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#7 片岡易之


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#7 片岡易之 - Yasuyuki Kataoka

内野手(セカンド、ショート、サード)、右投右打
2004年ドラフト3巡目
宇都宮学園高校~東京ガス~埼玉西武ライオンズ
千葉県千葉市花見川区出身、1983年2月17日生、176cm / 82kg
タイトル:盗塁王(2007、2008、2009)、最多安打(2008)
ベストナイン(2008)
2010年推定年俸:1億1000万円
50mタイム:6.3秒

主将、二塁手争いに加われなかった片岡易之選手
片岡易之選手が3割打てれば盗塁数も増える
片岡易之選手、4年連続盗塁王の秘訣
片岡・中島コンビは今後名手となれるだろうか
片岡易之選手の新打法、打ち損なって打つ長打
片岡易之選手+中村剛也選手=最強のランナー
片岡易之選手に求めたい2010年の役割
片岡易之選手は2人の兄と共に“片岡3兄弟”と呼ばれ、アマチュア球界では有名な選手だった。宇都宮学園(現・文星芸大付高)時代も3番ショート主将として甲子園にも出場している。しかし高校時代までは本当に怪我が多く、甲子園も腰痛のせいで2回戦を欠場し、その2回戦でチームも敗退している。

そういうこともあり、東京ガスに入社すると登録名を本名の「保幸」から、現在の「易之」に変更した。その甲斐があったのか、その後は大きな故障もなく、2004年のドラフト3巡目でライオンズに入団した。そして前年まで松井稼頭央選手が背負っていた背番号7を与えられた。ライオンズの背番号7と言えば、松井稼頭央選手以前にはメジャーリーガー助っ人のジャクソン選手や、初代チームリーダーの石毛宏典選手が背負っていた。このことからも、片岡選手がどれだけ期待をされてライオンズに入ったかが窺える。

プロ入り後はすぐに1軍に定着し、名ピボットマンであった高木浩之選手からセカンドのレギュラーを奪うと、栗山選手と1・2番コンビを組みチームを牽引した。ただこの頃は打順は今とは逆で、1番栗山・2番片岡という順番だった。伊東監督時代の2007年までは基本はこの打順だったが、2008年に渡辺久信2軍監督が1軍監督に就任すると、これが逆になり、1番片岡・2番栗山という順番になった。

2007年に38個で盗塁王に輝いていた片岡選手だったが、さらに走りやすい1番に変わったことで2008年の盗塁数は50個にまで増え、2年連続で盗塁王を獲得している。

盗塁王を獲得していることから、片岡選手は韋駄天だと思われがちなのだが、実はそうではない。足の速さで言えば、栗山選手や赤田選手の方が恐らくは速い。しかし片岡選手には、それを補って余りある盗塁技術がある。ピッチャーのモーションを盗むのも巧いし、走り出してからスピードがトップに乗るまでも早い。そしてベースへのスライディングスピードも、他の選手と比べて段違いに速い。これらは始動を常に低い姿勢にすることで可能にしている。スライディングに関しては片岡選手曰く「ベースをすっ飛ばす感じ」で滑り込むらしい。

片岡選手はとにかく気持ちの強い選手である。今シーズンが始まる前のファンイベントでは、キャプテンの赤田選手の目の前でチームリーダー宣言をしているほどだ。筆者としては赤田選手よりも、片岡選手の方が確かにチームリーダーとしては相応しいと思う。その理由はプレーだけではなく、言葉でもチームを引っ張ることのできる選手であるためだ。そういう意味では中島選手にもリーダーの資質があると言える。

そしてその強い気持ちを特に表していたのが、2008年の日本シリーズ最終戦だった。8回の先頭バッターとして打席に立ち、巨人の越智投手から死球を受けガッツポーズを見せた。この勝利への執念は、プロ選手としては本当に大きな武器になると思う。現にこの片岡選手のガッツポーズがチームを鼓舞し、巨人を破り日本一に輝くことができた。

26歳という年齢だし、1番バッターとして不動のレギュラーも張っている。恐らく来年は名実共にチームリーダーに成長しているのではないだろうか。中島選手とは同級生になるため、どちらがチームリーダーになっていくのか、ファンとしてはこれも大きな楽しみの1つである。

そして片岡選手に関してもう1つ。片岡選手は今年のWBCで初めて日の丸を背負ったのだが、その際チームメイトになったヤクルトの青木選手から、かなりバッティングに関してアドバイスをもらったらしい。これは今年の片岡選手のバッティングフォームにも顕著に現われている。

昨年まではもう少し背中を立てた構えだったのが、今年は青木選手にそっくりなクラウチングスタイルに変わっている。これを片岡選手がどういう意図で変えたのかは筆者には分からない。クラウチングスタイルのメリットとしては、目線がよりボールの高さに近づくため、球筋の見極めが楽になる。そしてコンタクトにしても目に近い位置で行えるため、ミート力もアップする。

だが結果としては、5月初旬の現在ではまだ大きな効果は見えていない。ひょっとしたらフォームがまだ体に馴染んでいないのかもしれない。そう考えると、交流戦明けあたりに爆発するような予感もする。

昨年は最多安打に盗塁王を獲得した片岡選手だ。ファンにしろ本人にしろ、まだまだ今の数字には納得していない。1・2番コンビが塁を引っ掻き回してこそのライオンズ野球だ。チームはまだ波に乗り切れていないが、これから暑い時期を迎えるまでには、なんとか片岡・栗山両選手の1・2番コンビでチームを牽引して行ってもらいたい。

 打撃成績 Batting Results





























2005 81 219 194 29 51 10 0 4 73 16 6 1 14 1 9 0 1 21 1 .263 .298 .376
2006 115 468 404 57 118 21 4 4 159 44 28 9 33 3 24 0 4 42 4 .292 .336 .394
2007 116 486 422 40 108 19 2 3 140 34 38 9 35 6 17 1 6 51 7 .256 .290 .332
2008 139 634 582 85 167 25 6 4 216 46 50 17 19 2 24 1 7 57 11 .287 .322 .371
2009 139 646 588 92 153 32 4 13 232 58 51 12 12 3 36 2 7 72 8 .260 .309 .395
通算 590 2453 2190 303 597 107 16 28 820 198 173 48 113 15 110 4 25 243 31 .273 .313 .374


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2009年05月11日 17:44 


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