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○2009/05/28 阪神vs西武2回戦

埼玉西武
阪神

阪神vs埼玉西武 2回戦 甲子園(観衆:44,395人)
埼玉西武ライオンズ 1勝1敗0分

継投:○涌井秀章~H三井浩二~H西口文也~S小野寺力
勝利投手:涌井秀章 5勝2敗 2.71
セーブ:小野寺力 1勝2敗4S 4.70
ホームラン:G.G.佐藤(8号)
ヒーローインタビュー:佐藤友亮


【ゲームレビュー】
この試合の先発は涌井投手が先発だったため、まさか5点の攻防になるとは思わなかった。しかし何よりも、連敗が止まってよかった。これで借金は再び4へ。交流戦では12球団で最下位に沈み、リーグ戦でも4位に低迷している。これからライオンズが上位に浮上していくためには、とにかく連勝が不可欠。土日に西武ドームで行われる巨人戦に連勝して、何とか弾みをつけたいところだ。

さて、この試合では渡辺監督の驚くべく采配があった。なんと3番手ピッチャーとして西口投手を8回に投入した。フォアボールなどで満塁のピンチを招いたものの、何とか無失点に抑えた西口投手。西口投手のリリーフ登板は実に9年振りだったらしい。

試合前、渡辺監督は宿舎の部屋に西口投手を呼び出し、しばらくはリリーフとして起用することを直接伝えたらしい。渡辺監督の意図としては、短いイニング限定で投げさせることで、腕強く振る感覚を西口投手に思い出させたいということらしい。そしてリリーフ陣への起爆剤としての期待も高い。

試合日程が緩やかな交流戦中は、西口投手はリリーフで使われていくようで、このリリーフ登板で何とか復調し、交流戦明けに先発に戻すという大まかなプランはあるようだ。この試合後、渡辺監督は「今夜の西口のスライダーは好調時のものに戻っていた」とコメントしており、さっそく効果が出始めている。

さぁ、明日からは西武ドームに巨人を迎えての2連戦。先発は恐らく帆足の順番が濃厚。サウスポーエースとレオのプリンスで、なんとか2勝してもらいたい!まずは4つある借金を1日でも早く完済しなければならない。でなければ、いつまで経っても浮上することができない。今のライオンズ打線であれば、ピッチャーが3点以内にしっかり抑えることができれば、必ず4点以上取ってくれるはずだ!まずは明日、頑張れ帆足投手!

2009年05月29日 14:50

●2009/05/27 阪神vs西武1回戦

埼玉西武
阪神 ×

阪神vs埼玉西武 1回戦 甲子園(観衆:46,160人)
埼玉西武ライオンズ 0勝1敗0分

継投:石井一久野上亮磨~星野智樹~岡本慎也
敗戦投手:石井一久 2勝4敗 4.78


【ゲームレビュー】
石井一久投手は今夜も素晴らしい投球を披露してくれた。さすがは阪神キラーと呼ばれるだけはある。これまで石井投手は阪神を相手に20勝12敗、防御率2.34という相性の良さを誇っている。今夜もその相性の良さが際立った形となった。

しかし打線が石井投手の好投に報いることができなかった。5回に下柳投手から奪った1点も、石井投手自らのバットによるものだった。いくら好投手が相手とは言え、ちょっと打線につながりがなさすぎる。最近は特に片岡選手のところで途切れてしまうことが多い。チャンスには強いバッターであるはずなのに、なかなか波に乗り切れずにいる。筆者としては、早めに熊澤とおるコーチを1軍に呼び寄せ、早めの手当てをした方がいいように思えてならない。

現に森・黒田両コーチの布陣で結果が伴っていない。今シーズンは21人の打者が1軍で打席になっているが、そのうちコンスタントに活躍をしているのは3番の中島選手と4番の中村選手のみ。あとの選手は軒並み低打率に喘いでいる。

筆者は今シーズンの打撃コーチの移動を知った瞬間に、今年は貧打に苦しむことを予想していた。デーブ大久保コーチの件は仕方がないにしても、熊澤とおるコーチを2軍に移動させた理由が分からない。フロント曰く、2軍打者の底上げとのことらしいが、しかし2軍どころか、ライオンズはまだ1軍でさえ発展途上の選手ばかりなのだ。例えば栗山選手にしろ、G.G.佐藤選手にしろ、毎年活躍してきた選手ではない。まだまだ伸び白のある選手たちだ。

