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●2009/05/17 ロッテvs西武9回戦


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埼玉西武 10
千葉ロッテ × 10

千葉ロッテvs埼玉西武 9回戦 千葉マリン(観衆:14,363人)
埼玉西武ライオンズ 3勝6敗0分

継投:平野将光野上亮磨~土肥義弘~岡本慎也
敗戦投手:平野将光 0勝1敗1S 5.49
ホームラン:松坂健太(1号)


【ゲームレビュー】
今日の千葉マリンの風速はいつも以上の11mを計測していた。この風速は、普通に立っていることも難しいほどだ。そんな中、今日の投手陣は本当に苦労したと思う。特に平野投手にとっては災難だったと思う。平野投手はストレートが武器の本格派ピッチャー。変化球の精度はまだそれほど高くはないが、しかしストレートにスピードが乗った時の威力は素晴らしい。しかし今日の試合は、その威力を風によってそがれてしまった。

千葉マリンスタジアムの海風は、上空ではセンター方向からホーム方向に向かって吹いてくる。しかしグラウンドレベルではこれが真逆になる。センター方向から吹いてきた風がホームベース側のスタンドではね返り、グラウンド上の風は、ホームからセンター方向に吹き付ける。つまりピッチャーにとっては諸刃の風になるのだ。

上空に高く上がったホームランボールは、風によって押し戻され、普通の外野フライになることがほとんど。今日もこのようにして風はピッチャーを大いに助けた。しかしグラウンドレベルでは風向きが逆になるため、ピッチャーが投げるボールにとってもアゲインスト(逆風)になってしまい、ストレートの初速と終速の差が激しくなる。つまり投げたボールの勢いが激しく失われてしまうということ。こうなってしまうとストレートは棒球のようになり、バッターに簡単に弾き返されてしまう。ストレートを武器とする平野投手にとっては、本当に大きな受難だったと思う。

これが逆に変化球投手であれば、ボールに対するアゲインストで、変化球のブレーキングが劇的にアップする。恐らく岸投手のカーブを今日のような風の日に投げたら、バッターからするとボールが一瞬止まったように見えるはずだ。

1995年4月21日、元オリックスの野田投手が千葉マリンで登板し、強風を利用したフォークを多投し、日本記録となっている1試合19奪三振という凄まじい記録を残している。このように千葉マリンの風は、速球派投手に対してはかなり厳しいものとなるが、変化球投手に対しては大きな味方となりうる。

今日先発した平野投手は速球派ではあるが、こういう時はやはり状況に合わせるピッチングができるようにならなくてはいけない。銀仁朗捕手も風を計算して、ムリにでも平野投手に変化球を投げさせるべきだった。特に最近覚えたチェンジアップをもっと多投していれば、結果はもっと違っていたと思う。

これで借金2で交流戦に突入することになってしまった。ライオンズはなぜか交流戦を苦手としている。昨年も10勝14敗と負け越し、一昨年は9勝15敗、2006年こそは19勝16敗だったが、初年度の2005年は18勝18敗。トータルでは56勝63敗、勝率は.470と低い。

交流戦では大きな連戦がないため、先発ピッチャーは恐らく涌井帆足石井西口の5投手で回すと思う。場合によっては西口投手を飛ばして涌井投手に先発させ、1つでも多くの勝ちを狙いに行くはず。今年のライオンズのこれまでの戦績を考えると、今回の交流戦はとても大事な交流戦になる。交流戦で貯金を作れるか作れないかで、夏場以降の戦いに大きな影響が出てきてしまう。勝ち越せればオールスター前に浮上を狙えるし、もし負け越せば、かなり厳しい状況に追い込まれてしまう。

明日1日休んで、いよいよ火曜日から始まる交流戦。初戦は大宮で中日を迎え撃つ。先発投手は岸孝之。今シーズンは6戦6勝の岸投手だ。ライオンズとしてはこの試合は絶対に落とすことはできない。何としてでも勝たなければいけない!

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2009年05月17日 20:32 


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