということからの判断だったようです。

細川捕手は現在はブルペンで球を受けられるまでには回復しているようです。正捕手不在で苦戦するライオンズの1軍ですが、渡辺監督はそこからの早急な脱出よりも、細川捕手の選手生命を優先させました。細川捕手自身は、できれば今月中には実践復帰して、オールスターまでには何とか1軍復帰をしたいと考えているようです。

あと10数試合戦えばペナントレースもいよいよ折り返し地点。細川捕手には100%の状態で戻ってきてもらい、ライオンズを上昇気流に乗せる活躍を再び魅せてもらいましょう!それまでは渡辺監督の親心に応え、しっかりと回復に努めてくれればと思います。ファンも100%の状態で帰ってくる細川捕手に期待しています!

2009年06月25日 22:54

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