昨年は、せっかくデーブ・熊澤体制で発展途上だった選手たちが一気に伸び始めたのだ。だからこの流れを汲んで、せめて熊澤コーチだけでも1軍に配置すべきだったと思う。

熊澤コーチは、メッツ時代不振に喘いでいた松井稼頭央選手を完全復活させたパーソナルコーチだ。その打撃理論には定評があり、コーチングも高く評価されている。昨年は1軍打撃コーチ補佐という肩書きだったため、恐らく今年1年を2軍で補佐ではなく、1人のコーチとしてコーチ経験を積ませ、来年1軍にコーチとして戻す考えなのかもしれない。しかしそれなら、1軍ででもいいと思う。

とにかく今年のライオンズ打線は、好投手が相手になるとまったく打てていない。得点力がいくら高くても、勝っている試合での大量点が多い。大切なのは、勝てそうな試合でしっかりと着実に点を重ねることだ。そのためにはやはり選手の能力だけではなく、しっかりとした理論を持ったコーチの助言が不可欠になる。

明日はいよいよ涌井投手がプロ入り後初の甲子園のマウンドに立つ。エースでこの連敗に歯止めをかけなければいけない。このまま借金を増やしてしまえば、前半戦で優勝が絶望的になってしまいかねない。とにかく今は、勝利あるのみ!

2009年05月27日 21:42

中島裕之選手のバッティングフォーム解説

中島裕之選手のバッティングフォームは、テレビ番組で“ぶった斬り打法”と命名されています。筆者もこの番組を観た記憶はあるのですが、実際にどのようにして命名されたのかは忘れてしまいました。ですが今日は、このぶった斬り打法について筆者なりの解説をしていこうと思います。

まず、中島選手をホームランバッターだと思っている方は少なくないと思います。現に2004年には27本塁打を放ち、プロ野球解説者の山崎裕之さんも「彼には30本打たせてあげたい」と言っていたほどです。ですが中島選手本人の気持ちとしては、ホームランよりも打率にこだわりがあるようです。

2004年になぜ27本打てたかと言うと、ノーマークだったからだと言えます。前年オフに松井稼頭央選手がメッツに移籍してしまい、その大きな穴を埋めるべく1軍に上げられた中島選手は、2004年は7番ショートに固定され、全試合フルイニング出場を果たしました。しかし2002~2003年までは、1軍で打席に立ったのはわずかに105打席のみ。つまり相手チームには、中島選手の情報がほとんどありませんでした。

そのために相手バッテリーも攻め方に困り、その迷いの中で失投が生まれ、それを中島選手がしっかりとハードヒッティングできていたという訳なのです。プロ入り3年目にして失投を逃さずに仕留められるバッティング技術は、さすがですね。

中島裕之選手のバッティングフォームの特徴と言えば、バットを上段に構え、左腕の上腕二頭筋部分を口元に持って行き、その腕とヘルメットの日差し避けのわずかな隙間から、相手ピッチャーを見るという構えです。このフォームには、ピッチャーに対して威圧感を与えられるという効果があります。反対にピッチャーは、帽子を深く被ることでバッターに威圧感を与えることができます。要するに、相手に自分の目を見にくくするということです。

続いてタイミングの取り方ですが、中島選手はボールが来るギリギリまで体を揺らしてタイミングを計ります。一昔前であれば、このタイミングの取り方は指導の中で修正させられていたものでした。特に日本のアマチュア球界では、ウェイティングポーズで体を動かすことは、スウィングにぶれが生じると言われ指導の対象になることがあります。当の筆者も子どもの頃は、そういう始動を受けました。しかし実際にはそんなことはありません。常にタイミングを計ることで、動から静、静から動への動きがスムーズにつながるようになります。

最初の動はタイミングを計る動き。静とは軸足に体重を乗せて、スウィングに入る直前の静止。そしてそこからスウィングを始動させ、再び動へ。中島選手のバッティングフォームは、この一連の流れが非常にスムーズになるわけです。メジャーリーガーにはこのようにタイミングを計る選手がとても多いですね。

