
○2009/05/12 オリックスvs西武7回戦

| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | ||
| 埼玉西武 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 9 | 1 | |
| オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 5 | 12 | 0 |
オリックスvs埼玉西武 7回戦 スカイマーク(観衆:10,502人)
埼玉西武ライオンズ 4勝3敗0分
継投:岸孝之~岡本慎也~星野智樹~大沼幸二~小野寺力
勝利投手:岸孝之 6勝0敗 3.05
セーブ:小野寺力 1勝2敗2S 4.38
ヒーローインタビュー:ボカチカ
【ゲームレビュー】
岸投手は今夜6試合目の先発マウンドに登ったのだが、なんと今シーズン無傷の6連勝を記録した。これは去年から数えると通算12連勝になり、松坂大輔投手の10連勝、東尾修・郭泰源両投手の11連勝を超える連勝記録となった。だがそれでもヒーローインタビューがボカチカ選手だったのは、今夜の岸投手はあまり状態が良くなかったためだった。
6イニングを投げて6安打3四死球3失点。初回の立ち上がりこそはボールも走っているように見えたのだが、2回以降はボールのばらつきが目立つようになった。しかしそんな状態でも勝ち星を挙げられるのは、岸投手がずっと勝ち続けているからだと思う。勝ち運がある時は、どんなに打たれたとしても勝ててしまうことがある。だから岸投手にはこの勝ち運を今後も大切にしていってもらいたい。
さて、今夜はちょっと筆者的にあまり面白くないプレーがあった。それは初回、G.G.佐藤選手がタイムリーヒットを打った時の2塁への走塁。G.G.佐藤選手はタイムリーを打って一気に2塁を陥れようとしたが、悠々のアウトになってしまった。G.G.佐藤選手のこの走塁ミスは、すでに今シーズン筆者が実際に見ているだけでも2つ目だ。これがギリギリアウトというプレーであれば、積極果敢な走塁と評価することもできる。しかし野手がボールを持って待っているところに滑り込んで行くような走塁だった。これは積極果敢というのではなく、ただのボーンヘッドである。つまり打球判断、外野手の守備力、自分の走力が把握できていないということだ。筆者も学生時代は今夜のG.G.選手のような走塁ミスを犯し、よく監督に説教を受けたものである。
この走塁ミスがG.G.佐藤選手の判断なのか、それともファーストベースコーチの判断なのかは筆者には分からない。なぜなら、Yahoo!動画ではコーチャーの姿が映されていなかったため、(進塁を合図する)腕を回していたのかが分からない。
また別の試合では、コーチャーの完全な判断ミスもあった。ロッテ戦だったろうか?中島選手が三本間に挟まれてしまったのだが、捕手の送球が中島選手の背中に当たり、ボールがファールゾーンへと転がった。それを見てサードベースコーチは中島選手をホームに突っ込ませたのだが、この時も悠々アウトになっている。この時ベースコーチは、ボールがファールゾーンに転がった段階でボールから目を切っていた(ように筆者には見えた)。
今年のライオンズのベースコーチは、ファーストが岡村コーチで、サードが清家コーチ。コーチ陣も乗れないチーム状態にあって、判断が甘くなっているのかもしれない。例えばこれが、血管にライオンズブルーの血が流れる伊原春樹元サードベースコーチ(現巨人ヘッドコーチ)であれば、このようなプレーはさせていないはずだ。埼玉西武ライオンズはまだまだ若手選手が多く、昨年日本一になったとは言え、まだまだ発展途上のチームであることに違いはない。そしてコーチもまだまだ発展途上なのかもしれない。
コーチに関してもう1つ気になる点があるのだが、筆者的にはなぜ1軍打撃コーチを森・黒田両コーチにしているのかが分からない。昨年の1軍打撃コーチはデーブ大久保コーチと熊澤とおるコーチだった。デーブコーチは仕方ないにしても、熊澤コーチは一軍に配置すべきだったと思う。今シーズンのライオンズの打撃不振はデーブコーチの不在だけではなく、熊澤コーチの不在も大きく影響していると筆者は考えている。
しかし今シーズンは最後までこの体制で行くのだろう。万が一1・2軍コーチの入れ替えがあったとすれば、それはライオンズが打てずにまったく勝てていないことを意味する。そうなってもらっては困ってしまう。こうやって野球を見ていくと、プロになってからもやはりコーチや監督の存在は大きいんだなと実感してしまう。マリナーズのイチロー選手がオリックス時代にブレイクしたのも、土井監督から仰木監督に代わったからだった。もしオリックスの監督が土井監督のままだったら、イチロー選手のブレイクは何年も遅れていたかもしれない。
さて、今日は最後にもう1つ。今夜は小野寺投手のピッチングがすごかった!まさに気迫溢れる炎のピッチング!筆者が見たここ数年の小野寺投手のピッチングの中では、一番良かったと思う。ストレートがスピードガン以上に速く見えて、ローズ・日高・後藤の3選手は全員振り遅れていた。特にローズ・後藤の2選手は手も足も出ないという感じの三振だった。
今夜の小野寺投手のストレートは、画面を通して観ているだけでも重さを感じた。恐らくボールがしっかりと指に掛かっていたのだと思う。もし今後も継続して今夜のようなピッチングを続けることができたら、グラマン投手が帰って来ても守護神の座は間違いなく小野寺投手のものになるだろう。ストレートがあれだけ走っていれば、左バッターへのチェンジアップも、右バッターへのフォークも威力を増す。しかし大事なのは次の登板だ。次の登板でも今夜のようなピッチングができるかどうか、それが鍵だ。明日からの交流戦前最後の5連戦も、筆者は小野寺投手の炎のピッチングに期待したいと思う!
【明日の予告先発投手:#16 石井一久投手】


2009年05月12日 23:45 Tweet


