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デーブ大久保略式起訴


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2008年日本シリーズ終了直後に発覚した、デーブ大久保コーチの女性への暴行事件。その内容は2008年8月、デーブコーチが30代の知人女性に暴行し、腕に軽傷を負わせたというものだった。発覚したのは2008年11月だったが、しかし報道ばかりが先行してファンに真実は見えないままだった。「警察の判断で真実が分かるだろう」と潔白を主張していたデーブコーチの言葉を信じるより他なかった。

しかし今年3月27日、東京簡易裁判所はデーブコーチに対し、20万円の罰金を支払うという簡易命令を出した。ということは、デーブコーチは女性の主張を認めたということなのだろうか。球団もデーブコーチから報告を受けておらず、詳細については未確認らしい。結局のところファンは未だに真実が分からない。とは言え、マスコミの記事を鵜呑みにするわけにもいかない。

この問題の責任を取る形で、デーブコーチは今シーズン、打撃コーチからプロ担当スカウトに転属した。他球団とのトレードを画策するのが職務で、以前は潮崎哲也コーチなどが引退後に務めていた。噂によれば球団は1~2年の冷却期間を置いて、再びコーチに復帰させる予定らしいが、実際のところは今オフになってみないと分からない。

昨年のライオンズは198本塁打という驚異的な破壊力で日本一を達成した。これまで眠っていた若獅子たちを目覚めさせ、ここまでの打線に育てたのは、やはりデーブコーチの手腕だ。2007年までのコーチたちの指導が、デーブコーチによって花咲かせられた。毎日一番早く球場に入り、そして最後まで球場にいた。家に帰ってもデータを見直し、次の試合の打線を練ったり、選手に与えるアドバイスを寝ずに考えたりもしていたそうだ。

火のないところに煙は立たないと言うから、デーブコーチと女性の間には何らかのいざこざはあったのだろう。またマスコミが報じた隠し子問題に関しても、やはり悪いイメージが付きまとってしまう。だがこれらの問題だけでデーブコーチを判断してはいけない。デーブコーチはそれこそ命懸けで渡辺監督に仕え、チームを1992年以来の完全優勝での日本一に導いたのだ(2004年はシーズン2位から、プレーオフでの日本シリーズ進出)。この功績は決して小さくはない。

自分が指導した選手が活躍すると、肉離れを起こすほど飛んで喜んでくれるコーチ、これほどまでに選手を思ってくれるコーチが他にいるだろうか?いや、筆者が思い出す限りデーブコーチ以外には思い当たらない。

以前、工藤公康投手渡辺監督、デーブコーチの3人で食事をした際、デーブコーチは2人に対しこう言ったそうだ。「もし二人のうちどちらかが監督になったら、自分が命懸けでコーチをやります」。その通りデーブコーチは、命懸けで渡辺監督を支えたのだった。デーブコーチがどれだけ野球に対して真摯かは、渡辺久信監督の著書『寛容力 』を読んでいただければお分かりいただけると思う。

筆者としてはぜひ来年、新しいユニフォームをデーブコーチ着させてあげたい。そしてまたサヨナラ勝ちの場面で肉離れを起こす姿を見てみたい。

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2009年04月13日 23:30 


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