多くのバッターはグリップを、ウェイティングポジションからテイクバックし、そしてそこからバットをスウィングさせていきます。しかし中島選手の上段の構えというのはそうではなくて、通常のバッターがテイクバックしたポイントに、始めからバットを構えているんです。これは見た目の豪快さとは相反し、非常に合理的なバッティングフォームです。一言で言えば、バットを常に最短距離で振り抜くことができるんです。

例えば中島選手と真逆なのが、先日引退された小関竜也選手です。小関選手はグリップをピッチャー側に置いて構えていました。これにはどういう効果があるかと言うと、ボールの動きに合わせてバットの動きをアジャストさせやすくなります。簡単に言うと、ピッチャーが投じたボールの勢いを殺してコンタクトすることが可能になります。打つと言うよりは、ボールを払うという感覚ですね。一方中島選手はそうではなく、ボールの勢いに対し、それ以上に強い勢いでコンタクトさせています。

中島選手と小関選手の違いは、凡打した際、中島選手の場合は打球が詰まることが多いのですが、小関選手は引っ掛ける凡打が多くなります。

中島選手はバットを寝かせて構えています。これはアベレージヒッターの1つの大きな特徴で、やはりこれもバットを最短距離で出すために高い効果があります。つまり、バットをスウィングする線上に合わせた角度でバットを構えているため、スウィング中に無駄な動作がなくなります。無駄な動作がなくなるということは、スウィングの軌道が安定し、意識をボールだけに集中させることが可能になります。

並みのバッターであれば、コンタクトの瞬間、ボールとバットの両方を見てしまいがちですが、しかし中島選手の場合はバットの軌道が安定しているために、ボールさえしっかり見ていれば、ブラインドスウィングでバットをボールに合わせられるんです。

そして中島選手のバッティングフォームのさらにいい点は、フォロースウィングにあります。バットを振り抜いて、そのバットが背中側に回った際、中島選手の姿勢はきれいな二等辺三角形を描きます。これは非常にバランス感覚に優れるため、タイミングを外されたり、フォームを崩されたりしても、比較的しっかりとしたスウィングを可能にしてくれます。この二等辺三角形は、人よりも2倍3倍バットを振り込まなければ中島選手のようなきれいな三角形は描けません。このような点から見ても、中島選手が普段、どれだけ多くの練習を積み重ねているかを察することができます。

筆者が中学生だった15年ほど前は、西武ライオンズの清原選手がバッティングの見本のように言われていました。しかし現在では、この中島選手を見本にしてもいいと思います。それくらい中島選手のバッティングフォームには無駄が少なく、合理的なスウィングをしていると思います。

ということで、今日は中島選手のバッティングフォームについて筆者なりの解説をしてみました。あくまでも筆者の持っている野球理論の中で解説をしていますので、賛否両論あるかもしれません。その辺りはどうぞご了承くださいませ。

2009年05月27日 15:51

●2009/05/25 広島vs西武2回戦

埼玉西武
広島 ×

広島vs埼玉西武 2回戦 マツダスタジアム(観衆:24,558人)
埼玉西武ライオンズ 0勝2敗0分

継投:岸孝之~許銘傑
敗戦投手:岸孝之 6勝1敗 3.12


【ゲームレビュー】
ついに岸投手の連勝記録が12でストップしてしまった。11ヵ月振りの黒星。今日はさすがに勝たなくてはいけないゲームだったが、しかし相手が悪すぎた。目下31イニング連続無失点中だった大竹投手。大竹投手は今夜も西武打線を相手に7イニング無失点と好投し、記録を38イニングに伸ばした。

岸投手の調子自体は決して悪くはなかった。ただ数球あった失投を、確実に打たれてしまったというだけ。2回の1失点は仕方ないにしても、しかし3回のホームランは防ぎたかった。2アウト・ランナー2塁の状況で、要注意バッターである栗原選手を打席に迎えた。1-1までは良かったが、3球目のインローのストレートをすくわれてレフトへのホームラン。2アウトだし、1塁も空いているし、できればボール球で勝負して欲しい場面だった。

最悪2アウトでランナー2・1塁にして、当たっていない嶋選手との勝負を選んでも良かったと思う。しかし結果的には栗原選手にホームランを浴び、嶋選手を浅いレフトフライに打ち取った。ここはベンチワークで作戦を徹底させるべき場面だったと筆者は感じた。もちろん結果論でしかないのだが。

今日の勝負どころは、あまり書きたくはないのだがやはり4回だったと思う。まずG.G.佐藤選手がレフト前ヒットで出塁し、大崎選手がショートへの内野安打で続いた。これでノーアウト2・1塁。続く銀仁朗捕手へのベンチワークは、当然送りバント。しかしこのバントを銀仁朗捕手が決められず、ピッチャー前に転がった打球を大竹投手が好フィールディングで3塁へ送球し、G.G.佐藤選手がフォースアウトに。

大竹投手のフィールディングが良かったとは言え、ここのところ銀仁朗捕手のバント失敗があまりにも多すぎる。これではベンチでも作戦の立てようがなくなってしまう。野球というスポーツは不思議なもので、バントを失敗してしまうと多くの場面で流れが相手チームに移ってしまう。逆に初球でバントをしっかりと決めると、流れを一気に引き寄せることができる。

銀仁朗捕手のあとは岸投手が打席に立ち三振。そして続くバッターは1番に戻って片岡選手。初回に2ベースヒットを打っているだけに期待された打席だった。だが片岡選手へ初球を投じる前に大竹投手は1塁に牽制球を送り、あろうことが銀仁朗捕手がタッチアウトになってしまった。あっという間に3アウトチェンジ。

2塁にランナーがいる場合、1塁ランナーは単独スチールができなくなるため、バッテリーの警戒もやや薄れる。しかしだからと言って、自らの走塁能力を無視してはいけない。バント失敗を取り返そうと逸る気持ちは分かるが、相手が大竹投手だけに、ランナーは1人も無駄にできない場面だった。そしてライオンズにっては4回が、この試合最初で最後のチャンスとなってしまった。

明後日からは西武ドームに戻って阪神との2連戦。恐らく先発は石井一久投手と、涌井秀章投手になると思う。打線が好調なだけに、先発ピッチャーがしっかり試合を作ることができれば、2連勝も狙えると思う。

今年も銀仁朗捕手のリードは内角を攻め切れていない。ここは石井・涌井両実力派投手がしっかりとキャッチャーをリードして行ってもらいたい。巧く内角を使うことができれば、ピッチャーが少しくらい調子が悪くてもある程度のピッチングはできるもの。もはやキャッチャーだけに頼るわけにはいかなくなった。経験豊富なピッチャー陣で、まだまだ経験の浅いキャッチャー陣をしっかり引っ張っていってもらいたい!

2009年05月26日 00:42

●2009/05/24 広島vs西武1回戦

埼玉西武 12
広島 × 11

広島vs埼玉西武 1回戦 マツダスタジアム(観衆:28,309人)
埼玉西武ライオンズ 0勝1敗0分

継投:西口文也~大沼幸二~三井浩二~野上亮磨~星野智樹
敗戦投手:西口文也 3勝2敗 6.57
ホームラン:中村剛也(17号)、中島裕之(6号)


【ゲームレビュー】
この試合はまさに西口投手が大誤算となってしまった。筆者としては金曜日に先発させるのかと思っていたが、渡辺監督はこの試合に西口投手を持って来た。大エースの好投で、今シーズン日曜日初勝利を目指したのだと思うが、しかしふたを開けてみれば2回途中6失点KO。よーいドンで6失点されては、いくら打線が好調だからとは言え、なかなかゲームを立て直すことはできない。

打線の方はこの試合も上々だった。初回から4点をもぎ取り、西口投手をかなり楽にしてあげることができた。だがその裏、西口投手も同じく4失点。渡辺監督も「一番情けないと思っているのは西口本人」とコメントしている。確かに大エースとは言い難い投球内容だ。今後先発での起用はまだ未定だそうだが、しかし西口投手に復調してもらわなければ、連勝で貯金をすることもできない。今のライオンズに必要なのは、とにかく連勝すること以外にはない。

だが光明としては、クリーンアップに流れが出来て来たという点だ。本来ならばG.G.佐藤選手が打つべく5番を、今シーズンは石井義人選手が打つ機会が増えている。もちろんG.G.佐藤選手の不調もあってのことだったが、とは言え当初は石井選手の状態が良かったわけでもなかった。しかしここに来て、石井選手の打率が急上昇し始めている。この試合が終わった段階で3割目前の.287は、規定打席には12打数足りないものの、チームでは第3位の打率だ。

最近5試合でも4試合で2安打を放っており、しっかり6番のG.G.佐藤選手につないでいる。だが欲を言えば、ポイントゲッターである5番を打つ限りは、もう少し打点を挙げる活躍が望ましいところ。得点圏打率は.241と低く、打点も7しかない。一方のG.G.佐藤選手は打点こそ178打数で17点あるが、得点圏打率となると.234とさらに低い。

ちなみに中島選手は打率.339に対し、得点圏打率は.474と非常に高い。中村選手も打率.300に対し得点圏打率は.346と良く打っている。

得点力はリーグ2位(230得点)の破壊力を持っている。だが一方では失点数が211失点とリーグ5位に低迷。得失点差は19。首位日本ハムの得失点差は72で、大きく水をあけられている。ゲーム差も6.5ゲーム差に開き、借金も3に戻ってしまった。ホークスが交流戦で連勝しているだけに、ライオンズとしてはここで離されるわけにはいかない。恐らく25日の先発は岸投手だ。救援陣が不調という状況では、やはり岸投手の完投勝利に期待をせずにはいられない。今シーズン7勝目をかけての登板、期待しましょう!

2009年05月25日 10:53

○2009/05/23 西武vs横浜2回戦

横浜
埼玉西武 × 10 17

埼玉西武vs横浜 2回戦 西武ドーム(観衆:24,471人)
埼玉西武ライオンズ 1勝1敗1分

継投:帆足和幸~岡本慎也
勝利投手:帆足和幸 2勝2敗 4.13
ヒーローインタビュー:帆足和幸栗山巧


【ゲームレビュー】
今日の帆足投手は昨日の大敗もあり、初回からかなり気合が入ったピッチングを見せてくれた。特に2回、吉村選手を見逃し三振に取った場面では、闘志溢れるマウンド捌きを見せてくれた。さすがはライオンズで1番ハートの強いピッチャーだけのことはある。決して本格派の速球投手ではない帆足投手だが、しかしその姿には速球派顔負けの堂々たるオーラが漂う。

ただもったいなかったのは7・8回に浴びた2本のホームランだった。試合としてももう仕上げのイニングだったし、もう少し丁寧にコーナーを衝いて欲しかった。佐伯選手のホームランは仕方ないにしても、金城選手に打たれたホームランは、防げたホームランだったと思う。しかしそれでも、内容的にはトータルとしては上々だったと思う。帆足投手に関しては、次回の登板も期待できそうだ。

そして打線の方は5月に入り、一気に調子を上げてきたように思える。渡辺監督も言っている通り、やはりライオンズは2番が打ち出すと打線がよく機能する。この試合も栗山選手が3安打放ち、帆足投手と共にお立ち台に登っている。

この試合に関しては、相手の先発ピッチャーが昨年まで日本ハムにいたグリン投手だったことも幸いしたと思う。ライオンズ打線は比較的グリン投手を得意としていて、昨年のクライマックスシリーズでもよく打った記憶がある。そういういいイメージも影響して、2回までに5点を奪うことができた。あとはこの調子の良さを、好投手を相手にした時にどれだけ発揮できるかだと思う。相手チームのエース級からも3~4点取ることができれば、この調子の良さは本物だと言って間違いない。

打線の調子が良いからこそ、投手陣はもっと踏ん張らなければいけない。先発陣が少しずつ調子を上げてきている中、救援陣への不安を払拭することが未だできない。筆者はこのブログでも何度か書いているのだが、ワズディン投手をリリーバーとして1軍に帯同させるべきだと思う。1軍と同日の5月23日のファームで先発をしているのだが、巨人を相手に7イニング3失点の好投を見せている。先発として今後1軍で通用するかは分からないが、しかしリリーバーとしてならワズディン投手はある程度の結果は出せると思う。

救援陣に不安を抱えたままでは、接線になった時に勝負に出ることができない。代役守護神である小野寺投手などはボール自体は走っているのだが、しかし安定感に欠く。だがこれは筆者が見る限り、銀仁朗捕手のリードに疑問を覚えることがある。

銀仁朗捕手はマリナーズの城島捕手を師事しているだけあり、リードの仕方も城島捕手によく似ている。しかし城島捕手のリードは、パワーピッチャーが投げていればこそのリードなのだ。小野寺投手のように、速いストレートを持っていても球質が少し劣る場合は、やはり緩急をつけてリードをしてあげなければいけない。しかし銀仁朗捕手はストレートが走っていると見るや、ストレート一辺倒のリードをしてしまう。それで小野寺投手が痛打される場面も多々あった。

キャッチャーを育てることは大切である。しかし試合に勝つことはそれ以上に大切。ここは首脳陣も、数試合野田捕手をスタメンに使ってみてはどうかと思う。投手をリードすることに関しては、経験的にも年齢的にも野田捕手の方がずっと上だ。野球は扇の要にぐらつきがあると、なかなか勝ちに行けないスポーツ。首脳陣には育てるということ以上に、勝つことにもっともっとこだわっていってもらいたいと思う。

2009年05月25日 10:13

●2009/05/22 西武vs横浜1回戦

横浜 15 19
埼玉西武

埼玉西武vs横浜 1回戦 西武ドーム(観衆:16,323人)
埼玉西武ライオンズ 0勝1敗0分

継投:●涌井秀章~三井浩二~許銘傑~大沼幸二
敗戦投手:涌井秀章 4勝2敗 2.37
ホームラン:G.G.佐藤(7号)、中島裕之(5号)


【ゲームレビュー】
筆者は、まさか今日涌井投手が先発をするとは予想していなかった。先週の登板を見る限りでは、西口投手の状態も上がりつつあるかのように思えていたからだ。それでも渡辺監督が涌井投手を先に持ってきたということは、やはり危機感があるためだろう。

もちろんカードの初戦をエースで取りたいという考えもあったと思うが、それ以上に、涌井投手に1試合でも多く投げてもらって、できるだけ交流戦中に貯金を作りたいと考えているからだと思う。しかし結果的にはそれが実を結ぶことはなかった。

涌井投手はこの試合、5回1/3を投げて10安打8失点と炎上。打たれたボールを見ていくと、どれも高めだった。決してコントロールが悪かったわけではないのだが、しかし勝負どころで力み、ボールが少しずつ高めに行ってしまったようだ。だがエースと言えども、1年を通してすべての登板で良いピッチングができるわけではない。見ている方とすれば、涌井投手で負けたなら仕方がないと開き直り、気持ちを入れ替える他ない。

だが情けなかったのが救援陣だ。三井・許両ベテラン投手が涌井投手の後を継いだのだが、2人で3イニング投げて、8安打5失点。これではモップピッチャーとしても使えないというのが現状だろう。三井投手に関しては、ボールがまったく走っていなかった。ストレートは球速以上に遅く見えたし、変化球も、ストレートを投げる時と腕の振りが違っていた。腕の振りが球種ごとに変わってしまうと、バッターに何を投げるか簡単に読まれ、そして簡単に打たれてしまう。ジョンソン選手に打たれたホームランも、それで打たれたのではと思う。あまりにも簡単にホームランを打たれすぎた。

いつも書くことだが、打線はしっかりと点を取ってくれている。この試合も5点を取ってくれている。それに応え、救援陣にはもう少し気持ちを込めてボールを投げてもらいたい。6回と9回のビッグイニングは防げるものだった。今のライオンズ救援陣に最も足りないものは技術ではなく、バッターに向かっていく闘争心だと思う。どうも最近の救援陣のピッチングを見ていると、消極的に見えて仕方がない。ライオンズには渡辺監督や小野コーチ、そして潮崎コーチという現役時代ハートの強かった首脳陣が揃っている。そんな首脳陣の姿勢を見習わないのは、もったいな過ぎるというものだ。そして頑張っている銀仁朗捕手には申し訳ないが、やはりピッチャーをしっかり引っ張っていける細川捕手の不在は、想像以上にダメージが大きいようだ。

2009年05月25日 09:10

阪神・再び野田浩輔の獲得へ動くのか

筆者は阪神タイガースのことはもちろん、セ・リーグの状況はほとんど知りません。熱烈なライオンズファンであり、熱烈なパ・リーグファンですので。ですがライオンズの選手に関することにはかなり触手が反応します。

実は今シーズン始まる直前にも、阪神が野田捕手を獲得するという噂がありましたが、この時は噂と報道だけで、実際に野田捕手のトレードが決まることはありませんでした。

しかしここに来て、再び阪神が野田捕手の獲得を目指しているようです。阪神は矢野捕手の復帰の目処が立っていないらしく、経験豊富な捕手の獲得を目指しているようです。ライオンズの今季の弱点となっている中継ぎ投手との交換トレードを希望しているようですが、でもきっとまとまらないでしょう。

ライオンズは現在、正捕手である細川捕手を左肘の張りで欠いている状態です。そんな状態でもし野田捕手を放出してしまえば、1軍の捕手は銀仁朗捕手と上本捕手のみになってしまいます。2人ともまだまだ経験は浅く、安心して扇の要を任せられるには至っていません。特に上本捕手は、1軍での捕手経験はほとんどありません。

また、万が一この2捕手のどちらかが怪我でもしてしまえば、それこそ捕手の代役がいなくなってしまいます。ということで、阪神の希望は恐らく通らないでしょう。

野田捕手に関しては、まだまだ老け込むには早すぎる年齢です。自身では三番手捕手を自認しているようですが、しかしまだまだ銀仁朗捕手よりは経験豊富で、捕手としての能力は高いと筆者は考えています。育成という方針から銀仁朗捕手が起用される機会が多くなっていますが、でもいざという時は、細川捕手不在の今、頼れるのは野田捕手です!

故障や送球イップス(送球恐怖症)を乗り越えてきた野田捕手です。お家の一大事であるこういう時にこそ、力を発揮してもらいましょう!

2009年05月22日 12:57

西武首脳陣、新外国人選手獲得へ調査続行

ライオンズ首脳陣・フロントは、現在新外国人選手の獲得に向けて調査をしているようです。今シーズンはグラマン投手・ワズディン投手・ボカチカ選手の3外国人選手でスタートしたのですが、まずグラマン投手が左肩痛で戦列を離れ、そしてワズディン投手は不調のまま2軍で再調整。

投手・野手ともに調査をしているようですが、しかしインフルエンザの影響で渉外担当が渡米して調査をすることができず、現在は既存のリストやビデオで調査を続けているようです。

野手の方は、G.G.佐藤選手が本調子になれば獲得の必要はないのかもしれませんね。そろそろ完全復調を期待したいところではあります。やはりクリーンアップは2人ではなく、3人でなければ打線はなかなか繋がらないものです。中島中村両選手が好調なだけに、この波にサーフィンが趣味のG.G.佐藤選手も乗ってきてもらいたいものです。

2009年05月22日 12:47

細川・グラマン、前半戦の復帰は絶望的

右肘の張りで2軍調整中の細川捕手、同じく左肩痛で調整中のグラマン投手の、前半戦での復帰が絶望的であることが分かりました。

細川捕手も右肘の張りがなかなか引かず、少なくとも交流戦中の復帰はないとのことです。渡辺監督も「先のある選手だから、100%になるまでムリはするな」と言っているようで、当面は銀仁朗捕手を使い続けることになりそうです。

そしてグラマン投手に関しては、本人がアメリカでの治療を望んでいるようで、近日中の治療方針の話し合いにより、一時帰国して治療に専念する可能性が出てきました。潮崎ピッチングコーチも「前半戦は計算に入れていない」と言っており、早期の復帰はなさそうです。

そしてアメリカでの検査の結果によっては、左肩を手術することも選択肢に入れているようです。左肩にメスを入れれば、今シーズン中に復帰できる可能性はなくなります。しかしそれで完治させられるなら、手術してしっかり治して、来年また素晴らしいピッチングを見せてもらいたいと思います。

正捕手と守護神を欠き苦戦が続いているライオンズですが、最近10試合は6勝4敗と少し持ち直してきました。このペースを崩さず、今年は交流戦で“逆襲のレオ”と行きましょう!

2009年05月22日 12:37

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